ミサイル配備と東富士の軍拡に反対
静岡7団体が呼びかけ
12・7富士駐屯地へのスタンドオフミサイルの配備に反対する会(準)
【静岡】12月7日、静岡市の静岡労政会館において駿東郡小山町の富士駐屯地へのスタンドオフミサイル(島嶼防衛用高速滑空弾、12式地対艦ミサイル能力向上型)の配備に反対する会の準備会が開催され111人が参加した。発足へ向けて運動資金カンパが呼びかけられ88108円が寄せられた。主催した7団体は予想を数倍超える参加者にうれしい悲鳴。
今回の集まりを呼びかけたのは、静岡・沖縄を語る会、静岡県労働組合評議会、静岡県平和委員会、しみん連合静岡東部、戦争させない浜松総がかり行動、静岡県労働組合共闘会議、静岡県憲法共同センターの七団体。
長射程ミサイル配備反対の声
8月29日に防衛省がスタンドオフミサイルの配備計画を発表、更に9月27日、防衛省南関東防衛局から東富士演習場で陸上自衛隊の多連装ロケットシステム(МLRS)、米軍の高機動ロケット砲システム(ハイマース)の国道469号越え射撃訓練が発表されたことからにわかに長射程ミサイル配備反対の声が高まった。
10月7日(陸自МLRS)、10月27日(米軍HIМARS)の訓練実施日には静岡県東部の仲間たちによる抗議行動が行われた。
7日の準備会は呼びかけ人も参加者も驚くほどの熱気に包まれて開催された。議事進行はこの間、長射程ミサイルの配備反対を訴えてきた沖縄を語る会の池ヶ谷さんが開会あいさつを同会の山崎さんが、8月29日の発表に衝撃を受けて何としても配備阻止を実現する一点で個人・団体の共同した闘いを訴えさせていただいたと述べた。
軍事要塞化と死の商人国家へ
集会では、自由法曹団の小笠原里夏弁護士による講演が行われた。 アメリカの軍事・防衛戦略に連動する安保3文書とその改定、進行する九州・南西諸島の要塞化や死の商人国家へ道を開く武器装備移転三原則の改定(輸出制限の撤廃)、非核三原則の見直しや民衆の抵抗を抑え込むスパイ防止法などに触れ軍事国家へ暴走する高市政権の危険極まりない姿勢を明らかにし、長射程ミサイル配備を阻止することの意義を訴えた。
軍事訓練をやめろ
東部の(オスプレイに反対する)東富士住民の会の渡部さんから、この間の経過や2市1町の議会での様子、12月3日の東富士演習場使用協定運用委員会拡大会議での防衛省の「立て続きに地元に負担をかけたことは申し訳ないと思っている」との答弁に対して「謝罪するなら、訓練しないでもらいたい」との声が上がったが、訓練再実施を否定しなかったことが報告された。
島嶼防衛用高速滑空弾ブロック1(射程500~千km、マッハ5以上)は富士駐屯地に所在する特科(砲兵)教導隊に今年度中に配備され、この部隊を活用して、来年度には北海道上富良野駐屯地、宮崎県えびの駐屯地に配備される。現行の防衛力整備計画では二個大隊が整備されることになっている。また12式地対艦ミサイル能力向上型(地発型・射程900kmその後1500kmへ)は25、26年度に熊本県健軍駐屯地へ配備され富士へは27年度中に配備が計画されている。
全国の仲間とネットワークを
集会には、12式地対艦ミサイル能力向上型がいち早く配備される熊本県健軍駐屯地に対する配備反対を取り組む「平和を求め軍拡を許さない女たちの会熊本」の海北由希子さんがズームを使って連帯のあいさつを下さった。
市内の商店街だろうアーケードを埋め尽くす反対集会の写真は圧倒的だ。熊本は戦前から「軍都」と言われてきた土地で厳しい闘いを強いられる中で怯むことなく闘いを展開する。西日本だけでなく全国の仲間とネットワークを拡げ闘おうと訴えた。
準備会の議事では、会の目的を「ミサイル配備と東富士の軍拡に反対」の一点とすることが確認され、会の名称は幾つかの案が提起、提案され、とりあえず「富士にミサイルやめての会(仮称)」とした。結成集会を1月11日午後1時半から静岡市の男女共同参画センター「あざれあ」で開催することとなった。
(S)

配備阻止に向けて団結を打ち固める(12.7)
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