9.1辺野古実 防衛省に申し入れ
米軍艦艇火災や日米共同訓練の強行
軍事の強化では平和は守られない
【東京】9月1日午後6時半から、東京・市ケ谷の防衛省に対して月例の「辺野古新基地建設をやめろ」と申し入れ行動を行った。この日も日中は36℃を超える猛暑であり、夕方にやっても湿度も高く、とても蒸し暑く汗が噴き出るような最悪の状態の中での行動だった。
最初に、辺野古実の仲間が沖縄の人々の新基地建設はやめろという意思を無視し、強行される大浦湾の埋め立て強行に抗議し、政府の軍拡路線を批判した。
照屋寛之さんのアピール
沖縄から電話で、うるま市民の会の共同代表照屋寛之さんがアピールした(別掲)。
沖縄戦の歴史的検証
沖縄戦首都圏の会の仲間が発言した。
「大江健三郎岩波書店沖縄戦裁判。2005年8月に、大阪地裁に提訴された。原告は沖縄戦の当時の座間味島の戦隊長の梅沢豊氏と渡嘉敷島の戦隊長赤松嘉次の弟、赤松秀一 だった。提訴理由は大江健三郎氏が岩波書店から出版した『沖縄ノート』で、住民の集団自決は原告らが命じたとする記述が、名誉棄損に当たるとして、出版差し止めと謝罪広告を求めた」。
「一方原告の主張を根拠に、2007年3月、文科省が高校の日本史教科書検定で、「集団自決については、日本軍の関与を削除する」という検定意見をつけた。それに対して、沖縄では怒りが巻き起こり2007年9月29日、11万人が集まる「教科書検定意見撤回を求める沖縄県民大会が行われた。2011年4月、最高裁は原告側の上告を退け、大江・岩波側の勝訴が確定した。この裁判の支援ということで会がつくられた」と訴えた。
日米共同軍事演習反対
池田五律さんが、「『レゾリュート・ドラゴン』という日米共同演習が9月11日から行われようとしている。トランプ来日・石破&天皇会談に反対実行委で急遽申し入れ行動をいれた」と発言。
与那国島町長選で軍事強化を拒否する町長の当選
大仲尊さんが与那国島町長選について報告した。
「今までの与那国島糸数健一 町長は防衛省の職員ではないかと思うぐらいのすべて国の言うことを受け入れてきた。彼は町長選で負けた。勝ったのは同じ保守だけれども上地常夫さん。上地さんは『もうこれ以上、与那国島に自衛隊の基地はいらない、ミサイルもいらない。『レゾリュート・ドラゴン』で与那国島の中で訓練はするな』、と言っている。防衛省は、各種部隊だけだと言っていたのに、防衛省はウソをついて様々な兵器を入れ強化してきた。上地さんの見解に対して、中谷防衛相は『そういっても喫緊の課題があるので、計画は進める』と言っている」。
「自衛隊員や危機感を持った家族の票が上地さんに流れたのではないかと言われている。与那国島が厳しい状況に置かれているということだ。私たちは防衛省に対して、もうこれ以上与那国島に基地はいらない、自衛隊基地を強化するなと抗議をしていきたい。11月行動の成功に向けて闘っていきたい」。
参加団体が防衛省に対して申し入れ行動を行い、日音響の闘う歌でしめた。来月は10月6日午後6時半から、防衛省申し入れ行動。 (M)
武力による抑止力はいらない
照屋寛之さん(うるま市民の会の共同代表)の発言から
さる8月20日、アメリカの輸送揚陸艦がホワイトビーチで火災が起きた。海上自衛隊や海上保安庁の巡視船が消火活動を行ったがなかなか火災は簡単には収まらなかった。午後4時ころ火災が発生して、完全に消火したのは11時間後の翌日になってからだ。
1キロ以内に接近しないように求めた。その中には地域の人もたくさん住んでいる。一歩間違えれば市民を巻き込む大惨事になる。県はそういうことで遺憾を表明した。米軍は運用保全上、弾薬を積んでいるかどうかを明らかにできないと言っているが、弾薬をつんでいたことは明らかだ。
日本政府がどれだけアメリカに抗議できるか、私はほとんど抗議できないだろう。いろんな事件・事故が起きても、抗議できないのが日本政府の対応だ。主権国家としてこの問題を提起できますか。日本政府が容認していると受け止めているから、こういう事件が繰り返されている。8月29日、沖縄防衛局へ事故原因を明確にするように要請に行った。本庁のほうから明確な話がないと言って、質問をはぐらかした。要請・抗議には緊急だったが60人が参加した。
戦後伊江島で起こった事件で、弾薬を積んでいる船で弾薬が荷崩れして、爆発し多くの県民が亡くなった。毎年のように慰霊祭を行っている。
二つ目は9月11日から米軍と自衛隊の『レゾリュート・ドラゴン』共同訓練が行われる。普通であれば3週間前には訓練の内容など全部、市役所の危機管理課などを通して知ることが出来るが、今回はどういうことか、沖縄では今日にいたるまで、この訓練内容は教えない。訓練内容が判れば、中止を求めるからだ。沖縄で訓練すると言うことは沖縄が戦場になることだ。復帰53年、戦後80年、戦後が折り返し点に来ていると言っても過言ではない。
抑止力と言って毎年訓練が強化されていく。これが戦争に突入していく。これが歴史の教訓だ。日米が合同訓練やっていれば、中国は中国で北朝鮮・ロシアといっしょになって軍事訓練をする。軍事訓練と軍事訓練の強行をする。これで軍事予算もたいへんだ。日本は8兆7000億円だけども、来年は8兆8000億円。
国民はたいへんな物価高に苦しんでいる。国民はもっともっと怒らなければならない。軍事予算が増えると沖縄の防衛局の予算もぐんと増える。沖縄の軍事基地化がどんどん進んでいっている。防衛省前でこういうことをどんどん訴えていってほしい。皆さんの行動は本当にありがたい。
日本がアメリカといっしょになって対中戦争をしかけようとしている。こんなこと絶対にあってはならない。ヒロシマ・ナガサキ、沖縄の悲劇、どんないかなる理由があっても、戦争だけは回避しなければならない。直接中国に乗り込んでいって、日本は平和外交をやるべきだ。最高の抑止力は外交政策だ。武器による抑止力はいらない。

月例「辺野古新基地建設をやめろ」申し入れ行動(9.1)
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