5・11東電刑事裁判福島県集会

最高裁決定を許さない!
勝たないことは、負けることではなく、勝つか学ぶかだ!

 【福島】5月11日には、郡山市で「東電刑事裁判 被害者を踏みにじり、次の原発事故を準備する最高裁決定を許さない!福島県集会を開いた。
 最初に2012年6月に福島原発告訴団が福島地検に告訴した時の記録が上映された。皆若い。佐藤支援団長のあいさつに続き弁護団が最高裁決定の問題について報告した。
 大河弁護士は、「最高裁の誤りは、原発の特性、事故による被害の甚大性、そこから求められる安全性を検討、考慮していないこと」とした。
 北村弁護士は、ネルソン・マンデラの「わたしは負けない。勝つか学ぶかだ。」という言葉を引き、「原発に関する闘いで負けることは存在しない」と「学ぶこと」を呼びかけたうえで最高裁決定は、「現実、実相を見ていない。裁判官には被害の実態を自分のことのように想像できるようにすること」と現地に行くこと、記録することの意義を強調した。
 しかし、東京地裁、東京高裁、最高裁の裁判官は現地調査をすることなしに無罪、上告棄却の判決文を書いたのだ。海渡弁護士、河合弁護士、甫守弁護士は、録画で登場した。 河合弁護士は、無罪判決の背後には司法も含めた原子力村の支配構造があることを強調した。
 甫守弁護士は、「低頻度大規模事故には備えなくともよいと宣言し、さらなる悲劇を早期に起こさせようとしている」と現在の司法界を糾弾した。
 ゲストの講談師、神田香織さんは、いわき市から東京に避難した鴨下全生さんのいじめ体験と国策との闘いを紹介するとともに、「この裁判で得た証拠は素晴らしい財産。これからの闘いに大いに役立つでしょう」「その意味で負けていない。あきれ果ててもあきらめない。闘いはこれから。」と力強く励ました。

原発との闘いに生かす

 最後に、県内各地から参加した原告団、支援団、事務局メンバーが一人ひとり現在の思いと次の闘いへの決意を表明した。
 佐藤支援団長は、刑事裁判の闘いの経験と財産を生かし、東電旧役員に13兆円の支払いを命じたと東電株主代表訴訟の6月6日控訴審判決の勝利を目指すことや、刑事裁判報告集の作成、全国各地での報告集会開催、裁判記録公開の場の設定、今後の廃炉作業に対する監視活動の取り組みについて説明し、参加を呼び掛けた。
 最後に、武藤類子福島原発告訴団長が、これまでの活動と支援に深く感謝しますと述べて集会は閉じられた。闘いは続く。 (世田達)

東電刑事裁判 福島県集会(5.11)

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