8・6ヒロシマ平和へのつどい2025

呼びかけ転載

ヒロシマは何をなすべきか

軍都廣島137年、
東京を含む日本全国大空襲―沖縄戦―広島・長崎原爆ジェノサイドから80年
重慶爆撃からガザ・ジェノサイドまで

日 時:8月5日(火)17:00~19:00(16:30受付開始)
場 所:広島市まちづくり市民交流プラザ研修室ABC(広島市中区袋町6―36)
資料代:1000円

内 容:
「在朝被爆者の援護のために」大月純子(被爆2世)
「天皇の招爆責任について」西岡由紀夫さん(被爆2世,ピースリンク広島・呉・岩国 呉世話人)
「核エネルギー利用の本質的困難性―質量欠損の利用を続けてはならない―」湯浅一郎さん(ピースデポ前代表)
「ジェノサイドを周縁化するイスラエル・パワーを食い止める」田浪亜央江さん(広島市立大学教員、中東地域研究)
沖縄からのメッセージ 具志堅隆松さん(ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会共同代表、沖縄戦遺骨収集ボランティアガマフヤー代表)
福島からのメッセージ 武藤類子さん(福島原発告訴団団長)
広島原爆80年朝鮮人犠牲者追悼団(韓国)連帯あいさつ 

 呼びかけ文

 8000万人という未曾有の死者を出した第二次世界大戦の終結から80年。東京を含む日本全国大空襲―沖縄戦―広島・長崎原爆ジェノサイドから80年。台湾、朝鮮、中国、アジア諸国の解放から80年。
 天皇制日本軍国主義国家は、連合諸国の軍事力と中国民衆の抗日武装闘争を核とするアジア・太平洋民衆の抵抗闘争によって、さらには自らがもつ無謀かつ独善的な侵略思考によって敗北しました。米国政府は、対ソ連・戦後世界戦略の観点から、軍事的には必要のない広島・長崎への原爆攻撃を行いました。天皇裕仁ら日本政府が「国体護持=天皇制の維持」に固執して、戦争を長引かせ、ポツダム宣言受諾を遅らせたことが、市民・兵士の大惨殺を拡大し、原爆攻撃を自ら招く結果となりました。したがって、天皇裕仁(天皇制)には原爆無差別大量殺戮を招き寄せた責任があります。
 さらに、日清戦争に始まる大日本帝国のアジア太平洋侵略戦争の中心的役割を果たした「軍都廣島」による加害責任を一貫して私たちは、問題にしてきました。一方では、米国による原爆攻撃というジェノサイドの責任の追及は不十分なものとなっています。
 私たちは、これらの責任追及を続けていますが、アジア太平洋各地での残虐・殺傷・破壊行為、日本全土の空襲と原爆による無数の死傷者と破壊、その後のイスラエル建国、パレスチナ人迫害、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガン戦争、イラク戦争、ウクライナ侵略、ガザ・ジェノサイドに至る、非人道的行為の連続を断ち切れていません。             被爆当時の広島・長崎では朝鮮半島から強制的に連れてこられた朝鮮人も被爆しています。そして、朝鮮半島に帰った被爆者たちは、援護の対象外とされてきました。
 けれども、「被爆者はどこにいても被爆者」と訴えた郭貴勲さんの裁判や三菱元徴用工などの裁判の判決により、かつての厚生省が出した402号通達によって援護の対象外にされたことの違法性が確認されました。そして、在韓被爆者をはじめとする在外被爆者は、現時点では居住国から被爆者健康手帳の交付申請をすれば、受けることができるようになりました。しかし、朝鮮民主主義人民共和国に帰った被爆者たちは、今も援護法による被爆者に対する援護を受けることができずにいます。日本政府と米国政府は、朝鮮民主主義人民共和国在住の被爆者に対して、謝罪し、賠償をするべきであると、私たちは問題提起をしたいと考えています。
 1957年のウラル・チェリヤビンスク、ウィンズケール、1979年のスリーマイル島、1986年のチョルノービリ、1999年の東海村、2011年の福島での原発事故は、これまで世界各地で起きている様々な原発関連事故による核被災のほんの一部にしかすぎません。これらの核被災が明らかにしていることは、放射能は人間のみならず動植物を含む海陸の生きもの全てを無差別に且つ大量に「殺傷」するということです。この人間の行為は、人類とすべての生物と地球を絶滅の危険に曝すことを厭わない明確な「犯罪行為」です。あらゆる生きものに敵対する核・原子力体制を廃止することこそが、福島放射能汚染危機から学んだ教訓です。「放射線は外部から大量に浴びない限り、健康に大きな影響はない」とするヒロシマ・ナガサキが作った「放射能安全神話」を打ち破り、「放射線は、外部でも内部でも曝されてはいけない」という考え方を市民社会の常識にして、あらゆる原発の稼動に反対し、世界中の原子炉を廃炉にせねばなりません。
 戦争・空襲・原爆の直接的な体験を語る人がいなくなる時代の中で、日本政府は急ピッチで自衛隊と米軍を一体化し・日米安保体制強化・大軍拡を進めています。沖縄・奄美の島々では、新たな自衛隊基地が造られ、攻撃用のミサイルと部隊が配備されています。その軍事拠点化は、いま、九州を中心に西日本から全国に拡大し、呉も「複合的防衛拠点」とされ計画が着手されました。莫大な税金を使って、弾薬庫の建設や基地の大拡張が強行されています。全国各地で、自然破壊、住民の分断、人権侵害が行われています。民間の港湾・空港の軍事利用、公道を軍事車両が走行、自衛隊司令部の「地下化・強靭化」を全国で進められています。また、経済的に深い結びつきのある中国を「仮想敵」とする合同軍事演習が日本各地・周辺海空域や南シナ海などで繰り返され、「中国包囲網」の構築が行われています。そして、いよいよ中国に届く敵地攻撃ミサイルの配備が、琉球弧―日本列島で始まろうとしています。私たちは再び、戦争の加害者にも被害者にもなる道を歩んでいます。
 日本国憲法の前文で次のように宣言しています。
 「日本国民(ピープル)は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」
 以上のことを、考え、つながり、実践するための集会を呼びかけます。
 この呼びかけ文を、故・鶴見和子が詠った言葉に託します。
  生類の破滅に向う世にありて、生き抜くことぞ終(つい)の抵抗

*関連行事* 

8月6日(水)の行動

06:45 ひろしまゲートパーク内「ピースプロムナード」(電停「原爆ドーム前」北側)集合
07:00~07:30 被爆80年 広島平和記念公園の封鎖に抗議する! 広島大本営跡と原爆ドームをつなぐ人間の鎖行動(相生通りからハノーバー庭園まで=ピースプロムナード190m)

主な訴え:

◦在朝被爆者救援! 
◦呉を軍事拠点にするな! 
◦イスラエルはガザ虐殺をやめろ!
◦アメリカの原爆攻撃・イラン爆撃を糾弾する! 
◦核時代・原子力文明を終わらせよう!

07:30~ グラウンド・ゼロのつどい(ピースプロムナード)
08:15~ 追悼のダイ・イン
08:30~ 8・6反戦・反原子力・反ジェノサイド広島デモ
ピースプロムナード南側出発~中国電力本社前
09:15~10:00 中国電力本社前脱原発座り込み行動
主催:8・6ヒロシマ平和へのつどい2025実行委員会
090-4740-4608(久野成章)E-Mail 86tudoi.hiroshima@gmail.com
URL https:/8-6hiroshima.jpn.org/tudoi/2025/2025.html

*呼びかけ人・賛同団体*(2025年6月26日現在)
【呼びかけ人】
浅川泰生(広島市民)/足立修一(弁護士、核兵器廃絶をめざすヒロシマの会共同代表)/石口俊一(弁護士、戦争させない・9条壊すな!ヒロシマ総がかり行動実行委員会事務局長)/上羽場隆弘(九条の会・三原)/大月純子(福島原発告訴団・中四国事務局)/岡原美知子(日本軍「慰安婦」問題解決ひろしまネットワーク事務局長)/小武正教(ミャンマー(ビルマ)市民の訴えを聞く会)/河合知義(一般社団法人協働舎、社会福祉士)/菊間みどり(社会福祉士)/岸直人(教科書問題を考える市民ネットワーク・ひろしま)/木原省治(原発はごめんだヒロシマ市民の会代表)/木村浩子(一般財団法人呉YWCA代表理事)/久野成章(環境社会主義研究会)/久野満康(戦争させない・9条壊すなヒロシマ県北行動)/児玉繁信(ロラネット=元フィリピン「慰安婦」支援ネット・三多摩)/坂田光永(市民SOHO蒼生舎)/佐々木孝(第九条の会ヒロシマ)/実国義範(人民の力協議会)/島村眞知子(第九条の会ヒロシマ)/城山大賢(真宗遺族会広島地方支部)/伊達工(ピースサイクル全国共同代表)/田中利幸(歴史家)/谷元絢子(ふりーすぺーす風や)/田村順玄(あたごやま平和研究所代表、ピースリンク岩国世話人)/塚本勝彦(人民の力山陽協議会)/坪山和聖(日本軍「慰安婦」問題を考える会・福山)/土井桂子(日本軍「慰安婦」問題解決ひろしまネットワーク)/長尾眞理子(呉YWCA会員)/中峠由里(呉YWCA We Love9条)/永冨彌古(呉YWCA憲法カフェ)/難波郁江(広島YWCA会員)/西浦紘子(岩国基地の拡張強化に反対する広島県住民の会共同代表)/西岡由紀夫(ピースリンク呉世話人)/西嶋佳弘(日本基督教団広島牛田教会牧師)/新田秀樹(ピースリンク広島世話人)/日南田成志(ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)・広島)/平岡典道(ピースリンク広島・呉・岩国)/平賀伸一(ピースリンク広島・呉・岩国)/藤井純子(第九条の会ヒロシマ)/藤本講治(憲法を守る広島県民会議事務局長)/三島弘敬(三原・竹原市民による産廃問題を考える会)/溝田一成(ヒロシマ・環境・エネルギー研究室)/宮内秀佳(ピースリンク広島・呉・岩国)/村田民雄(市民運動交流センター(ふくやま)代表)/山田延廣(弁護士、広島3区市民連合代表幹事)/湯浅一郎(ピースデポ前代表)/尹康彦(在日韓国民主統一連合広島本部代表委員)
【賛同団体】
ピースリンク広島・呉・岩国/第九条の会ヒロシマ/人民の力協議会/環境社会主義研究会/在日韓国民主統一連合広島本部/ピースサイクル全国ネットワーク/郵政産業労働者ユニオン中国地方本部

別団体主催の行事案内
 
広島原爆80年朝鮮人犠牲者追悼団 追悼行事
日時:8月5日(火)13:00 朝鮮人被爆者問題講演会
講師:金鎮湖さん(広島県朝鮮人被爆者協議会会長)
14:30~16:00 朝鮮人原爆犠牲者追悼行事
場所:市まちづくり市民交流プラザ6階マルチメディアスタジオ

週刊かけはし

購読料
《開封》1部:3ヶ月5,064円、6ヶ月 10,128円 ※3部以上は送料当社負担
《密封》1部:3ヶ月6,088円
《手渡》1部:1ヶ月 1,520円、3ヶ月 4,560円
《購読料・新時代社直送》
振替口座 00860-4-156009  新時代社