10・21臨時国会開会日行動

軍拡ではなく暮らしに 高市政権NO!

 【東京】10月21日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会、9条改憲NO!全国市民アクション、共謀罪NO!実行委員会の共催による「『改憲反対!税金は軍拡ではなく暮らしに!10・21臨時国会開会日行動』」が衆議院第2議員会館前で行われ、300人が参加した。
 主催者あいさつを菱山南帆子さん(総がかり行動実共同代表)が行い、「今日は国際反戦デーだ。この日に超ウルトラ・極右ファシスト政権が誕生しようとしている。女性初の首相が誕生すると言われているが、こんな形で言われたくなかった。戦前回帰のような内閣が誕生することに最大の危機感をもって臨時国会を闘いぬきたい。ジェンダー平等は後退し、反戦・反差別・平和の運動が大きく後退しないように力を合わせて闘っていこう」と呼びかけた。
 福島みずほ参院議員(社民党党首)、「沖縄の風」の伊波洋一参議院議員と高良沙哉参院議員、仁比聡平参院議員(日本共産党)、杉尾秀哉参院議員(立憲民主党)が連帯アピール。

スパイ防止法制定阻止に向けて

 岩崎貞明事務局次長(日本マスコミ文化情報労組会議〈МIC〉)は、「スパイ防止法案は、人々を分断し、敵と決めつけたら徹底的に攻撃し、その存在を危うくする。とくにメディアのように情報を集めて人々に訴える仕事そのものが摘発の対象になりかねない。МICは、メディアに対する圧力を許さず、スパイ防止法に反対する取り組みを確認している」と発言。
 鴨志田祐美弁護士(日弁連再審法改正推進室長)は、「国会空白の間に法制審は、来年の通常国会にえん罪被害者を救済するような改正案ではなく、逆行するような内容の改正案を提出する準備をしている。えん罪被害者を救済する再審法改正案を審議すべきだ」と強調した。
 塚本和也弁護士(改憲問題対策法律家6団体連絡会)は、「馬毛島基地反対住民訴訟」の支援を訴えた。
 角田富夫さん(共謀罪NO!実行委員会)は、「自民・維新の連立政権が作られたならばスパイ防止法の制定は一挙に加速される。すでに秘密保護法制はあるのに、ここにきてスパイ防止法の制定を自民、維新、国民、参政党などが叫んでいる。現にある秘密保護法がスパイを軸にして一挙に重罰化するということだ。戦争国家化の強まりの中でスパイの名のもとで鎮圧することをねらっている。スパイ防止法を阻止するために様々な団体と連携し、今臨時国会から進めていきたい」と発言。
 最後に主催者から行動提起が行われ、今後も国会行動を強めていくことを確認した。(Y)

臨時国会も厳しく監視し、国会を包囲へ(10.21)


 

週刊かけはし

購読料
《開封》1部:3ヶ月5,064円、6ヶ月 10,128円 ※3部以上は送料当社負担
《密封》1部:3ヶ月6,088円
《手渡》1部:1ヶ月 1,520円、3ヶ月 4,560円
《購読料・新時代社直送》
振替口座 00860-4-156009  新時代社