社会正義と気候正義のための国際主義的な大衆運動を構築しよう!
第四インターナショナル執行ビューロー声明 2026年10月12日
第四インターナショナルは、10月中旬にビューロー会議を開催し、いくつかの声明を採択した。その中には、10月25日のブラジル大統領選挙決選投票に向けて、ルラ候補の当選のために闘うことを呼びかけたアピールも含まれている。ここでは、声明「社会正義と気候正義のための国際主義的な大衆運動を構築しよう」を紹介する。
2026年8月という月はこれまでの記録にない暑い日々だった。暑さの記録更新、より長期間で早い時期から始まった熱波、台風・氷河崩落・洪水といった暴力的な現象――大災害は以前よりも頻繁に起こり、激化し、生命を脅かしている。地球温暖化によって拍車がかかり、エルニーニョ現象の影響のもとで、極端な気候現象がさらに悪化していくだろう。人道的・社会的・医療的影響は、短期的にも長期的にも非常に深刻であり、食糧危機の悪化、最も脆弱な立場の人々の強制的な立ち退き、感染症の再発といった脅威をもたらしている。
これは一時的な現象ではなく、化石燃料と切り離すことのできない生産至上主義的資本主義によって引き起こされている気候崩壊の現れなのである。世界の平均気温上昇の1・5℃という限界点が超過されることは、いまや広く認められている。
指導者たちはもはやこの限界点が突破されないようにすることなど考えていない。せいぜいのところ、石炭・ガス・石油を燃やし続けながら、きわめて疑わしい「テクノフィックス」(テクノロジーによる一時しのぎの解決策)によってそれを抑えようとしているだけである。もちろん、そんなことは不可能である!
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もっと悪いことに、自分たちのシステムが限界に達しているがゆえに、資本家たちはアグリビジネス・軍備・人工知能(AI)部門で新たな利益創出の機会を追求している。これらの部門はすべて主要な温室効果ガスの発生源であり、エネルギー浪費型産業であって、生物多様性の崩壊や食糧主権を犠牲にした土地収奪に責任を負っているのである。
大惨事に陥るというきわめて現実的な脅威が存在しており、現在起きている悲劇は、来るべき破滅のほんの微かな前兆にすぎない。
世界各地における反知性主義的、極右、気候懐疑論的勢力の台頭は、犯罪的な政策の加速という点においても、また特権的な少数派に利益をもたらす選別的・人種差別的・性差別的・植民地主義的な適応形態という点においても、重大な質的転換を示すものである。この意味において、気候正義のための闘争と反ファシズム闘争とは切り離すことができない。
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いまや、適応と緩和を組み合わせることが不可欠である。すなわち、最も深刻な打撃を受ける人々(高齢者、子ども、妊婦、慢性疾患を持つ人々など)を気候崩壊の有害な影響からただちに保護するとともに、その根本原因――化石燃料の燃焼、森林破壊、工業型農業――に対する闘いをすすめることである。
第四インターナショナルは、社会正義と気候正義のための国際主義的な大衆運動の構築を手助けしたいと考えている。
この運動は、最も直接的な影響を受ける人々とともに、災害救助や住民保護、住宅、医療、雇用、学校や病院、土地利用計画、都市政策、水管理、農業政策、難民保護といった分野において、具体的な適応策を盛り込んだ緊急計画を策定するために活動するだろう。それは、公共的、民主的で、社会的な意識を持ち、フェミニスト的な適応なのである(訳注)。
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私たちは、山火事、洪水、穀物の不作に対して、十分な資金をもった保護施策を緊急に必要としている。私たちは、エコロジー崩壊の差し迫った影響と、その根本原因の両方と闘っているのだ。
このような計画は、排出量の大幅かつ急速な削減に向けた闘いと切り離せないものである。すなわち、最富裕層の消費習慣(プライベートジェットやスーパーヨットなど)を標的にすること、無益で破壊的なプロジェクト(道路インフラ、AIデータセンター、資源略奪主義、商業・交通・スポーツ施設のための大規模プロジェクトなど)に反対するさまざまなキャンペーンと森林や湿地を保護する取り組みを強化し、結びつけること、公共交通機関の無料化やアグロエコロジーといったエコロジー的・社会的要求――労働時間の短縮や労働ペースの減速は言うまでもない――のためのキャンペーンを展開すること、金融・エネルギー・アグリビジネス部門における「気候犯罪者」の武装解除を要求する闘いである。
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この運動は、軍国主義や帝国主義に反対する動員と結びつけられなければならない。そして、パレスチナとの連帯、農地改革、生活費に関する労働者階級の要求を支持するものでなければならない。」
戦火に包まれた世界において、私たちは資本主義国家が主導する軍事化への動きに反対する。私たちは、互いに争ってエネルギーを浪費するのではなく、気候変動との闘いに私たちのエネルギーを集中しなければならない。パレスチナにおけるジェノサイド、ウクライナ侵攻、イランへの攻撃は、いずれも環境に対して壊滅的な結果をもたらしているからである。
私たちは極右支持者である億万長者の利益にのみ奉仕する極右の気候変動否認主義に反対する。そうした億万長者こそが、気候崩壊の存在を否定する一方で、それを生き延びるために地下シェルターを建造している張本人なのである。
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私たちは移動の自由を支持する。私たちは戦争・貧困・気候崩壊によって家を追われたすべての人々と連帯する。私たちはまた、資源略奪主義、環境汚染、土地の強奪から自らの土地を守る先住民族コミュニティの権利を支持する。彼らは、自らの土地、生計、文化を脅かすいかなるプロジェクトに対しても、拒否権を行使する権利を持つべきである。
私たちはCOPプロセスに対して何ら幻想を抱いていないが、それでもこうしたサミットは、グローバルな運動が資本主義政治家や大企業に挑戦する機会を提供し得るものである。気候学者をはじめとする科学者たちは、テクノフィックスや、生産至上主義・資本主義というドグマに疑問を投げかけている。こうした科学者は貴重な同盟者である。
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第四インターナショナルはAI専用データセンターに反対する世界的なキャンペーンを開始している。
第四インターナショナルはすべての構成組織に対し、エネルギー・水・土地を貪欲に消費する、こうした汚染源となるインフラに反対する運動に参加するよう促す。
このキャンペーンは、地域社会や労働現場に根ざしており、地域住民、気候活動家、その他多くの人たちを動員している。
しかしそれだけでなく、私たちはAIの開発を支えている社会のビジョンそのものとも闘っている。AIは、市民に対する国家の監視能力や、人民に対する軍事能力を強化する。AIは資源略奪主義とそれが引き起こす荒廃を悪化させる。AIは労働者や農民を犠牲にして、資本家階級の手にさらに多くの権力を集中させる。
エコロジー崩壊と極右権威主義的な資本主義の台頭を特徴とする時代において、私たちには抵抗のプログラムを持った大衆運動が必要である。その中には、異なる社会――善良で、真に人間的で、エコ社会主義の社会――を建設するために、資本家から政治権力を奪取するための戦略が含まれる。したがって、私たちは「エコ社会主義革命宣言」を引き続き拡散させ、その内容をさらに深めていかなければならない。
私たちは、グローバル資本主義に対する革命宣言の理念を実践に移すために闘っている。それは資本家に異議を唱えるだけではなく、彼らを打倒し、地球との持続可能な関係の中で、すべての人にとってより良い生活を築くことである。私たちには闘いとるべき世界がある!
訳注:一部の特権層だけが生き残れるような選別的な適応ではなく、という意味。
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