8.10ミャンマー連邦民主主義国家樹立推進評議会のリーダーとの交流会

連邦民主国家の樹立に向けて

日本の支援・連帯を訴える

 【東京】8月10日午後2時半から、ミャンマー連邦民主主義国家樹立推進評議会(SCEF)のリーダーとの交流会が落合第一地域センターで行われた。
 訪日代表団のメンバーは、カレン民族同盟議長(SCEF戦略・政策指導部メンバー)、カレン民族同盟外務局書記、国民統一政府計画・財務・投資大臣、国民統一政府外務副大臣、カレンニー州暫定行政評議会第一書記、カレンニー民族進歩党第二書記、であった。以下、発言を紹介する。

SCEFの設立経緯、現状および今後の展望

パドー・ソー・クウェトゥ―ウィン(カレン民族同盟議長)の発言

 SCEFが発足して、こうした会合を持つのは初めだ。 SCEFは抵抗勢力・革命勢力が結集して、出来た最新の組織であり、その代表として日本に来た。結成した目的は長年に渡って続いてきた軍事独裁を終えんさせること、将来の永続的和平と連邦民主国家の樹立のためだ。
 1962年の軍事クーデタ―以来、軍が支配してきて、国民が貧困の境遇に置かれた。軍事独裁を終えん根絶させなければならない。抵抗勢力が結集して、いろんな試みをしてきた。しかし、軍事独裁を終わりにすることはできなかった。それはなぜかというと、抵抗勢力が連帯できなかったからだ。敵は仲たがいするような形で、分裂するようにしてきた。
 私たちは国内のみならず海外にいるミャンマーコミュニティとも連携をとって取り組んできた。今回訪日をして、政府関係者とも面会して、説明をしてきた。日本の方々に私たちの連帯について理解してもらうために説明をしようと思っている。支持・支援をいただけるものと思っている。

ウー・テイントゥンナイン(国民統一政府計画・財務・投資大臣)の発言

 これまでクーデターが1962年、198
8年、2021年と3回あった。二回のクーデターの時も国民は反発し抵抗した。軍は暴力的に弾圧して、押さえつけてしまった。二回の経験をもとに、今回の2021年のクーデターについても、最終的には軍が押さえつけるだろうと考えている人たちがいる。
 現在も国際社会では最終的に軍が制圧するだろうと見ていると感じている。それは間違っているとSCEFとしては言いたい。二回のクーデターの時は全国規模での国民一斉蜂起がなかった。今回は全国規模であり、あらゆる民族が参加するような蜂起になっている。
 現在SCEFを構成する6つの組織がある。KIOカレン独立機構、KNUカレン民族同盟、CNFチン民族戦線など。加盟組織3つがミャンマーの領域60%を実効支配している。これまでのクーデターの時にはなかった状況だ。
 6組織以外に今のところSCEFに所属していないが、政策・方針として、革命抵抗運動に最後まで共に連携して戦うという組織もある。そうした組織と常にSCEFは連携して、活動を行っている。
 例えばULA/GAという組織がある。モン民族の抵抗勢力とも関係を持っている。同様にカオ民族の抵抗勢力とも良い関係を保っている。1988年の後に、結成されたAPSDFという学生民主戦線とも連携を持っている。2021年以降に結成された19の武装組織で構成されているスプリング・レボルーション・アーミイとも連携を持っている。
 SCEFは6つの組織で構成されているが、ミャンマーの軍事独裁に抵抗しているすべての組織と連携を持っている。独裁軍部の側は私たちが仲たがいするように仕向けている。今回はそうしたやり方に絶対にやられるわけにはいかない。
 期間として三つ想定している。現在は革命期、次は移行期、次は連邦民主国家の樹立。SCEFは三つの期間を見通して存在している。2021年のクーデターの時、世界中の専門家の識者たちがわれわれの抵抗運動は成功しないだろうと見た。しかし、抵抗運動が3年続いた時から、この革命は成功するかもしれないと言い直した。しかし、革命が成功したあかつきにはミャンマーという国はバラバラになってしまうと思った。成功した後もミャンマーは決して分裂しないことを保証する。連邦民主国家を必ず建設するというふうに考えている。

ズーパドンマー(カレンニー州暫定行政評議会第一書記)の発言

 70年以上に渡って、軍事的な衝突・戦闘が起きてきた。軍隊同士が話し合って、それで政治的に終わってしまった。SCEFとしてはそうしたことを教訓として、軍隊同士が話し合って終わらせるという形でなくて、それとは別の政治的プロセスを進ませると考えている。人々からの支持という正当性や領地の正当性を持ち合わせている組織が増えている。
 SCEFとしては主に三つの活動を行おうとしている。一つは軍事、二つ目が政治、三つ目が連邦制の実現。三つ目の連邦制について、説明したい。連邦制の実現のためには移行期を必ず通過しなればならない。移行期に三つのことを実施しようと考えている。軍事的に激しいものになっているが、それを政治的プロセスに変えていかなければならない。2008年憲法に基づいて、軍事独裁政権の下にわれわれが入るような形で、プロセスを考えているが、私たちはそうではなくて、移行期憲法に基づいて移行しなければならないと考えている。
 軍事的支配ではなくて、国民が参加するような統治でなければならない。現在の暫定期間中、我々はボトムアップ型のリベラリズムを実現しようとしているが、それに則った行政制度を実行していかなければならない。各州で暫定期間中に、行ってきた統治は決して無駄になることはない。
 教育、保険医療、経済、各分野の活動は今後も連携を持って行われる。移行期の州憲法もできている。全国レベルでは移行期の合意事項もできている。

ドクター・サイ・カインミョートゥン(国民統一政府(NUG)外務副大臣)の発言

 将来のために、今どのような準備をしているか。永続的な持続する平和を考えている。他の友好関係のある組織と今後も会合を重ねていく。そうした準備をしていくにあたって、統治活動が効果的に行われるようになるように、日本国の経験に基づいて支援してもらったり、日本人がこれまでミャンマーのことを思ってくださった気持ちは非常な支えになると思う。軍事評議会は国民を様々な形で抑圧している。空爆をしたり、攻撃をしている。SCEFに加盟している各組織も支援が必要で日本の方々に支援してほしい。
        (М)

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