10.27米陸軍によるハイマース射撃訓練に抗議

富士を撃つな!富士から撃つな!

 【静岡】10月27日、御殿場市、裾野市、小山町にまたがる陸上自衛隊東富士演習場でハワイを拠点とする米陸軍第3マルチドメイン・タスク・フォース(3МDTF)の第1─17長距離火力大隊が、国道469号線を封鎖してハイマースの射撃訓練を実施。抗議行動が取り組まれた。
 抗議行動は御殿場、裾野の両市の平和委員会、しみん連合静岡東部、みしま憲法9条の会が呼びかけ、富士にミサイルやめて!の会が賛同団体として取り組まれた。裾野市須山の国道469号線大野路交差点には、地元や県下各地から約40名が集まった。

部隊6万人の巨大訓練

 訓練は天候不順(小雨と濃霧)のため翌28日に順延され、市民の抗議の中、午前に9発、午後3発の計12発が発射された。МDTF「多領域任務部隊」は電子・サイバーなどの情報戦を担う部隊、タイフォン(長射程ミサイル発射装置)やハイマースを使用する砲兵部隊、ミサイルや航空攻撃に対抗する対空部隊、兵站、医療などの支援部隊から構成されている。
 じつは10月19日から29日にかけて日本列島全体で自衛隊4万5千人、米軍1万2千人などによる大規模な日米統合演習「キーン・ソード27」が行われていてこの射撃訓練もその一環だ。この大規模演習を実質的に指揮統制しているのが「多領域任務部隊МDTF」である。
 今回の訓練は、今後の東富士演習場での訓練が「戦争準備の拠点」としてより実践的な訓練になることを示唆している。「東富士演習場使用協定」の大原則である「米軍基地全面返還」に逆行するものであり、国は「年2回以内の条件を今後も守る」とは回答しておらず、この訓練を恒常化しようとしている。
 この部隊のタイフォンやハイマースはこの10月に沖縄の嘉手納基地に配備された。(配備ではなく保管だと主張)また日本への多領域任務部隊の配備も検討されている。さらに、陸上自衛隊富士駐屯地には26年3月に25式高速滑空弾が配備され、27年度末には25式長射程ミサイル配備が計画されている。
 27日午後、この日の訓練が中止となった時点で、抗議行動の呼びかけ団体、賛同団体による射撃訓練の中止を求める高市早苗首相・小泉進次郎防衛相に宛てた要請書が手交された。
        (S)

戦争準備の拠点はいらない(10.27)

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