投書「朝鮮文化とふれあうつどい」に参加した

SM

 11月24日・日曜日、東京・府中公園(京王・府中)で「第26回 朝鮮文化とふれあうつどい」が開催された。開催趣旨は「在日朝鮮・韓国人への差別と迫害を許さず、人間としての良心を失わないために」となっている。主催は「チマ・チョゴリ友の会」だ。
 『ふぇみん』のイベント・インフォメーション欄では10時半~15時となっていたが、10時半にはもうはじまっていた。受付でもらったプログラムでは10:25開会あいさつ、15:25閉会となっていた。  
 プログラムでは、ふれあいその1(朝鮮民族音楽・舞踏)、ふれあいその2(展示コーナー)、ふれあいその3(朝鮮飲食店)、ふれあいその4(フリーマーケット130店超)となっていたが、展示コーナーはまったく見ず、フリーマーケットはほとんど見なかった。展示コーナーのことはわからず、フリーマーケットは「つどい」とつながっているのかどうかよくわからなかった。
 食べ物はオーケーで買った522円のピザ(値段は12月1日現在)を食べた後で、朝鮮飲食店コーナーを回り、400円の干しだら大根のスープ(プゴクッ)と400円のチヂミをいただいた。おいしかった。ありがとうございました。「オソ オセヨ」は「いらっしゃいませ」。朝鮮語をひとつ勉強した。本は『朝鮮学校ってどんなとこ?』(ウリハッキョをつづる会著、社会評論社)を購入した。少額だが、500円をカンパした。
 韓国全羅北道農学グループ「テゴダンとその仲間たち」による農学演奏が印象に残った。「テゴダンとその仲間たち」が楽しそうに演奏しおどっている姿、それを見てピョンピョン楽しそうに飛び跳ねている子どもたちに感動した。私はケンガリの音色が好きだ。頭を動かしてヒモみたいなのをくるくるまわすのもおもしろい。そう思う。
日本国際テコンドー協会府中道場の演武で3つの板を連続的にケリでわるワザに感動した。足が高く上がるので感動した。テコンドーはチカン対策にいいかもしれないと思った。「お楽しみ抽選会」は途中お手洗いにいっていたせいかどうかわからないが、何もあたらなかった。参加者を主催者に聞いたら、数えていないが2000人ぐらいあつまったのではないかということだった。帰りに府中公園のそばの図書館(府中市立中央図書館)にすこしよってみた。
 朴保(ぱくぽー)さんの「イムジン河(臨津江)」を聞いて、涙がでそうになった。在日朝鮮・韓国人への差別のない社会をつくらなければならない。日本人にはその責務がある。あらためてそう思った。
「無実の石川一雄さんに対する裁判のやり直しをもとめる署名」と「東海第2原発の廃炉をもとめる署名」にサインした。
 他に永見かずお国立市長・五十嵐えり衆議院議員のあいさつ、朝鮮学校児童生徒さんたちの公演、李紗栄(りさよん)さんの公演があった。プログラムに書いてあった西東京第一・第二幼初中級学校長の開会あいさつと高野府中市長のらいひんあいさつは聞けなかった。
(2024年12月3日)

司会者の話
 これだけ市になじみ、府中市で26年間続いてきたこの歴史は私たちのかけがえのない財産だとわたくしも実感しております。
松野哲二さんの話
 出演者には交通費の1万円しか用意していません。交通費の1万円しかだせないのはチマ友の現状です。どうか投げ銭をまわしますので、よろしくお願いいたします。
 残念ながらさきほどの投げ銭は8万しかあつまりませんでした。アーティスト8人いるので、1人1万でした。もう一度投げ銭を回しますので、よろしくお願いします。
 府中のFM局に「インタビューしたい、2曲選んでくれ、その間にいろいろお話を聞く」とたのまれました。私は1曲は「インターナショナル」、2曲目は「雨に咲く花」(朴保さんの曲)を提案しました。「インターナショナル」と「雨に咲く花」じゃあねたぶんめんどくさいと思ったのか、たちぎえになりました。でもこうやってですね、みなさんといっしょにこの青空の中で、朝鮮学校の子どもたちや李紗栄(りさよん)さんや朴保(ぱくぽー)そしてテゴダンの人びとがうばわれた音楽をつむいでくれたっていうことは私たちほんとうに主催者としてもとてもうれしいことだと思います。
稲津(いなづ)けんご府中市議会議員の話
 在日の方でいっしょにともに地域でくらしている方とほんとうに仲良くやっていく、そういった社会をつくるためにですね、地方議員・市町村議員を中心にして三多摩日朝友好促進三多摩議員連盟、こういうのを来年の1月につくりたいということでいま呼びかけをおこなっております。
李紗栄(りさよん)さんの話
 日本でうまれそだっても民族の心を忘れない。私たちのそんな気持ちをお聞きください。
朴保(ぱくぽー)さんの話
 世の中めちゃくちゃですけど、みなさん、とにかくまえをむいていきましょう。こんな世界を子どもたちに私たちはバトンタッチできませんよ。
 みなさん、私たちがだまりこくったらおしまいなんです。
 絶対に世界中の原発はとめなきゃならないんです。この地球上であってはならないもの、それは原発なんです。
郵便振替 チマ・チョゴリ友の会
00110―9―175616

第26回 朝鮮文化とふれあうつどい


 

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