3万8千人が国会を包囲

NO WAR! 憲法変えるな!
4・19国会正門前大行動

 4月19日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会と9条改憲NO!全国市民アクションは、国会議事堂正門前で第125回「19日行動」─『NO WAR!憲法変えるな!4・19国会正門前大行動』を呼びかけ3万8千人が参加した。この日は、全国160カ所以上の会場でも連帯行動が取り組まれ、5万376人が参加した。

退陣退陣高市政権!

 集会は、ババカヲルコさん(シンガーソングライター)のコールで始まった。
 司会は菱山南帆子さん(「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」共同代表)。
 主催者あいさつを小田川義和さん(憲法共同センター)が行い、「アメリカ・トランプ大統領、高市首相は民意を顧みない暴走を行っている。侵略攻撃を始めたトランプ政権は、力を過信したならずものとしか思えない。そんなトランプを『世界に平和と繁栄をもたらすのはドナルド』だと持ち上げ、自衛隊をホルムズ海峡に派兵したかった高市首相は、アメリカ追随の思考停止に陥っている」と批判。
 さらに「4月12日の自民党大会で高市首相は、憲法を国の理想の姿を示すものと位置付け、来年春までの改憲発議を行うことを表明した。改憲は断固反対だ。80年目を迎える憲法は施行後最大の危機を迎えている。1人1人は微力だが、声を合わせ手をつなぐ力がある。私たちの力でなんとしても高市改憲を阻止していこう。改憲反対の国会請願署名を軸に対話で世論を広げ、5月3日の憲法記念日は、東京・有明防災公園で『つながろう 憲法いかして平和な世界を! 2026 憲法大集会』を開催します。世論と運動を可視化しましょう」と呼びかけた。
 国会議員の発言では、社民党党首の福島瑞穂参院議員、日本共産党委員長の田村智子衆院議員、有田 芳生衆院議員(中道改革連合)がアピール、「沖縄の風」の高良さちか幹事長のメッセージが紹介された。
 韓国の「統一への道」共同代表チョ・ウォノさんからの連帯メッセージが紹介された。

武器輸出禁止こそ必要

 武器取引反対ネットワーク(NAJAT)の比良恵子さんは、「高市政権は、4月21日に国家安全保障会議を開き、完成品の武器輸出を救難、輸送、警戒、監視、掃海に制限してきた5類型をなくそうとしている。人を殺傷する武器を特段の事情があれば戦闘中の国にも輸出できるようにする。しかしアメリカは、戦争中の国に当たらないそうです。国会には事後通知だけだ。時の政権の一存でどこにでもどんな武器でも出せるようになる。日本製の武器が他国の人々を殺傷することが現実のものになる。二度と加害者にならないという約束である憲法9条は一段と形骸化します。日本版の軍産学複合体が急速に姿を現わそうとしている。武器輸出禁止が今こそ求められている」と発言した。

虐待や性搾取を許さない

 仁藤夢乃さん(一般社団法人Cоlabо代表)は、「私たちは虐待や性搾取の中にいる少女を支える活動を行っている。皆さんの熱い声に対して『ごっこ遊び』だと嘲笑した国会議員がいた。独裁者はいつも恐怖や冷笑で人を支配しようとする。
 Cоlabоは、3年半にわたり深刻なデマや誹謗中傷を受け続けてきました。これまで28件の裁判すべてに勝訴し、裁判所は加害者の動機が『女性蔑視にある』と認定した。それでも今もなお殺害予告や様々な脅しを受ける日々が続いている。攻撃を恐れた行政は、危険だからと支援から手を引きました。少女たちを暴力のさ中に置き去りにしたのです」と批判。
 「国家が戦争に近づくとき、真っ先にないがしろにされるのは女性と子どもの人権です。攻撃者は、私たちの声を無効化するためにあざ笑う。私たちはあきらめず、現実を知った人たちが共に声をあげ、女性支援法が成立した。
 少女たちを搾取してきた人たちが一斉に攻撃に加担した。彼らは私たちの活動が脅威だからです。デモが無意味だと笑うのは私たちの力を恐れているからです。日常の中で政治や憲法のことを話題にして、小さな民主主義を実践していきましょう。今日、ここに集まったことは憲法の実践です」と呼びかけた。
 安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合から「憲法9条改悪に反対する請願署名」の取り組み報告。

憲法9条破壊は子どもの未来の破壊だ

 実行委は、発言を公募し5人の方が発言することになった。その中の静岡の方は、「私には十代の息子が2人います。息子が戦争で人を殺したり、誰かに殺されたりするためにここまで育ててきたわけではありません。二度と戦争しないと誓ったはずなのになぜミサイルやシェルターが必要なのですか。日本は核兵器廃絶を叫ばなければならないのに武器を輸出とか、核の持ち込ませずの見直し、どういうことですか。憲法9条を壊すことは子どもたちの未来を壊すことだ」とアピール。
 最後に行動提起が行われ、コールを響かせた。 (Y)

「女性と子どもの人権を守ろう」と訴える仁藤夢乃さん(4.19)

「戦争反対!憲法を守ろう!」の熱気に満ちていた(4.19)

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