名護市長選・知事選に勝利を
辺野古新基地建設反対! 自衛隊ミサイル基地網強化反対!
沖縄県民と共に基地のない東アジアの未来へ
2026年新年にあたり、改めて辺野古に米軍基地を作らせない闘い、そして与那国島・宮古島・石垣島など先島での自衛隊基地・ミサイル配備に反対する闘い、全島避難など住民を無視した計画を許さない闘い、そして米兵による女性への性被害事件の続発をなくす闘いなど、沖縄をめぐる闘いは、単に沖縄だけの問題ではなく、東アジア全体がどう平和で、安全な社会を作っていくのかがかかった闘いでもある。
12月1日行われた防衛省に対する抗議・申し入れ行動で、高良さちか参議院議員らが11月28日に大浦湾での埋め立ての再開についての発言を紹介する。そして12月6日、辺野古現地のオール沖縄会議による抗議集会写真を紹介したい。
与那国島、宮古島、石垣島などでは自衛隊のミサイル装備などが次のように強化されている。
石垣島には、2023年3月16日に陸上自衛隊石垣駐屯地が開設され、地対艦ミサイル部隊と地対空ミサイル部隊が配備された。将来的には射程が延伸された長射程ミサイルの配備も計画されている。
宮古島には、陸上自衛隊宮古島駐屯地が設置され、警備隊に加え地対艦ミサイル部隊や中距離地対空ミサイル部隊、最近では電子戦部隊なども配備・増強が進められている。
台湾に一番近い与那国島には、2026年度に日本初の新たな対空電子戦部隊の配備を計画している。また、「03式中距離地対空誘導弾」ミサイルなどを備えた部隊の配備も計画されている。先だって開かれた住民説明会には、島民から戦争に巻きこまれるのではないかと不安の意見が多く出された。
高市首相は「台湾有事」について、「存立危機事態」に該当し、米軍と共に武力行使すると表明した。これは真っ先に沖縄が戦争の最先端を担わされることに他ならない。
自衛隊は米軍と一体化し、司令部の地下化、弾薬庫の整備、シェルター作り、血液製剤の備蓄化などを「戦争」準備を行いつつあり、住民に対しては自衛隊への協力を強制するようになっている。沖縄において急速に進む「戦争体制」づくりを絶対に止めよう。
来年1月には名護市長選、9月には沖縄県知事選がある。大浦湾の埋め立てとともに2026年は極めて重大な年になる。
2026年も沖縄闘争に連帯する闘いを作り上げよう。 (滝)
大浦湾への土砂投入を許さない
【東京】12月1日、辺野古への基地建設を許さない実行委と辺野古の海を土砂で埋めるな首都圏連絡会が合同で主催して、防衛省に対する申し入れ行動が行われた。
最初に、辺野古実の中村利也さんが主催者あいさつを行った。
11月28日、防衛省は大浦湾への土砂投入を再開した。軟弱地盤の杭打ち工事など大浦湾が貴重な生物が生存する豊かな海が破壊され続けている。防衛省に強い怒りの声をあげていこう。
土砂投入に至る経過を整理しておきたい。大浦湾に軟弱地盤が広がっていたために、当初の計画を大幅に変更せざるを得なくなった防衛省は設計変更申請を出したが、それに対して玉城デニー知事が不承認処分を行った。ところが国は知事の承認権限を剥奪する代執行を2023年12月に強行した。そして、翌年24年1月にケーソンを置く改良作業ヤードを始め、8月からはK護岸工事に着手した。2025年1月から、軟弱地盤の改良と称して、砂杭の打ち込みを開始した。
ところが、様々な問題が大浦湾に生じている。杭打ちも当初の千本が一年経っても330本しか打ち込まれていない。予定を大幅に延期をして、3年半かかると言われている。軟弱地盤改良のための砂杭は7万千本予定しているが、未だに5900本しか打ち込まれていない。完了までに10年かかると言われている。しかも、今年の6月から台風避難のためと称して、6隻のサンドコンパクション船が大浦湾から姿を消した。つい最近、3隻が大浦湾に戻ってきたが作業を本格的にやっていない。台風避難だけでなくて、かなり深刻な技術的な問題が生じているのではないかという指摘もある。
一方で砂杭用の海砂の採取もかなり問題が生じている。今年度の採取を予定しているが昨年に比べて、1・8倍採取されようとしている。西日本・瀬戸内海ではすでに海砂の採取は禁止をされているが、沖縄は未だに制限がない。そういう中で、海砂をどんどん採取することによって、すでに沖縄の海岸線が浸食され、海が荒れ自然が破壊されていく現状が進んでいる。7万1000本の砂杭のために砂を取ることは許されない。
当初9300億円と言われていた予算のすでに、80%近くが今年度使われてしまう。海砂が20%しか投入されていないにもかかわらずだ。
予算の増加、さらなる税金の投入は必至だ。税金のムダ使い、湯水のごとく海に投入することは絶対に許せない。厳しく防衛省を追及していこう。
来年はさらに重要な年になる。1月には名護市長選挙がある。名護市長選挙では辺野古基地建設反対を表明する人が立候補予定だ。9月には沖縄知事選挙がある。玉城さんを再び知事にするために、ヤマト・東京の地で一生懸命やっていく必要がある。来年も厳しい年になるが一年間がんばった力を来年も継続して出していこう。
参議院議員・沖縄の風高良さちかさんがあいさつ
新たな土砂投入が始まった。サンドコンパクション船の6隻が奄美の港に退避した。なぜやったのかと防衛省に対して問いかけたところ、台風が要因で一度退避したと気象解消の話ばかりがあった。
私たちは気象解消だけではない、大きな問題があるから退避していたのではないかと考えている。
とても不自然なことに、サンドコンパクション船は気象が回復したわけではないのに戻ってきた。それに加えて、新たな土砂投入があった。来年1月の名護市長選挙を見越して、新たな基地建設の進捗を見せるためではないかと地元では疑っている。県民があきらめる、そのために着々と既成事実を積み上げようとしている。
サンドコンパクションが戻り、新たな土砂が投入されても、軟弱地盤をそのままに埋め立てることはできないことは変わりない。本当に滑走路を作ったとしても、軟弱地盤に滑走路を作るわけだから、それが沈み込んでしまうという危険性も変わらない。皆さんが払っている税金が辺野古の工事に使われている。日本の本土に住んでいる皆さんで止めてほしい。今は土砂の投入よりも、暮らしが大事なはずだ。国民の暮らしを顧みずに、どんどん辺野古の工事を進めるのやめてもらいたい。
辺野古に執着しているために、いっこうに普天間の閉鎖が進まない。普天間飛行場の近隣には住宅地・大学、小学校もある。危険な訓練が行われ、オスプレイも配備され離着陸を実施している。即時の普天間飛行場の閉鎖と返還を実現しよう。
今の高市政権の台湾有事に関連にする危険な発言がすでに、日本の経済に大きな打撃を与えている。沖縄ではすでにクルーズ船もこなくなった。研究者も沖縄に入ってこれなくなった。中国と日本は経済的に緊密な関係であったはずだ。このように危険を煽って、戦争をしようとするような政治はやめていかなければいけない。
安保三文書改定による非核三原則の見直しが問題になっている。「持ち込ませず」を変える。どこに持ち込むのか。米軍基地がある所にまず持ち込まれる。かつて日本には多くの米軍による核施設があった。そういった所は再び核基地になっていく危険性が高まる。
沖縄のキャンプシュワブ、辺野古にある基地は今でも核貯蔵庫がある。それはメンテナンスをされて生きている。非核三原則の見直しは被爆国である日本が、米軍の使う核の楯になることだ。これは必ずや止めなければいけない。かつて侵略した日本が絶対にやってはいけないことだ。戦争を起こすのは政治家かもしれないが、犠牲になるのは兵士を含めた私達国民だ。多くの若者や子どもたちを傷つけることにつながっていく。辺野古新基地建設を止めることと今の軍拡を止めていくことは地続きの問題だ。どうか皆さん力を合わせて、今の無謀な政治を止めていきましょう。
福元事務局長(オール沖縄会議)がアピール
続いて辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議福元勇司事務局長が電話でアピール。
政府は11月28日、辺野古東側の大浦湾で埋め立て土砂の投入を始めた。土砂を入れた所は辺野古崎の陸地に接地する沿岸部。軟弱地盤がある所ではない。
政府は大浦湾で本格工事を始めたと見せかけているにすぎないが、土砂で海が汚染され、生き物たちが殺されていることには違いありません政府が真っ先にやるべきはこれから何年かかるか分からない土砂投入ではなく、普天間飛行場の危険性除去であり、一日でも早い閉鎖、今こそ日米両政府は地元の意見を優先した政治的決断を行うべきだ。
11月初旬にも、日米の合同訓練で、普天間飛行場には昼夜を問わず、F35などの外来機が飛来し、わずか数日間で、聴覚に障害を起こすとされる100?を超える爆音が70数回も繰り返された。
まるで沖縄は日米両政府の軍事植民地的やりたい放題の状態だ。何度地元が抗議しても、県が抗議しても、一顧だにされない。辺野古新基地が完成するまで、普天間飛行場は返さないと日米政府は公言していた。これではまるで、人間らしく生きる権利や命までもが新基地ができるまでの人質に取られているようなものだ。
私たち沖縄県民はあきらめることなく、辺野古新基地建設にあがらい続ける。間違っているのは武力による抑止力で、平和を守ろうとする日米両政府のやり方だ。沖縄戦の教訓は、軍隊は住民を守らない。武力で平和は守られない、日本の民主主義を立て直し、憲法が掲げる主権者として、政府に二度と戦争をさせない決意、これを全国の皆さんと共に、実践していきたい。共にがんばっていこう。
12月6日、辺野古ゲート前で、オール沖縄による辺野古基地建設反対の集会。集会にはうりずんの会、名護市長予定候補、韓国済州大生が参加

2025.12.6 辺野古ゲート前テント。名護市長選予定候補の翁長久美子市議の決意表明

2025.12.6 辺野古ゲート前テント。大浦湾のパイル打ち込み、北部一帯での海砂採取に反対アピール

2025.12.6 辺野古ゲート前テント。うりずんの会(国会議員団)のあいさつ

2025.12.6 辺野古ゲート前テント。韓国済州大学から15人の参加団 (1)
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