投書 航空自衛隊先遣隊の馬毛島上陸反対闘争報告
軍事基地建設反対・宝の島、
馬毛島を破壊するな
「南西諸島への自衛隊配備に反対する大阪の会」会員 尾形 淳
悪天候等を理由に、空自先遣隊馬毛島上陸を断念
空自馬毛島先遣隊は馬毛島での勤務開始を目指し、7月22日に馬毛島に上陸する予定だったが、気象条件とレーダー等の装備品の未到着を理由に、この日の馬毛島上陸を断念した。しかし、この日は晴れ、波も穏やかで基地建設の作業員を乗せた船も、反対派の船も問題なく馬毛島に上陸できた。
先遣隊は3月に発足し、現在、60人の隊員が中種子町の自衛隊宿舎に駐屯しているようである。また、防衛省は工期を3年延長、基地完成は2030年3月末になるとしている。
陸で、海で、空自先遣隊の馬毛島上陸を阻止しよう
7月22日早朝、私たち「大阪の会」のメンバーは中種子町の浜津脇港に向かった。空自先遣隊の馬毛島上陸反対闘争は漁船で馬毛島に向かうグループと、先遣隊の輸送船が出航する予定の浜津脇港の二手に分かれて戦うことになっており、私たちの会は浜津脇港が担当だった。
6時前に浜津脇港に到着。しかし、港にはNHKや鹿児島放送の記者たち数名が待機しているだけであった。まもなく、作業着に身を固めた20人ほどのグループが港にやってくる。彼らは先遣隊の輸送船への搭乗を支援するための民間の業者のようだったが、輸送船も先遣隊も一向に現れない。
まもなく、先遣隊の馬毛島行きは今日は中止との情報が入る。中止の決定は21日の夜になされたのだが、中止の情報は報道陣にも一切明らかにされていなかった。
中止の情報を受け、私たちは「馬毛島基地反対、宝の島を壊すな」の横断幕を掲げて、抗議闘争を行う。西之表市の市会議員で、住民訴訟原告団の団長の和田佳穂里さんは「軍事基地建設は戦争の準備であり、戦争の足音、戦争の影であり、平和な暮らしとは共存できない。私たちのふるさとを戦争の拠点にしてはならない。私たちは皆さんと一緒に軍事基地建設反対の声を上げ続けていきたい」と決意を述べた。
集会の最後に和田さんの音頭で馬毛島に向かって、「軍事基地建設反対、宝の島を壊すな」のシュプレヒコールで抗議集会を締めくくった。
入会地に入れろ、馬毛島周辺で漁をさせろ
ここで、漁船で馬毛島に向かったグループから、西之表港に戻るとの情報が入る。彼らは同島の葉山港に6時40分頃上陸し抗議闘争を行った。
馬毛島の入会地へ入る権利を持つ漁師の浜田さんが入会地への立ち入りを求めたが、防衛省の担当者はその要求を拒否、浜田さんは「漁業者の話も聞かず、基地建設を進め、馬毛島周辺では操業できない状態が続いている。金を出せばどうにでもなるという防衛省のやり方に怒りがこみ上げる」と抗議の声を上あげた。
漁船のグループと合流し、中種子町にある先遣隊代替管理事務所に申し入れに向かう。先遣隊の今後の予定等の質問に対し、管理事務所の回答は「福岡の上部機関に聞いてくれ」と答えるのみで、管理事務所の電話番号さえ教えてくれなかった。
引き続き行われた抗議集会で、住民訴訟弁護団事務局長の塚本和也弁護士は「防衛省は住民の理解を得ながらやっていくといいながら、先遣隊の業務の内容も、今後の日程も明らかにせず真逆の姿勢だ」と厳しく批判した。
最後に、管理事務所に向かって、「先遣隊の馬毛島上陸反対」のシュプレヒコール行い、今日の行動を終えた。

抗議行動を行う「大阪の会」(7.22)

「馬毛島基地反対」と訴える(7.22)
週刊かけはし
《開封》1部:3ヶ月5,064円、6ヶ月 10,128円 ※3部以上は送料当社負担
《密封》1部:3ヶ月6,088円
《手渡》1部:1ヶ月 1,520円、3ヶ月 4,560円
《購読料・新時代社直送》
振替口座 00860-4-156009 新時代社


