1.11富士駐屯地への長射程ミサイル配備反対

高市政権の軍拡に反撃しよう

「富士にミサイルやめて!の会」結成される

 【静岡】1月11日、静岡市の男女共同参画センター「あざれあ」で、静岡県駿東郡小山町の陸上自衛隊富士駐屯地への長射程ミサイル配備と東富士の軍拡に反対する会(仮称 富士にミサイルやめて!の会)の結成集会が開かれ180人が参加した。
 集会参加者は、受付時に集会資料と共に先の準備会において会の名称を結成集会の折に投票で決するとしたことから投票用紙の交付を受けた。

憲法9条違反のミサイル配備


 開会あいさつに立った共同代表候補の小笠原里夏弁護士(浜松市)は、長射程ミサイルの配備は憲法九条第一項の「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」に明確に反すると断じ、トランプによるベネズエラへの攻撃、高市首相の台湾を巡る発言といった逆風(笑・この日、折からの強風をついて皆さんは参集した)に抗して闘おうと訴えた。
 集会は、市民連合静岡東部の浅羽 愛さんが進行役をつとめ、議事の提案に移り、静岡・沖縄を語る会の望月吉春さんが会則を提案し了承された。質疑・討議では県下各地で集会や行動を持つこと、東部の仲間からは高速滑空弾配備反対の集会を3月21又は22日に三島市か沼津市で行いたいとの表明があった。

ミサイル持ち込まない ミサイル基地にしないとの約束を反故に

 東富士の地元である小山町の渡辺希一さん(東富士住民の会)は8月29日、防衛省が富士駐屯地への長射程ミサイル配備を発表したことを受けて、⑴何故、富士駐屯地なのか ⑵1967年8月6日、東京で防衛施設庁と東富士演習場地元協議会との間で①東富士演習場とその周辺にミサイルを持ち込まない ②東富士演習場をミサイル基地にしないとの約束を交わし、文書にも残されている。
 ※これに先立つこと1967年7月25日、当時の竹山祐太郎静岡県知事が「東富士演習場またはその周辺をミサイル基地化しないこと」と要請したことに関し、小幡防衛施設庁長官(当時)は「ご提案ありました件につきましては、了承いたします」と回答している。
 ⑴については富士駐屯地は陸上自衛隊の教育センター(富士学校)の中枢であり、教導団の特科(砲兵)教導隊に配備し、部隊への教育と実践的な運用(機器の操作、部隊の展開、実戦での用法等)を併行して実施、これを活用して26年度には北海道上富良野駐屯地、宮崎県えびの駐屯地に実戦部隊を配備する。つまり全国へ毒をまき散らす大本だと指弾した。
 ⑵については県や地元とは「約束をしたことは承知しているが配備計画を撤回するつもりはない」と回答、12月24日の回答では「状況に応じて、配備した場所から移動して発射するので①②にあたらない」との呆れた回答をし、かつての約束を反故にすることを明確にした。渡辺さんは、きょう⑴⑵の二点についてしっかり心にとどめて帰っていただきたいと述べ、「富士を撃つな!富士から撃つな!」を合言葉に全国のみなさんと連帯してやっていこうと訴えた。
 「平和を求め軍拡を許さない女たちの会熊本」から「静岡のみなさんどうか共に声を上げつづけましょう。沈黙は暴走を許すことに他なりません。ガンバリましょう!」との連帯メッセージが寄せられ、これを三島市の女子中学生が代読紹介した(大きな拍手)。会の名称選挙の開票結果が報告された。会の名称は「富士にミサイルやめて!の会」と決まった。
 事務局から提案のあった会則も拍手で承認された。次に、会の共同代表の選任が行われ5人(女性4名・男性1名)が選出された。

戦争に反対し加害の拠点、被害の標的も拒否する

 「結成宣言」が提案された。宣言では、政府・防衛省は、他国領域を直接攻撃することができる「長射程ミサイル」の配備計画を進め、陸上自衛隊富士駐屯地には2025年度末までに高速滑空弾(弾道ミサイル)、27年度末までに12式地対艦誘導弾能力向上型(巡航ミサイル)が配備されることに触れ、この計画に断固とした反対の意思を表明し、私たちは、戦争に反対し、加害の拠点とならず、被害の標的ともならないよう行動したいと述べ、思想や信条、政治的な立場の違いを越えて手をつなぎ、富士への長射程ミサイル配備の撤回を求めて活動を開始します。と宣言した。
 休憩をはさんで学習会が行われた。
 講師は、神奈川県横浜市で核兵器廃絶と軍事力に頼らない安全保障の実現をめざす市民発のシンクタンクNPО法人ピースデポの理事である木本茂夫さん。
 講演に先立ってこの間、西日本各地で開催された日米共同軍事演習やミサイル配備、基地や弾薬庫建設に反対する闘いの映像が上映された。木本さんには16ページにわたる資料を用意していただいて「高市政権の軍拡と長射程ミサイルの配備―日中関係は今後どうなる」と題してお話をされた。
 会では来る2月21日(土)に静岡市の駿府城公園で午後1時半から集会とデモ行進を計画している。また県下各地でさまざまな団体・個人で駅頭や街頭でのスタンディングやチラシ配布が既に動き出している。また、会結成の趣旨に賛同する仲間を募ること、ミサイル配備反対の署名を紙媒体やオンラインでも行うことを決めた。会の活動資金のためのカンパが呼びかけられ14万7440円が寄せられた。(S)

ミサイル配備に反対し、高市政権の軍拡を押しとどめよう(1.11)

長射程ミサイル(高速滑空弾・12式地対艦ミサイル能力向上型)

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