国会議事堂前に2万4000人
3・25「平和憲法を守るための緊急アクション」
米国・イスラエルによるイラン攻撃に抗議する
自衛隊をホルムズ海峡に派遣するな
【東京】3月25日午後7時半から、国会議事堂正門前で「平和憲法を守るための緊急アクション」が行われ、雨が降りしきる中2万4000人(主催者発表)が集まった。
主催はWe Want Our Futureと憲法9条壊すな!実行委。前回3月19日は1万1000人を超える若者たちや女性たちが集まった。始まる前にラップ調の音楽が流され、ペンライトが振られ会場が一体化する独特な雰囲気に包まれた。憲法前文や9条が読み上げられ、平和憲法が持つ重要性を訴えた。コール「武力で平和はつくれない。平和憲法日本の宝。改憲反対平和を守れ。自由を守れ。戦争反対9条守れ」など。
司会者が「アメリカとイスラエルによるイランへの爆撃に抗議する。いかなる理由があっても、他国の主権を脅かすことは許されない。イラン革命防衛隊による人民弾圧は許せないが、だからといって軍事介入をし、戦争を始めていいわけがない。私たちは日本政府が国際法・国連憲章に従って、アメリカとイスラエルの行動を非難し、攻撃の中止を訴えるとともに、各国が交渉による平和的解決を取り組むように要求すべきだ。平和憲法を持つ国として、国際社会において平和維持の役割を今すぐ果たすことを求める」と最初に述べた。
菱山南帆子さん(「許すな!憲法改悪・市民連絡会」) の訴え
アメリカとイスラエルが始めたイラン攻撃に、日本の自衛隊をホルムズ海峡に派遣することに反対の声が多く上がった。高市首相はトランプ大統領と会ってきたものの、具体的な派兵については決められず帰ってきた。これはこの間の反戦デモが広がっていることの効果なのだろう。運動の広がりが派遣を止めている。しかし油断はできない。高市首相にとって、憲法9条がじゃまだということが透けて見える。アメリカ言いなり政治をするために、今国会の会期内で、憲法9条に手を付けてくる可能性が十分にある。
かつて日本はアジア侵略し、多くのアジアの人々を虐殺し、性暴力や強制連行など数々の悪事を行った。日本も大空襲や原爆の投下などで大きな被害を受けているが、一方で加害国でもある。加害歴史を繰り返さないということだ。それが憲法9条だ。
長射程ミサイルの配備、敵基地攻撃能力の保有、イスラエル製の武器の購入によるガザ虐殺への加担など日本は再び再武装し、世界を脅かす存在になろうとしている。「平和憲法を壊すな 今こそ生かせ」の声で戦争を止めよう。4月5日午後6時半から、池袋駅西口で市民と野党の共同のペンライト集会を行う。
環境NGOから発言
気候変動から地球環境をどう守るか。アメリカとイスラエルによる軍事攻撃で多くの命が奪われている。イランの巨大な石油施設が爆破され、有害な物質が雨に混ざり降ってきた。この汚染は数十年に渡って、土壌や水に残りそこで生活する人々の健やかな日々を奪う。戦争は最大の環境破壊だ。戦争も気候変動もその根底にあるのは特定の誰かが未来を自分たちの都合で犠牲にしてもよいという暴力的で許されない論理だ。
そうした考え方にはっきりとノーを突き付けなればならない。日米首脳会談で、高市総理はアメリカへの投資を明らかにしたが、脱炭素に逆行する化石燃料関連だ。日本の温室効果ガスの年間排出量の2割に相当し、世界の気温上昇を1・5度に抑えるという国際的目標に逆行するものだ。
化石燃料への依存は温暖化の問題だけではなく、戦争に巻きこまれるリスクも高まる。横須賀などが他国への攻撃拠点として使われ、日本が戦争の当事者になる可能性にさらされている。
平和憲法は他国の人々を攻撃しない約束であると同時に、今を生きる私たちだけでなく、将来世界へ平和に暮らし続けることができる地球環境を手渡すという約束でもあるはずだ。化石燃料からも脱却することだ。日本の自給率は14・3%とほとんどを外国からの化石燃料の輸入に頼っている。2040年までに、自給率を増やし7%まで下げることができる。
自国のエネルギー資源のために、誰かの平和を脅かさず、戦争に加担しない再生可能エネルギーへ転換していくことで、平和を示すべきだ。平和なしに持続可能な未来はない。
沖縄出身者の発言
沖縄では憲法が適用されていない。日米安保があり、日米地位協定がある。翁長元
知事が、日本国憲法の上に日米地位協定があるようだと言った。沖縄は27年間、憲法が適用されない時代を過ごしてきた。
戦争になったら真っ先に狙われるのは軍事基地が集中している沖縄だ。沖縄は日本を守る最前線に立たされている。石垣島、宮古島、与那国島などいざ戦争になれば強制的に避難させられる。沖縄を戦場化させないために努力をしていこう。イラン攻撃をめぐって沖縄の海兵隊が中東に派遣されている。沖縄がすでに加害者になっているかもしれない。沖縄を二度と戦場にさせない。沖縄のことを忘れず、平和を憲法を守っていこう。
若者たちの独自な運動が大きな盛り上がりをつくりつつある。さまざな運動を結びつけて、高市らの憲法改悪の発議を何としても止めよう。 (M)

「武力で平和はつくれない。改憲反対平和を守れ。戦争反対9条守れ」のコールが響きわたった(3.25)

ペンライトデモが国会を包囲した(3.25)
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