5.12大阪廃止の都構想反対 法定協を設置するな
市民の力で政治を変えよう!大阪アピール、市民のための政治を求める大阪市・市民連合の呼びかけ
市民のつどいで運動の方向を確認
【大阪】大阪維新の会が「大阪都構想」をめぐる3回目の住民投票に向けて、法定協議会の設置条例案を大阪市会に提出しようとしている中、「都構想・法定協」設置 意義あり!市民のつどいが5月12日、国労大阪会館で開かれた。会場の大会議室は、急きょ椅子を追加するほどの122人の参加者で一杯となった。報道機関からの取材もあり、関心の高さがうかがわれた。
主催は、市民の力で政治を変えよう!大阪アピール、市民のための政治を求める大阪市・市民連合の2団体で、どないする大阪の未来ネットなど9団体が賛同団体として名を連ねた。
地方自治の本義
定刻の18時30分、大阪市・市民連合事務局長の澤賢一さんの司会で集会は始まった。まず主催2団体を代表し、梅田章二さんが主催団体あいさつをおこなった。
梅田さんは「大阪W選挙、タウンミーティングと進んで、5月大阪市会で法定協設置の議案を出そうとしている。地方自治は直接民主主義を取り入れ、住民の意思を取り込んで政治を決める仕組み。本来なら1回目の否決で諦めるべきものなのに、3回目という大暴挙を許してはならない。しかも、大阪市だけでは否決されるかもしれないとして、大阪府民を巻き込もうとしている。また、訳のわからない副首都構想と結びつけようともしている。都構想をつぶす闘いを始める集会にしよう」と集会の成功を訴えた。
大阪市会議員・府議会議員からの報告と問題提起として、大阪市会から日本共産党・井上ひろしさん(住吉区選出)、大阪府議会から民主ネット・野々上愛さん(高槻市・島本町選出)が発言に立った。
住民投票阻止に向けて
井上さんは、「5月議会に法定協設置の議案が出てくるが、3回目の住民投票阻止という決意で頑張っていきたい。自民と維新の間でほとんど違いはないが、大阪市をなくすという問題では対立している。前言を翻して、都構想を蒸し返すには相当の決意があるとともに、民意に怯えている側面もある。都構想の青写真を作るのは職員で、それをバラ色に飾り立てて、集権の仕組みを作ろうとしている。本質は変わっていない。特別区の数が違うだけ。市民の中には怒りが渦巻いている。それを力に変えたい。また、大阪市独自の物価高対策は皆無に等しいにもかかわらず、財政調整基金は3000億円も貯め込んでいる。物価高対策をまともにやらずに、大阪市をなくすのか、という声を上げていこう」と法定協設置の決意を明らかにした。
横暴な維新糾弾
野々上さんは、「府議会では、3月議会で法定協設置関連議案の討論をしたが、府民全域での住民投票などは提案議案の中には含まれていない。議案には『副首都構想の推進』というタイトルがつき、協議会の名称も『副首都大阪にふさわしい大都市制度協議会』となり、特別区という文言が消えている。しかし、実態は大阪市廃止の大阪都構想で、副首都推進局職員の増員に6億2千万円の予算が計上されている。これは継続審議になっているが、すでに4月1日付で副首都推進局に職員が異動して準備が始まっている。大阪市会が可決すれば6月府議会初日での強行採決もありうる。大阪府全域を巻き込もうとしている維新のやり方を見ると、大阪府全体でしっかりと監視していかなければならない」と副首都構想と結びつけて、大阪都構想の実現をはかる維新の動きを批判した。
集会には、立憲民主党参院議員・辻元清美さん、前衆議院議員・尾辻かな子さんからメッセージが寄せられ、司会が読み上げた。続いて、大阪維新の会市議団によるタウンミーティングについて、夢洲カジノを止める府民の会事務局長の山川義保さんが「維新市議団は、市民の声を聞くということでタウンミーティングをしたが、後半になるほど市民の声を聞いたというアリバイ作りになっていた。『早く設計図を作ってくれ』というのが市民の声とまで言うようになった。副首都と大阪都構想をごっちゃにするごまかしをやっている」と報告した。。
主催・賛同団体の代表が前に並んで、自分の団体の紹介がおこなわれ、それぞれ3回目の住民投票は絶対に許さない、維新の政治はもうゴメンだという強い決意表明が続いた。
会場からの発言に移ると、10人近い参加者から発言があった。5月17日投開票の西区での大阪市議補選で維新候補を落選させよう、そのために西区に行って訴えようという意見が何人かから出された。
最後に、大阪市・市民連合事務局の馬場徳夫さんが、集会決議を議会各会派に送ることを提起し、拍手で確認された。そして、具体的行動提起として、市民による都構想反対の運動を大阪市内だけでなく大阪府下でも作り上げていくこと、5月15日の大阪市会開会日には市役所周辺での宣伝・要請行動に結集することなどを参加者全体で確認して集会を終えた。
大阪市会開会日に市役所周辺で要請行動
大阪市会の開会日である5月15日、12時から大阪市役所周辺で、大阪市を廃止するための法定協議会設置に反対する要請行動がおこなわれた。要請行動は市役所南入り口(土佐堀川側)、正面北側(大江橋側)、正面(淀屋橋南詰)の3か所で行われ、約200名が参加した。参加者は、次々にマイクを持って「都構想反対」「カジノ反対」を淀屋橋周辺を行きかう大阪市民、とりわけ昼休み中の大阪市職員に訴えた。
12時45分からは「大阪廃止の都構想反対」「法定協を設置するな」のシュプレヒコールで大阪市役所一周デモをおこなった。デモの後は、市議会傍聴に行く人、宣伝活動を続ける人、大阪市議会の補欠選挙が行われている西区に応援に出かける人等とそれぞれの活動に散っていった。 (大森)

要請行動で「都構想反対」「カジノ反対」をアピール(5.12大阪市役所周辺)

「大阪都構想」反対運動について熱心に議論が行われた(5.12国労大阪会館)
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