8.24 パラリンピック開会式抗議 スタンディング弾圧許すな(2021年9月6日発行)
不当逮捕を糾弾する!
8月24日、オリンピック災害おことわり連絡会と反五輪の会は、「パラリンピック開会式抗議スタンディング」のアクションをとり組んだ。
仲間たちは、地下鉄外苑前で下車し、JOC(日本オリンピック委員会)前に向かおうとしたが、すでに警察権力は重弾圧態勢を敷いていた。しかもJOC前スタンディングを妨害するために秩父宮ラグビー場付近でバリケードを配置し、50人ほどの仲間たちの移動を妨害してきた。
さらに警察官らは抗議する仲間たちに対する不当な規制だけでなく、暴力を行使し、強引に体当たりしたり、押してきた。何人かは、転び、蹴られ、出血するほどの負傷する仲間もいた。この過程で一人の仲間が不当逮捕され、警視庁赤坂署に連行した。
仲間たちは、バリケード前で警察官と対峙し、隊列を整え抗議のシュプレヒコールをパラリンピック開会式を行っている新国立競技場に向けて繰り返した。
次々と抗議のアピールが続いた。「警察官に突き飛ばされ、頭から血をながしました。踏みつけられました。警察官に離れてくれと言ったが、引きずられるようにしてここに連れてこられた。警察は責任を取れ!私たちが分断されるなか仲間が逮捕され、連れていかれた。警察に抗議する」
「警察の暴力によって私たちの抗議の声を開会式に届かせないようにした。パラリンピック止めろ!」
「カネにまみれたオリンピック、パラリンピックは廃止だ。警察の暴力にまみれたパラリンピックだ。絶対に許さない! 暴力の祭典オリンピック、パラリンピックを止めろ!」。
最後に参加者全体で抗議のシュプレヒコールを新国立競技場に向けて行った。
東京五輪・パラ組織委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大でパラリンピックを無観客で行うと決めたが、学校連携観戦を認め、子どもたちを学徒動員によって少しでも盛り上げようと必死だ。東京だけでも8月24日の時点で、新宿区、渋谷区、杉並区、八王子市の幼稚園児、小・中学生2万人余り、都立高校500人が参加するという。すでに参加をとり止めた区、学校があり、保護者から苦情が続出していたにもかかわらず、「教育的効果がある」などと大人の論理を子どもたちに押し付け、まさに現代版学徒動員を強行したのだ。
すでに児童・生徒の新型コロナウイルス感染者が拡大しているにもかかわらず、小池都知事は、「より安心、安全な形にできるような準備を進めてまいります」と居直った。しかも都教委の4人も反対していたが、まったく無視だ。
パラリンピック推進派の暴挙を許さず、抗議の声をあげていこう! (Y)
8・24パラリンピック弾圧救援会(反五輪の会/オリンピック災害おことわり連絡会)
◦抗議先:警視庁赤坂署 184-03-3475-0110
◦救援カンパの送り先/郵便振替口座 00100-3-105440 「救援連絡センター」/通信欄に「8・24パラリンピック弾圧救援と明記ください

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