7・10狭山事件の再審を求める江東地区集会

石川一雄さんの遺志を引き継ぎ、再審開始と無罪判決を実現しよう

 【東京】7月10日、東京江東区総合区民センターで、「石川一雄さんの遺志を引き継ぎ、再審開始と無罪判決を実現しよう 狭山事件の再審を求める7・10狭山江東地区集会」が部落解放江東共闘会議の主催で開かれた。
 和田三郎さん(江東部落解放研究会)は「石川一雄さんが殺害された時刻に殺害現場ではなく、別の場所にいて犯人でないことを、原武史さんの『歴史のダイヤグラムで、石川一雄と入間川駅』というエッセイ(朝日新聞の日曜版)で明らかにした。石川さんが入間川駅で時間を確認したら、午後5時3分前で、ちょうど電車が出た後だった。16時57分頃、お客さんが改札に出てくる時間帯であった。寺尾判決文によれば、女子高生が殺害されたのは16時半頃ということ。原さんは石川さんが入間川駅にいたのは確実だと書いている」と紹介し、ここからも石川さんが犯人でないことが明らかだと開会のあいさつを行った。
 続いて、共闘代表幹事の山口純一さん(東京交通労組)が、高市政権の憲法改正の動きを止めることの重要性と地域の共闘の力でえん罪事件を晴らす闘い・狭山事件への取り組み、真の再審法改正を求める運動への取り組みを訴えた。
 集会基調案が提案され、次に、「狭山第4次再審請求審の現状と今後に向けて」と題して狭山事件再審弁護団の山本志都弁護士の講演を受けた。
 山本弁護士は狭山裁判の現状と再審無罪を勝ちとっていった歴史と再審法改正の攻防を明らかにした。再審法で検察官の抗告問題については原則禁止を盛り込ませたが、証拠の全面開示について、請求人に閲覧権保障なしや、目的外使用について罰則を設けるなど、内閣・法制審案のひどさについて指摘し、これを変えさせることの重要性を訴えた。
 狭山裁判については、新しくついた前田巌裁判長が7月にプレゼンテーションを行うことになっていて、ここから再出発になる。再度、差別やえん罪の運動であることを知らしめる運動の拡大が必要だ。再審法改正運動と表裏一体のものとして、市民による監視+検察批判として狭山闘争をやりぬこうと、山本弁護士は提起した。
 最後に飯塚康浩さん(部落解放同盟江東支部委員長)が9月30日、狭山東京集会(台東区民館)、10月29日、狭山全国集会、日商ホールそして、毎月の亀戸駅頭での狭山23デー署名・宣伝行動への参加を訴え、団結ガンバローで集会をしめた。 (M)

問題提起する山本志都弁護士(7.10)

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