8・18祝園(ほうぞの)弾薬庫増設工事開始1年抗議
危険なミサイル弾薬庫建設を直ちにやめろ
抗議闘争に地元住民等110人が参加
【大阪】8月18日、陸自祝園分屯地前で弾薬庫増設に反対する抗議闘争が行われた。主催は「京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク(祝園ネット)」。精華町や京田辺市の地元住民、隣接する京都、奈良、大阪からの住民110人が参加した。
住民無視の陸自
一年前、住民には何も説明の無いまま突然工事は始まり、そしてこの一年住民説明会の要求にも、度重なる抗議にも自衛隊は一切答えてこなかった。「工事の内容はわからないまま、ただ、トラックや重機の出入りが日増しに増えるのを見るだけの情報しかありません」(「工事強行から1年 抗議と申し入れ書」から)という状態が続いている。
地域の生活に直接かかわる問題だからだろう、女性の参加者の多さが際立った。弾薬庫から10キロ圏内になる大阪府交野市から来たという女性5人のグループ、息子さんが弾薬庫の隣接地に住んでいるので心配でと語り掛けてきた女性もいた。
工事車両の大型トラックが頻繁に出入りする門前は十字路になっており、その十字路に沿って4か所に「ミサイルは危険、憲法守れ」等の横断幕を掲げ、午前9時から抗議集会は始まった。
防衛省の暴走を止めろ
最初の発言は「祝園ネット」共同代表の真崎さん。今日の集会はリレートークとあって、真崎さんは簡潔に「防衛省は私たちの知らないところで大変なことをしている」と住民に何も説明せず、法律に定められた工事看板さえも建てずに工事を強行する防衛省に対する不信と怒りを率直に表現した。
戦前に弾薬庫爆発があった大阪の枚方市から来た女性、京田辺市在住の「祝園ネット」副代表、「大阪市民には祝園の弾薬庫の問題が知られていない」と自嘲的に語った大阪市からの参加者、精華町の共産党と無所属の町会議員、高槻市からの参加者等、発言者は10人以上に上った。
ミサイル反対運動は全国に広がる
交野市から5名で参加した女性は、8月に旭川市を訪問し、上富良野駐屯地への長射程ミサイル配備に反対をしている人たちと交流してきたことを報告し、「ミサイルはいらないという運動は繋がって線になり、日本列島、全国にミサイル基地反対の運動が広がっていくことになると思います」と発言を結んだ。
逃げ回る司令官
9時45分からは、門前で駐屯地の総務課長に抗議し、申し入れ書を手渡した。
「抗議と申し入れ書」の内容は以下の通りである。①工事内容について防衛局は具体的に説明せよ ②自衛隊による枯草の川への不法投棄の経緯を住民に説明せよ ③長射程ミサイル保管の有無 ④地元の精華町、京田辺市及び近隣の住民の安心と安全はどのように担保できるのか
事前に申し入れていたにも関わらず、司令官は転勤したばかりという理由で、司令官不在の申し入れになった。これまでも司令官は住民の前に一度も姿を現したことはなく、この事実にも住民無視の防衛省の態度が露骨に表れているのだろう。
抗議行動の後、JR祝園駅、近鉄新祝園駅前のショッピングモール、次いで精華町役場前で情宣活動を行った。
(山三)

陸自祝園分屯地前で抗議行動(8.18)

「抗議と申し入れ」書を手渡す(8.18)
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