3・22ミサイル配備反対静岡県東部集会

長射程ミサイル配備は憲法違反
220人の参加で大成功

 【静岡】3月22日、静岡県東部の沼津市のプラザ・ヴェルデで「ミサイル配備反対静岡県東部集会」が開かれ、主催者の予想をはるかに上回る220人が参加した。会場受付では長蛇の列ができるほど多くの人達が詰めかけ、レジュメは品切れとなり、会場の椅子も足りなくなった。

「ミサイル配備反対」の声の広がり

 昨年8月27日、防衛省南関東防衛局が東富士演習場で陸上自衛隊の多連装ロケットシステム(МLRS)、米軍の高機動ロケット砲システム(ハイマース)の国道469号線越え射撃訓練を発表。その二日後の29日、防衛省は敵基地攻撃能力を持つ長射程ミサイル(スタンドオフミサイル)配備計画を発表したことから県の東部地域でにわかにミサイル反対の声があがり、以降、精力的な宣伝活動を通じて「ミサイル配備反対」の声が拡がった。
 昨年12月7日、富士駐屯地へのスタンドオフミサイルの配備に反対する会(準備会)が発足、年が明けた1月11日に「富士にミサイルやめて!の会」が県下の東・中・西から180名の参加で結成された。2月21日には、静岡市の駿府城公園で450名を集めて集会とデモ行進が行われた。
 3月14日には、長射程ミサイル配備が発表された富士駐屯地に対して配備撤回を求めるスタンディングと配備撤回の申入れが行われた。富士駐屯地には高速滑空弾(弾道ミサイル)が3月末までに、さらに26~7年度中に12式地対艦誘導弾能力向上型(巡航ミサイル)の配備が計画されている。
 東部地区の駐屯地のある小山町や御殿場では、ミサイル配備発表の報道の一方で地元への何等の説明も行われず、イスラエルとアメリカによるイランへの攻撃で明らかのようにミサイル配備によって逆に攻撃の標的となることから住民の不安が日に日につのっている。

「先制攻撃力の保持」を許すな

 集会では、浜松在住で朝鮮人強制労働問題や航空自衛隊浜松基地への早期警戒管制機(AWACS)配備反対、富士山麓の軍事基地問題をライフワークとしてきた竹内康人さんが「敵基地攻撃ミサイル配備と東富士演習場」と題して話された。今回の長射程ミサイル配備は日本の防衛力の基本が「専守防衛」から「先制攻撃力の保持」へと、憲法に反する方向へと大きく転換するものだと述べ、日本が急速に戦争する国に移行していく現状について話された。とりわけ宇宙の軍事化、ミサイル防衛とミサイル配備、高市政権による安保3文書の前倒し改訂、防衛費GDP比2%とさらなる増額、武器輸出の全面解禁、スパイ防止法の制定や非核3原則の見直しも進めていることを指摘し、「戦争ができる国から戦争をする国」へ急速に変貌する動きを明らかにした。
 竹内氏に続いて話されたのは、新外交イニシアチブ代表の猿田佐世弁護士。最近、羽鳥慎一モーニングショーのTV出演もあり、政権への辛辣な舌鋒で人気を博している。話の内容は、没落するアメリカとトランプ政権の暴走、それに媚びへつらう高市首相の危うさ、このままでは戦争に巻き込まれてしまう。「政治と外交の失敗が戦争を招く」として、日本の外交の立て直しの必要性を訴えた。多くの聴衆は熱心にメモを取り、納得の表情で講演に聞き入っていた。
 最後に「長射程ミサイル配備反対」のアピールを採択し、集会終了後、沼津駅北口広場で幟旗や横断幕を広げて有志40人前後で、スタンディングを行い、駅利用者や通行人にミサイル配備反対のアピールを行った。  (H)

「富士にミサイルはいらない!」(3.22)

沼津駅北スタンディング(3.22)

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