9.21あいち総がかり行動呼びかけ

沖縄・九州・西日本の軍事基地化反対!

 【愛知】9月21日、名古屋市の鯱城ホールで「戦後80年・安保法制10年ふたたび戦争させないあいち大行動」が行われた。会場にはZООМ参加者も含めて約400名が参加して成功した。主催は「あいち総がかり行動」を中心にした実行委員会でさまざまな団体が協力しあって実現できた集会とデモ行進であった。

安保法制は憲法違反

 司会のあいさつで集会が始まり長峰信彦さん(あいち総がかり行動共同代表)が開会のあいさつを行った。
 長峰さんは「2015年に安倍政権下で改悪された安保法制が成立してから10年が経ち、発動はされていないようにみえるが実際は2016年からアメリカ軍への給油活動等が行われている。不都合なことは報道しないため見えていないだけだと指摘し、戦闘中のアメリカ軍に給油することが合憲であるわけがない。むちゃくちゃな言い分で成立したのがこの安保法制だと怒りを込めて指摘した。そして日本はあと2年で軍事費が世界第3位になると述べ日本の軍事大国化を阻止しよう」と訴えた。

安保法制の目的は憲法の無効

 各発言の最初に総がかり行動共同代表の中谷雄二さんが「安保法制10年は何をもたらしたか」について報告を行った。
 「憲法9条は軍事的な存在を制限する存在としての憲法としてあった。だが15年成立の安保法制は軍事的なものを排除することが原則であり、例外として専守防衛が認められていたがこれが逆転し、軍事的なものはすべて認められるようになってしまったと批判した。具体的な内容として憲法9条で禁止されていた軍事に関する様々な禁止事項が全面解除されたことを解説し、これこそが安保法制の最大の狙いだった」と厳しく批判した。
 さらに「集団的自衛権、安保三文書による軍事大国化への道とそれに伴う防衛費の倍増、戦意高揚のための情報操作、統制。治安法制の整備、憎悪と排外主義を蔓延させ戦前以上の軍事国家、監視国家への道を進んでいると危機感をもって解説し戦争国家への道を阻むためあきらめずに声を挙げ続けよう」と発言を締めくくった。

軍事拠点と化す九州・熊本

 続いて自衛隊基地司令部やミサイル配備が進む九州熊本から海北由紀子さん(沖西ネット共同代表)が九州熊本の現状を報告した。海北さんは九州全体にはぎっしりと自衛隊基地やミサイル基地、弾薬庫が配備され、陸上自衛隊西部方面隊司令部が熊本に置かれていると述べ、7月9日には佐賀駐屯地が開設され8月12日にはアメリカ軍のオスプレイが築地基地に降り立ったと報告。さらに健軍駐屯地では九州が戦場となり焦土と化すことを前提にその状態でも戦争ができるよう地下に基地を建設しなおすことが決まっていることを怒りを込めて批判した。九州・沖縄が台湾有事のさいにアメリカ軍の軍事基地として利用されるための準備が着実に進んでいることに危機感をもって戦争反対の声を上げようと訴えた。

各地からの訴え

 京都からは「祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク」の呉羽真弓さんは京都の学研都市である祝園にミサイル弾薬庫の建設反対運動を続けてきた1年5か月の闘いを振り返り全国の反基地運動とつながる意義について述べ10月19日の祝園現地全国集会とデモに参加することを呼びかけた。
 愛知県平和委員会の城下英一さんは戦前から続く愛知の軍需産業が急速に拡大し、特に三菱重工業が新しい工場を4つも増設して日独伊から300名の設計技術者を集め、3000人の労働者を募集している」と報告した。
 また「愛知では三菱重工以外でも軍事企業が操業しており、これらが製造した兵器が海外で人殺しに使われることは絶対に許されないと語気を強めて発言し、10月25日~26日愛知で行われる「日本平和大会inあいち」への参加を訴えた。
 沖縄からは沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」共同代表の具志堅隆松さんが沖縄戦の犠牲者の遺骨をボランティアでおこなっていたが途中から反戦運動へと移行した思いや経緯について述べ、日本の国民はアジア太平洋戦争が始まることも負けることもわかっていたのに止めることができなかった。しかし今は国民が国の決めたことに従わされる存在ではありません。国民が国の進むべき方向を決めることができるのです。戦争への道を拒否することを示そう!と力を込めて訴えた。

栄の街をデモ行進

 すべての発言と報告を終え、参加者はデモ行進に出発するため会場前の道路に続々と集まった。この集会のために作られたカラフルな旗を何本もなびかせ、太鼓と歌でにぎやかなコールが始まると沿道から多くの注目が集まった。デモ隊は「戦争準備いますぐ止めよう」「ミサイルつくるな配備をするな」「差別の始まり戦争への道」と元気よくコールを上げ、栄の繁華街を貫くデモ行進をやりきった。

限界を超えて反戦反基地闘争の拡大を

 残念ながらこの集会ではロシア・ウクライナ戦争、イスラエルのガザ虐殺戦争、止まることのない大増税については一言も語られることはなかった。さまざまな統一戦線ゆえに非常に大きな限界があることを見据えつつ、これらの限界を突破するためあいち総がかり行動の闘いを拡大させよう。
 沖縄・九州・西日本が台湾有事を想定した一大軍事拠点になろうとしている中、愛知はそのための軍需産業都市として機能している。愛知、東海の反戦反基地闘争はさらに重要に位置になる。沖縄・九州・西日本と連帯する反戦闘争を愛知と東海の地から巻き起こすために全力で闘おう。
       (越中)

愛知総がかり行動のデモ(9.21)

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