横堀農業研修センター控訴審 7・3東京高裁控訴審傍聴行動闘う
第2回口頭弁論 10月9日(金)午後2時集合:3時開廷 東京高裁101号法廷
(横堀農業研修センター裁判を支える会ニュース第9号転載)
7月3日、横堀農業研修センター裁判控訴審第1回口頭弁論の傍聴行動が行われた。
横堀農業研修センター裁判を支える会は東京高裁での裁判を前に、正午から裁判所前で10数人でビラまき。
午後2時、70人の参加で裁判所前行動。シュプレヒコールを上げた後、横断幕を先頭に裁判所前を入廷行進。
裁判所に入って、10分前から先着順で101号法廷に入廷。傍聴92人。
多くの論点があり、審理をつくせ
3時から控訴審(相澤眞木裁判長)は控訴人=被告(反対同盟・共有者)側の控訴理由書、準備書面、求釈明、そして被控訴人=原告・成田空港会社側の控訴答弁書、訂正申立書などを陳述したとする手続きを行った。
成田空港会社は提出書類の添付資料を忘れてくる御粗末さで、控訴審の8日前になってから1審判決で強制買収が認められたセンターの建物についての物件目録の訂正を申し立ててくるというでたらめさだった。反対同盟・共有者は、空港会社が第3滑走路29年3月供用を断念した以上、裁判を急ぐ理由はなく、多くの論点で審理が尽くされてないことと藤井NAA社長と熊谷県知事の証人尋問の必要性を主張してきた。今回の裁判では横堀現闘本部裁判のような1回での結審は避けられ、第2回は10月9日となった。
控訴審裁判報告集会
閉廷後、弁護士会館で75人が参加し裁判報告集会を行った。
集会では、この日の裁判について、清井礼司弁護士、山下一夫さん(事務局)、辻和夫さん(同)が説明。
清井弁護士は「次回期日を勝ち取った」と、今回の口頭弁論での結審を許さなかったことの意義を指摘。
裁判で反対同盟・共有者は一審判決の誤りを指摘した昨年8月の控訴理由書に続いて、今年3月と4月に提出した準備書面で、裁判を急ぐ理由がないことを指摘。
そして、証人申請に加えて、強制執行の対象になる共有地の場所が確定しないまま、一審判決が出された地番問題の経過を明らかにするために、法務局に昔の公図の提出を求めた申立てを出した。さらに空港会社が控訴審直前になって一審判決で認められた物件目録で木造のセンター建物を鉄骨造りなどと誤っていた点の訂正を、一審判決後に申し立てたのに対して反対同盟・共有者が行った求釈明について説明。
その他、こちら側から補償額の訂正を求めていくことについて「補償額の訂正を求めることは賠償を認めているように感じるかもしれないが、大木よねさんの強制収用では立木1本1本補償額を算定しており、あくまで研修センターの価値の過小評価を許さないということ」と説明。
元合宿所常駐者で控訴人=被告の吉澤茂さん、佐藤幸子さんが発言。
吉澤さんは「裁判で問題になっている地番や建物のことを少しずつ思い出してきた。記憶をたどりながら、裁判の力になれば」。
佐藤さんは「裁判中は分からなかったが、説明を聞いて、引っかかるところが出てきた。ひっかかるところには何としてもくらいついていって、はっきりさせていく取り組みを。一緒にがんばっていけたら」
欠席した柳川秀夫さん(反対同盟世話人)からはコメントが寄せられた。
樋ケ守男さんは成田空港夜間飛行差止訴訟について発言。関西の山本将嗣さん、一審で柳川さんとともに陳述した平野靖識さんが発言。
最後に7月25日の三里塚闘争60年集会への参加・賛同が呼びかけられた。
控訴審へのコメント 柳川秀夫
皆さん、ごくろうさまです。本日は参加できなくてすみません。
現地ではそこら中工事が行われ、日々風景が変わっています。 菱田の集落も、移転で急速に消えゆくさまは、今日、全国でも農村集落の傾向として、老人ばかりになり、やがて荒廃してゆく。そのような農村社会のありさまを早送りで見せてくれているようです。
経済効率を趣とした開港の結果は、すでに地球的課題までいきつき、せめてもの方策として、あくなき経済発展は一定のところでとどまらなければならないけれど、そんな中、空港機能強化の名目で巨大化を止めようとしない。
とても無理なことだ。
中東でトランプ、ネタニヤフが仕掛けた戦争。石油が上がり、石油問題の中身があからさまになった。まさに石油文明のことだ。
すみからすみまで、化学物質として生産され、経済活動や個々の生活のもとになって豊かさを享受してきたわけだけれど、負の結果として今日の深刻な問題まで行きついてしまった。
空港の巨大化も石油文明の負の結果から例外にはならず、考慮すべきときに来ている。
高裁にあっても熟慮願いたいものだ。
2026・7・3

報告する清井礼司弁護士(中央)(7.3)

東京高裁前でアピール行動(7.3)
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