7.17許すな!代執行による大浦湾の埋め立て受注ゼネコンへの抗議1日アクション
STOP!辺野古埋め立てキャンペーン、辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会
【東京】7月17日午前中から「許すな!代執行による大浦湾の埋め立て 受注ゼネコンへの抗議1日アクション」が主催:STOP!辺野古埋め立てキャンペーン、辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会で行われた。
政府防衛省は、沖縄県との事前協議を打ち切って、8月から大浦湾側の本格着工、くい打ち工事を始めることを発表した。問答無用の埋め立て強行は許せない。この工事を請け負い、金もうけをしている受注企業に抗議申し入れ行動を行った。
ゼネコン抗議アクションは大林組25人、安藤ハザマ26人、東洋建設20人、五洋建設36人、日本工営38人、東亜建設37人、大成建設及び総括集会51人、延べ人数233人の参加。賛同団体は94団体。
最後、新宿西口にある大成建設への申し入れ。「回答はしない」との上で、要請書を受け取りに出てきてもらえることになっていた。総務の社員2人がビルの前の私たちのいるところまで歩み寄ってきた。50人以上集まった私たちの目の前で、要請書を読み上げた。
基地建設への大手ゼネコン関与許さない
参加した池田五律さんが発言。
「どの企業も強制連行の歴史を抱えている。自衛隊基地の建設を請け負ってきた。琉球弧は基地建設のみならず、要塞化が進められている。この工事でも莫大なおカネを得ることになる。防衛大臣だった小池都知事は首都防衛を掲げている。再開発とシェルター建設を土建協会と協力してやっていく。これに反対していきたい」。
STOP!辺野古埋め立てキャンペーンの加藤宣子さんからも大成建設の戦争責任問題に触れる発言があつた。
沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの女性の発言。
「1947年の天皇の沖縄を切り離してよいとするメッセージ。その後、中国・朝鮮の独立と1950年の前半にはアメリカは沖縄の基地の拡大を決めていた。21社の建設会社、大林組などが嘉手納の弾薬庫などを作っていく。日本が独立して、大手のゼネコンが沖縄に乗り込む。米軍から新しい技術を吸収し、機械を購入した。それから70年ちょっとで新たな辺野古の新基地建設をすることでもうける。本当に許せない。1945年から性暴力の問題を含む基地にからみ犠牲になってきた。昨年から起きている事件もそうだ。基地があるがゆえに起きている。基地を作るために大成建設など様々な大手のゼネコンが関わっている。基地は戦争をするため、地域を破壊し文化を壊す。基地があるゆえに戦争の加害者にもなりうる。そうしたことも沖縄の人々は拒否しているのだ」。
各企業への抗議行動の報告
大成建設への抗議申し入れが終わった後、同じところで総括集会が行われ、1日行動が報告された。
大林組。申し入れについては会社の中に入り受け入れた。安和桟橋で起きた警備員と私たちの仲間の死傷事故の謝罪や補償の問題、軟弱地盤に対応できない技術的問題を含めてどういうふうに思っているのか、について、聞くだけで具体的な回答はなかった。ケーソンを作って、サンゴを砕いてジュゴンが棲んでいた海を破壊していく大林組を問題にして広く知らせていかなければならない。
安藤ハザマ。要請書は受け取らないと最初から言っていたので社前で読み上げた。中国のメディアが取材にきた。こうした行動を受けたのは初めてだったようだ。これを機会にまた来ますと伝えた。
東洋建設。警備員がたくさん出てきて、押し出すという対応をした。会社で相談して、受け取られないと、返答してきた。通る人にチラシまきもできた。
五洋建設。申し入れについて受け取らない。社員が4人出てきた。本体工事にかかる護岸工事のかなり重要な部分を受注している企業だ。軟弱地盤で大丈夫なのか、責任ある企業だが一切、要請に答えない。これからもプレッシャーをかけていきたい。
日本工営。今まで14回抗議に通っても一度も要請書を受け取らなかった。しかし今回、警備員がではあるが、初めて「上に渡す」と約束した上で要請書を受け取った。日本工営は、現在、建設コンサルタント8社とともに統括事業監理業務を請け負っている、辺野古の基地建設の中核的コンサルタント会社である。企業責任を追及していきたい。
高校生が反戦の訴え
東亜建設。要請書を受け取らない、郵送されても破棄するとひどい対応の企業だ。東亜建設前では、通りすがりの都立新宿高校生のグループが、非常に関心を持ち、そのうちの一人が即席スピーチをしてくれた。
「僕たち若い者は戦争が起こったら、戦場に行く。死ぬのは僕たちだ。大人の人たちは戦争に行くことのないように、戦争が起こらないようにしっかりしてくれ。僕らは少ないお小遣いから消費税を払っています。その税金が基地に使われるのは許せません。どうかお願いします」。
最後に「大浦湾へのくい打ち止めろ!7・31防衛省行動」午後6時半から、8月10日「沖縄は怒っているぞ ヤマトだって怒りなさいよ」東京集会・デモ、午後2時半、デモ出発4時40分が呼びかけられた。 (M)

ゼネコンは戦争協力をするなと抗議(7.17)
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