ボリビアの労働者と農民に連帯を!
2026年5月29日
第四インターナショナル執行ビューロー声明
アンデス地域のボリビアでは、4週間以上にわたる社会的紛争と深刻な政治危機が続いており、就任からわずか6ヶ月で、ロドリゴ・パス大統領[昨年11月の大統領選挙でキリスト教民主党から立候補し、決選投票で同じく右派の候補を破り当選した]の右派政権は既に守勢に立たされ、分裂状態に陥っている。鉱山労働者(賃金労働者と協同組合員)、農民コミュニティ、運輸・医療・教育・地域協議会の労働者らが大規模な蜂起を起こした。彼らは全国で80本近くの道路を封鎖し、大統領の辞任を要求した。それと同時に、首都ラパスではストライキや抗議活動が起こり、暴力的な弾圧を受けているものの依然として続いている。ブルジョワ報道機関やあらゆる立場のアナリストは、動員された人々の大部分が、16年間社会主義運動(MAS、モラレス元大統領とルイス・アルセ元大統領の政治的道具となってきた政党運動)を支持してきたあと、パスに投票したのと同じ人々であると指摘している[訳注:MAS系の2候補は合わせても12%弱の得票しか得られず、決選投票に進めなかった]。
これは、ケチュア族とアイマラ族が圧倒的多数を占める労働者・民衆運動が、2025年11月に選出された政治連合に対して起こした2度目の衝突である。最初の衝突は、政府が2つの挑発的な政令を発表した4月に起こった。1月に発布された政令5503号は、非常事態を宣言し、燃料価格補助金の廃止を正当化した。これによりガソリン価格は86%、軽油価格は160%上昇し、鉱業、農業、インフラ分野における超自由主義的な反改革への道が開かれた[訳注:反対運動の中で、政令5503号は1月12日に廃止され、新たに政令5516号が発布されたが、燃料価格補助金の廃止はそのまま維持された]。
4月10日に発布された2つ目の政令(法律1720号)は、農民の土地を(中規模の不動産として)再分類し、大規模農業企業家や投資家による大規模な土地の取得を容易にするものであった。環境保護団体やボリビア農民の各連合体によれば、これは伝統的な先住民や農民コミュニティの土地収奪、土地利用の変化による森林破壊につながる恐れがあった。言い換えれば、この政令は、これまでどの新自由主義政権もあえて試みなかったこと、すなわち1952年の革命の成果である1953年の農地改革を覆そうとするものであった。この政令は、多民族議会(下院)によって既に否決されていたが[訳注:5月13日に政府は法律の廃止に同意した]、全国各地(サンタクルス県の一部を含む)の農民コミュニティの怒りを招き、ラパスへのデモ行進を組織するまでに発展した。農村地域の不満は、都市部における燃料価格高騰への怒りによってさらに増幅された。
今月[5月]、ラパス市がボリビア労働者中央組織(COB)との20%賃上げ交渉を拒否し、5月16日の抗議デモが残忍な弾圧を受け4人が死亡したことを受け、労働者、農民、民衆の怒りが爆発した。首都ラパスと国内第2の都市エルアルト(アイマラ族の伝統を持ち、過去20年間で最も強い闘争の伝統を持つ都市)では抗議行動に動員されたものの、国内の他の地域からは孤立していた。(80本以上の)幹線道路や地方道路のバリケードは、弾圧によって縮小していたが、ここ数日で再び拡大している。COBとトゥパク・カタリ農民組合(エル・アルト)が主導し、MASの女性組織であるバルトリナス、アンデス地域各地の農民組合やコミュニティの支援を受け、(コチャバンバ県チャパレ出身の)エボ・モラレス前大統領の社会的基盤からの参加もあり、数千人の労働者がデモ行進することで、政府への反発が決定的なものとなり、さらにパス大統領の辞任要求へと発展した。パスは1週間以上政界から姿を消し、燃料と土地に関する政令の施行を延期したが、最も工業化が進んだサンタクルス県で権力を握る寡頭政治家やネオファシストからの圧力に屈し、COBとの賃上げ交渉を拒否した。
農民による封鎖と都市部の闘争の組み合わせは、過去74年間の主要な民衆蜂起-1952年の労働者革命から2000年と2003年の水戦争・ガス戦争にいたるまでの蜂起、とりわけ1970年と71年の民衆議会、1980年代の独裁政権に対する闘争、シレス・スアソ政権時代(1982年から1985年)の政府とCOBの二重権力、1985年の鉱山労働者の反乱、そしてエボ・モラレス政権初期に多民族国家を確立した制憲議会(ボリビアを多様な民族とエスニック集団の国家として認めた)-の特徴を反映するものだった
帝国主義と国内ブルジョワジーはこの歴史を知っており、だからこそ彼らはこの運動の広がりと急進化を懸念している。反応は迅速だった。マルコ・ルビオ米国務長官は「パスに対するクーデター」と発言し、サンタクルスの右派は反動的な市民行進を呼びかけ、米州機構(OAS)に民主的な法治主義(つまりパスの保守政権)を擁護する声明を発表するよう圧力をかけた。政府は紛争の仲介を申し出ていたペトロ政権下のコロンビアとの関係を断絶した。彼らは流血も辞さずに反動的な解決策を求めているため、指導者に対する暴力的な弾圧という形で、事態の結末が明らかになりつつある。
現在も、ケマド宮殿を目指すバリケードやデモ行進に対する弾圧は続いており、COB指導者に対する逮捕や迫害、さらにはCOB指導者やバルトリナス、そしてエボ・モラレスに対する拘束の脅しが行われている。とはいえ、政府は弱さも示している。ララ副大統領は賃上げ交渉への支持を表明した後、パス大統領と決裂した。パスは既に1月と4月に発令した政令を撤回せざるを得なくなっている。そして今、サンタクルス平原のバジェ・グランデ地方の農民たち(アイマラ族、ケチュア族、グアラニー族出身)が闘争に加わり、アンデス西部への行進を試みている。
公選弁護人事務所、政府閣僚、カトリック教会、そして議会各会派の指導者らによって結成された対話委員会は、政府に対し指導者への弾圧と逮捕状の発行を停止するよう、また運動側に対し封鎖を停止するよう求めている。しかし、COBやバルトリナスも、農民たちも、交渉に参加するかどうかをまだ決定していない。政府は弾圧や脅迫を続け、アメリカ麻薬取締局との交渉を続ける一方で、コカ栽培に対する新たな弾圧の波が押し寄せている。
第四インターナショナルは、ロドリゴ・パスの超自由主義的な緊縮財政計画に対する労働者、先住民、農民、全ボリビア民衆の闘争を全面的に支持することを表明する。そして、進行中の弾圧を非難するとともに、パスがサンタクルスの極右勢力およびトランプ政権下のアメリカと再接近していることを非難し、戒厳令発令の動きを断固として拒否する。
ボリビア人民の生活と労働条件の改善を求める闘争万歳!
歴史的に勝ち取った権利を奪い取ろうとする超自由主義的な反改革にノーを!
農地改革の後退は許さない! 賃上げの即時実施を! 法律5530号・1720号を完全に葬り去れ!
ボリビア労働者中央組織(COB)、農民組合、地域協議会万歳!
パス政権の弾圧を粉砕せよ! 拘束されている指導者と抗議運動参加者の即時釈放を!
マルコ・ルビオ、トランプ、米州機構(OAS)はボリビアの内政に介入するな!
戒厳令にノーを!
The KAKEHASHI
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