ミサイル配備は憲法違反

富士にミサイルやめて!の会

 【静岡】3月14日(土)静岡県駿東郡小山町の陸上自衛隊富士駐屯地の特科教導隊への長射程ミサイル配備(本年度末までに島嶼防衛用高速滑空弾、26~27年度中に12式地対艦ミサイル能力向上型)に反対する現地行動が行われ、県内外から120人の仲間が参加した。
 富士駐屯地正門前の道路の両側に思い思いの横断幕やプラカードを持ってスタンディングを行った。
 午後1時、「富士にミサイルやめて!の会」の林共同代表が抗議行動開始の宣言を発し、県下、東・中・西からバスで参加した仲間は各車2人ずつがスピーチを行った。

富士駐屯地の隊員に向けて

 浜松から参加した竹内康人さんは、富士駐屯地の隊員に呼びかけるように訴えた。長射程ミサイルの配備は憲法の平和理念にも専守防衛の考え方にも、平和共存による国際友好にも反するものであること、22年12月の安保三文書では自衛隊員の戦闘での死傷が想定され、身体情報のデータ化、緊急外科手術の教育課程の充実、血液製剤の備蓄、遺体処理の訓練が行われていることを紹介、アメリカは西太平洋のいかなる有事においても自衛隊が最前線に立つと公言していること。
 自衛隊員が米軍の不法な戦争の前盾にされ死傷することがないようにと述べ、アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃を批判しない日本政府と明確に批判したスペインと対比して、国際法違反を批判し戦争を止めることが自衛隊員の命を守ることになると訴えた。
 最後に自衛隊員にも基本的人権が保障されていること、不当な命令には服しない権利があることを訴えた。

防衛省の住民無視の暴走を許さない

 防衛省は3月9日、地元関係自治体に対し3月31日に島嶼防衛用高速滑空弾を配備することを正式に通知したことを発表した。また同日未明、富士駐屯地から3月7日に搬出した12式地対艦誘導弾能力向上型の発射機を熊本県の健軍駐屯地に搬入し3月31日に同ミサイル部隊の配備を完結すると発表した。
 富士駐屯地行動には、東京から武器取引反対ネットワークの杉原浩司さん他が先月21日の静岡集会に引き続き駆けつけアピールをいただいた。

米海兵隊による国道469号線越えのロケット射撃訓練中止を

 会は、防衛大臣・富士駐屯地司令宛に「富士駐屯地への長射程ミサイル配備中止を求める申し入れ」を行った。小笠原里夏共同代表が読み上げ、申し入れ書を手交した。
 申し入れ書は、長射程ミサイルを日本各地に配備する政府・防衛省の計画は、憲法9条が禁止する武力による威嚇そのものであり、憲法違反の政策であると指摘し、アメリカとイスラエルが国際法に違反して開始したイランとの戦争においても、武力攻撃と同時にミサイルの応酬が始まって戦禍は拡大、ミサイルを保有したところで戦争を防ぐこと(抑止力とならない)はできないし、ミサイルによる敵基地攻撃は紛争をエスカレートさせ、被害を拡大させるだけと述べ、1967年に静岡県知事・東富士演習場地域農民再建連盟と防衛施設庁長官(当時)との間で確認された「ミサイル基地化しない」「ミサイルを持ち込まない」との約束を守り、長射程ミサイルを含むミサイル配備計画を直ちに中止するよう求めた。
 また、本年5月に予定されている米海兵隊による国道469号線越えの高機動ロケット砲シズテム(ハイマース)射撃訓練の中止を強く求めた。
        (S)

富士駐屯地正門前で抗議行動(3.14)

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