10.11 種子島、沖縄島、宮古島と全国がつながり 全国集会

島々の軍事要塞化阻止に向けて
日米軍事強化をはね返そう

 【東京】10月11日午後1時半から、文京区民センターで「島々の軍事要塞化を止めよう! 戦場化に抗う島々―種子島、沖縄島、宮古島を結んで―」集会が同実行委の主催で開かれた。

現地から次々と報告

 和田香穂里さん(戦争をさせない種子島の会/西之表市市議会議員)が馬毛島・種子島で基地反対闘争について報告した(別掲)。続いて、照屋寛之さん(ミサイル配備から命を守るうるま市民の会共同代表)の報告が報告した。

照屋寛之さんの報告

 陸自勝連分屯地がある。そこに一昨年の3月に、地対艦ミサイルが配備された。政府が狙っているのは中国まで届く長距離ミサイルだ。健軍駐屯地、富士駐屯地には配備された。玉城デニー知事は長距離ミサイルは絶対反対だとしていた。残念ながら、この前の選挙で負けてしまった。政府による配備も時間の問題だ。しっかり闘いをしなければいけない。
 辺野古への土砂をうるま市から運ぶ。一昨年の9月から始まった。女性殺害事件が起きた。とんでもない。基地問題はすべて政府の責任だ。日本政府が米国に基地を提供しているから、責任は日本政府にある。
 1995年の少女暴行事件が起き、SAKO合意があり、普天間基地のなどの整理・縮小が合意されたがその後一切行われていない。今は返さないといっている。そればかりか辺野古に基地を作っている。こんなおかしなことはない。
 日米安保があるから基地がある。安保条約をなくせ。諸悪の根源の高市を代えさせよう。
基地の過重負担は軍事訓練の過重負担につながる。基地がある限りまた沖縄は戦場になる。頭にくる。
 (この後、24年3月のミサイル配備阻止行動のビデオが流された)。

具志堅孝松さんの発言

 沖縄戦遺骨収集ボランティア、ガマフヤー代表。沖縄戦で亡くなった人の遺骨を掘り出して、遺族に返す作業をしている。自分たちが「戦没者」になりかねない、そんな時代が迫っている。ノーモア沖縄戦、ヌチドウ宝の会。沖縄を二度と戦場にしない、そこの共同代表。台湾有事で、沖縄が再び戦場なるかもしれない。冗談じゃないと結成した。もう一つが、戦争止めよう沖縄・西日本ネットワークの共同代表。沖縄だけの話ではない。中国と戦争をやるために、全国に弾薬庫を作る。それは相手の反撃目標になる。そんなことはいやだと声があがり、ネットワークを作った。11月26日、内閣官房との交渉を行う。

清水早子さんの発言

 会には女性会員が多く、とても力強い。絶対に引き下がらない。
 「レゾリュート」は、6月に行われた。米軍が初めてやってきてオスプレイもやってきた。自衛隊の隊長による恐喝事件があった。過度な妨害をすると言われた。様々な誹謗中傷や脅しを受けた。
 通信訓練をやっていた。日米共同の指揮所訓練。宮古島には司令部機能が置かれる。抗議行動を避けたのか、米軍は正門からではなく通用門から入って行った。
 10月19日から始まるキーン・ソード27。この概要を見た時に衝撃を受けた。これまでの日米共同訓練とケタが違う。宮古・石垣・与那国に「戦争」がやってくるというのが実感だ。
 新兵器、今まで使われたことのない電子戦、サイバー戦、宇宙軍、全部宮古島にやってくる。これまでトップは防衛大臣だったが、作戦統合司令部ができた。この司令官が一元的に指揮する。そして海兵隊が宮古島には130人きて、自衛隊を指導する。宮古・石垣・与那国の三島が戦場になることを想定した訓練だ。
 台湾から100㎞の国境の島・与那国に、米軍がミサイルシステムを置く。石垣にはハイマース高軌道ロケット砲を置く、宮古に司令部機能を置いて、三島を結ぶ通信訓練を行う。
 中国対策の訓練だが、相手の出方がわからない。もしかして一色触発、現場で不測の事態が起きたら、即戦争状態に突入する布陣だ。実射用のミサイル弾を持ってくるかどうか注目している。
 自衛隊隊長によるどう喝裁判について。公的な駐車場で、許可などいらない場所で監視行動をしていた。自衛隊の隊長に「許可を取れ」と言われたが、「俺たちは取っている」とウソをついた。隊長は大声でどう喝をし、恐怖を与えた。私たちは表現の自由の権利行使をしているだけだ。自衛隊の監視行動をしていただけで、私たちに強要し表現の自由の権利を妨げたと訴えを起こした。支援をお願いしたい。
 窃盗事件と切り裂き事件。正門ゲートの真ん前に反対派の畑があり、そこに横断幕や掲示板が設置してある。7月に掲示板に貼ってあったスローガンを書いたものが全部なくなっていた。基地はいらないという声に対する攻撃・脅迫を行った。被害届を出した。前が自衛隊の基地で監視カメラがいっぱいあるので、映像を提供して捜査に協力するように要請した。
 8月、旗は刃物を使って切り裂かれた。器物損壊で被害届を出した。3人でやったことが分かり、一人が逮捕された。宮古在住の人で、飲み屋街でバアを経営している移住者であった。他の二人は未成年だった。私たちの主張に反対の考えだから、いやがらせをしたと言っている。正門前で毎週スタンディングを行っている。
 その後、質疑応答があり、集会を終えた。日米合同訓練、基地の強化に反対しよう。         (M)

和田香穂里さん(戦争をさせない種子島の会/西之表市市議会議員)  

南の島々は戦闘の最前線に

 馬毛島基地反対住民訴訟原告団長をやっている。種子島の隣にある小さな無人島がすごい勢いで、軍事要塞化・基地建設が進んでいる。高市政権の下で特に九州から南の島々、薩南諸島にかけて 軍事化が進んでいる。ミサイル配備・弾薬庫建設、基地や駐屯地の機能拡大や新たな部隊配備など。今でも戦争が始まるのではないかという雰囲気だ。
 長射程ミサイルや弾薬庫配備計画、北海道はそもそもあるのですが、西日本から九州を経て南の島々。ここに書いていない建設計画もいくつもある。特定利用港湾、一般の空港や港が自衛隊とか海上保安庁が何かあったからではなくて、常日頃から使えるというような形で、2024年4月に最初に指定された。16か17だったのが、今年にはすでに全国で57カ所も指定されているしまだ増える。
 中でも鹿児島県は非常に数が多い。鹿児島空港は2024年に指定された。すでに戦闘機の訓練、哨戒機の訓練など軍事訓練が行われている。北海道に続いて多くなっている。
 そして昨年度、自衛隊統合演習、実働演習の時には、九州全体が訓練場となって、様々な民間空港・港湾が使われた。鹿児島空港で弾薬の積み下ろし、長崎でオスプレイの輸送訓練。生地と呼ばれる生地訓練が集中して行われている。
 
 南の島々は最前線を想定されて軍拡・訓練が進められている。後方拠点機能、兵站機能・継戦能力機能。いかに戦争を続けられるか。鹿児島県北部で訓練拡大。10月19日から行われる日米共同訓練のキーン・ソードは、2024年が実働演習だったが、この時を大きく上回る市町村で行われる。私の住んでいる西之表市、南種町、中種町も使われることになっている。
 レゾリュート・ドラゴンで九州がどんなふうに使われたか。訓練が基地の外にどんどん出てきている。生活圏内にはみ出して、意図的にそういう所を使っている。そこを戦場と見立てている。
 奄美はそもそも自衛隊来てくれてありがとうという土地柄だ。それをいいことに、弾薬庫は増設されるし、日米訓練には使われるし、どんどん要塞化が進んでいる。
 徳之島は基地訓練地・駐屯地、自衛隊に関するものは一切ない。全島を丸ごと使った演習が行われている。キーン・ソード27が行われる。主に四国沖から九州、琉球弧にかけて、様々な訓練が行われる。人口1300人の与那国には200人の米兵と自衛隊が来る。石垣はハイマース、宮古には米軍が130人来て、自衛隊と合わせる400人あまりが、サイバー戦、宇宙軍部隊と新しい戦争の軍備が特殊なミサイル車両と共に、司令部機能として進行している。
 種子島では水陸機動団、陸自のオスプレイ、特定港の港湾になった西之表市が武器輸送訓練が行われる。徳之島の空港では戦闘機の離着陸、PAC3ミサイルの訓練が行われる。キーン・ソードに関して、種子島に米兵が400人くる。住民は何も知らされていない。種子島で訓練した米軍がイラン攻撃に加わったという。今でも報告すると鳥肌が立つほどの衝撃があった。
 馬毛島のこと。豊かな自然の中に様々な生き物がいた。滑走路が2本、コンクリートプラントで死亡事故が起きている。出来上がったら、日本で3番目の大きさになる。自衛隊と米軍艦載機の訓練拠点になる。自衛隊が12種類、130日、米軍と合わせて2万8千回飛行する。その他に水陸機動団とか、毎日のように訓練する。種子島にも宿舎などが作られ、一体の基地化となる。
 小中学校の跡地を市長が売ったことが基地建設の推進に大きな役割を示したということで、反対の住民訴訟が進んでいる。たった一人の漁師が漁場を奪われたということで、工事差し止め訴訟を起こしたが棄却されて最高裁へと裁判が進んでいる。

軍拡・訓練の増加を批判する和田香穂里さん(10.11)

25年度の自衛隊統合演習の報道を紹介(10.11)

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