5・16 沖縄「復帰」54年を問う集会&デモ
普天間基地返還条件で日米政府の見解は全く食い違っている
米軍普天間基地を即時全面返還せよ
【東京】5月16日午後3時からJR原宿駅表参道・神宮橋周辺で、沖縄「復帰」54年を問う集会&デモ「米軍普天間基地を即時全面返還せよ」ミニ集会が沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック主催で行われた。180人が参加した。
普天間基地返還を反故に
1996年4月、「7年以内に全面返還する」と表明したSACO合意から30年。米国務省は2025年9月、米政府監察院(GAO)が「辺野古とは別の長い滑走路の選定が終わるまで普天間基地は返還されない」と明記し、沖縄県内に長い滑走路の確保を求めてきた。小泉防衛大臣は2月24日、記者会見で「長い滑走路が確保されなくとも、普天間基地が返還されないということは全くない」と主張した。
普天間基地返還条件で日米政府の見解は全く食い違っている。「普天間基地の危険性除去には、辺野古新基地建設が唯一の選択肢である」と唱えていた日本政府のペテンが白日の下にさらされたことが明らかになった。
返還協定54年後の現実
沖縄反戦地主会・関東ブロックが主催者あいさつ。
「返還協定が結ばれて54年になるが、いま沖縄はどういう状態に置かれているのか。基地はなくなっているか、他県と同じように生きる権利が保障されているか。沖縄に70%の基地を押しつけて、日本の安全保障のために、沖縄は利用されてきた。沖縄に対する差別を許さない、基地の返還を目指していきたい。
特に普天間基地についてはかってに米軍が基地を作った。世界一危険な基地だ。基地のグレーゾーンの中には保育園や学校、病院などが含まれている。憲法改悪を許さず、平和を求め、共にがんばっていこう。
9月13日に、県知事選挙がある。6月25日、沖縄知事選勝利集会、日比谷コンベンションセンター(日比谷図書館地下)で行う。ご支援をよろしく」。
反戦地主会の闘いの報告
一坪の仲間が普天間基地返還を求める反戦地主会を紹介した。
「公開審理の金城さんの話をまず紹介したい。
私自身は嘉手納基地の土地を所有している一坪反戦地主だ。私は関西に住んでいる沖縄人としての立場で話をしたい。基地被害が具体的に沖縄の中で、いろいろ起こっている。しかし基地被害がその沖縄の現地だけでなく、本土においてもいろんな問題を起こしている。それは基地があるがために、沖縄で仕事ができずに、集団就職なり単身でヤマトに来た青年たちがいろんな偏見と差別を受けて苦しみ、犯罪に走りそして自殺に追い込まれたという事実がある。
復帰間もないころ、それがたいへん心配になったわけです。それはヤマトが沖縄というものを、どういうふうに、見ていたか考えさせられている。もう一つは沖縄がヤマトをどのように見ていたのか、考えなければならない。
沖縄の中で、仕事がないということで、あの当時は、県は本土の方へどんどん出していった。職場がどんなに劣悪であろうと、違う条件であろうと、目をつぶっていくような状況がよく見受けられ、私たちは1975年に、自分たちの生活や権利を守らなくてはならないと関西の地で会を結成した。それが関西沖縄青年の集い・ガジュマルの会だ。
一坪反戦地主という形で、呼びかけがあり、私は関西にいて、土地を持つべきかどうか仲間と論争したが、心をつなげたいという思いで、一坪反戦地主として、加わった。それは基地をなくし、その基地の跡と共に、土地を耕し、共に沖縄を離れた沖縄人と思いを語りあい、そして沖縄が平和な島になるように私自身も、参加したいと思っている。
残念ながら、沖縄に帰るべき土地がない。復帰後基地の合理化のために、またヤマトにたくさんの人が出てきていた。沖縄に戻れない状況がずっと続いている。私はそのオジイ、オバアをせめて最後は沖縄で死なせたい。沖縄に帰りたいという思いを持ちながら、沖縄に帰れなかった先輩たち、その先輩たちが何万人も本土にいます。沖縄離れた沖縄人の思いを共に、基地をなくしながら、そして帰れる場所、土地を返してほしい。
沖縄青年の思い
金城さんの話を引用したが、金城さんも言うように、基地被害というものは沖縄現地だけのものではない。私の解釈。日本人と沖縄人の権力構築問題は沖縄から遠く離れた、例えば東京においても、社会の構造の深い所で、埋め込まれている。日本人が支配して、沖縄人が従属をさせられる構造が反復している。
植民地は二元論的な世界だ。征服する主体と従属させられる主体という権力関係の二項がいたる所に網の目のように張り巡らされる。沖縄人はこうした構造に直面している。植民地化とは二元論に分割・分配して再配置するプロセスだ。
土地の略奪は沖縄人を沖縄の大地から、引きはがし、打ち負かす征服戦争だ。沖縄に仕掛けられた征服戦争は姿形を変えながら、現在も復調している。
沖縄人はこのことに、耐えられない。従属化の鎖を私は切断していきたい。ヤマトは帰るべき祖国ではなかった」。
5月30日~6月14日「辺野古 唯一」はウソだ!普天間基地を返せ 6月アクション、6月13日(土)午後3時アピール、4時からデモ(JR新宿駅東口)が呼びかけがあり、渋谷デモへ向かった。
原宿から渋谷にかけてはたくさんの人通りがあり、外国人たちが手を振ったり、写真を撮ったりと関心を持ってもらえた。 (M)

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