国旗損壊罪反対9・17行動

「国境も国旗もいらない」

旗より人権 被災者救え

 【東京】9月17日・木曜日、19時30分~首相官邸前(国会議事堂前駅3番出口徒歩1分)で「『国旗等損壊罪』を葬り去ろう!9・17官邸前行動」がおこなわれた。主催は「『国旗等損壊罪』反対連絡会」だ。70人が参加した。

国旗損壊罪を無効化へ

 那須さんは「法案成立後もこれだけの人数が官邸前に集まっている。私たちの行動で国旗損壊罪を無効化しようではないか」「夏休み期間にひとり親世帯の子どもの36%が1日2食以下で過ごしたといわれている」「高市政権は、この子どもたちに『君が代を歌え』『日の丸に敬礼せよ』『国家に敬意を持て』というのか。ナンセンスだ」と述べた。

見直し規定をぶっ壊す

 伏見さんは「大衆行動と訴訟の2つのたたかいを考えている」「この国の主人公は私たちだ。私たちが常にファイティングポーズをとって、それをありとあらゆるところで徹底していくこと、それこそが3年後の見直し規定をぶっ壊す、国旗損壊罪を廃止にさせていく、最も近道だ。国境も国旗も私たちが決めたものではない。国境も国旗もいらないような国をつくろうじゃないか」と述べた。
 「ナフサがたりない」といっている人は「刑罰で愛国心を強要する国は必要ない」と述べた。宮城から来た元教員は「おばんです(こんばんは)」と述べ「おかしいと思ったらすぐ声をあげることが重要だ」と語った。
 仙台の参加者は「国旗損壊罪、国旗損壊処罰法と改正皇室典範は、天皇制の下で労働者や市民を黙らせるための法律だ」と批判し、「全国でもっと大きな声をあげやすいように、特に若い世代が参加しやすいようにしていけたら」と述べた。
 大口昭彦弁護士は、日本の「臣民意識」がアジア侵略と悲惨な結果をもたらした歴史を指摘し、「日本の主権者はわれわれ自身なんだという主権者意識こそ最も大切だ」と述べた。

フランスやドイツとの違い
 
 元都立高校教員は、フランスの国旗が自由・平等・博愛の理念を、ドイツの国旗が憲法(基本法)を象徴するのに対し、「日の丸は大日本帝国の旗であり、侵略のシンボルだ」「そんな旗を刑罰で尊重させるのは、まったくの筋違いだ」と批判した。
 ジョニーHさんはギターを弾きながら歌を歌った。
 「ちょぼちょぼ市民連合」のTさんは、皇室批判に罰則を求める動きを「第2の国旗損壊罪」と警告し、「自分とは関係ないといって放置しておくと大変なことになる」「内面的な価値については、国家権力は介入してはならない。人びとの自治にまかせるべきだ。これが近代国家の成立原理だ(丸山真男)」と述べた。

「私はこんな総理
大臣がほしい」

 この日の行動では、Hさんがゾーイ・レオナルド(Zoe Leonard)が1992年に書いた「私は(こんな)大統領がほしい」(I want a president)という詩に着想を得て書いた「私は総理大臣がほしい」が紹介された。
 Hさんは「生理用ナプキンを買うお金がなく、トイレットペーパーを折りたたんで股にあてたことがある人。公共交通機関で痴漢にあい、制服に精液をかけられたことがある人。電車が怖くなり、友達と手をつないで乗ったことがある人。職場で『まだ結婚しないの?』『痩せた方が可愛いんじゃない』と言われたことがある人。友達から泣きながら性被害を告白されたことがある人。日本に住む外国人の話を聞きに行く人。自分の知らない人たちのところへ行き、その人たちの話を聞こうとする人。自分のルーツを理由に差別されたことがある人。パレスチナのニュースを見て日本の過去の加害を思い出し、眠れなくなったことがある人。そんな総理大臣がいい(抜粋)」と語り、「書きながらつらいことを思い出して泣いた」と述べた。
 85歳の参加者は国旗損壊罪を「不敬罪の復活」であり「治安維持法への第一歩」と位置づけ、「アメリカでも国旗を破って逮捕された人がいる。でも連邦最高裁は憲法違反と判断した」と述べた。
 最後に伏見さんは10月から原告募集を開始すると述べ、那須さんは「次回は2倍3倍の結集を」と呼びかけた。
 「旗より人権 被災者救え」。「歴史の忘却許さない」。「差別とヘイトの日の丸いらない」。
(SМ/2026年9月23日)

国旗損壊罪反対行動を続け、広げていこう(9.17)

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