7.1防衛省申し入れ行動
少女性暴力事件を許さない! 大浦湾埋立てをやめろ
辺野古への基地建設を許さない実行委員会
【東京】7月1日午後6時半から、東京・市ケ谷の防衛省に対して、申し入れ行動を辺野古への基地建設を許さない実行委員会が行った。
米軍と日本政府は謝罪しろ!
司会者が「本日の申し入れ行動は急きょ、沖縄で起きた少女誘拐・暴行事件糾弾防衛省抗議行動して行っていきたい。昨年の12月、米空軍の兵士によって、少女が誘拐・暴行を受けた。今年の5月にも、同じく米海兵隊による少女暴行事件が発生した。にもかかわらず、防衛省・外務省は報道によって事実が暴露されるまで、その事実を隠蔽し、暴露されて以降も米軍に謝罪を要求していない。そして米軍も謝罪を一切しない。そうした開き直った態度を貫いている。私たちは沖縄で巻き起こるこうした事件に対する怒りを共有し、防衛省に対して怒りの声をぶつけていきたい」と訴えた。
辺野古基地建設反対運動に対する弾圧をやめろ
次に戦争に協力しないさせない練馬アクションの池田五律さんが米兵による少女暴行事件を許さない、自衛隊の米軍と一体となった対中包囲網の強化に反対すると主催者あいさつをした。
明日の米兵による少女暴行事件・外務省抗議行動を呼びかけている京極さんが発言した。
「6月28日には、沖縄で嘉手納基地の前で女性の人たち中心に抗議のスタンディングが行われた。同じ日に安和で土砂を搬出するダンプカーに警備員さんと抗議行動に参加している女性がひかれて、警備員さんが亡くなるというとても痛ましい事件・事故があった。私も牛歩に参加した経験があるのでとても悲しい。現場に行ったことがある人なら分かるが、抗議行動はとても注意してやっているし、たくさんの警備員さんたちがいる。そこの中でダンプカーにひき殺されるということは普通なら考えられない。工事を強行している日本政府・防衛省それから米政府の責任だと思う」。
「ふぇみんとアジア女性資料センターとwam・おんなたちの戦争と資料博物館の三つの団体が呼びかけ団体の最初になって、明日外務省に対しての抗議のスタンディングをやることを決めた。首都圏から外務省に対し、情報隠し、被害者のプライバシーを守るためとかいうインチキを言っているが、そうした不当性も指摘していきたい」。
「2016年にうるま市で女性が殺され、山の中に捨て置かれた時に、女性の仲間といっしょに、スタンディングをやった。それからすでに8年が経っている。いいかげんにしてほしいと強く思う。みんなの声を外務省にぶつけたい。ぜひ集まってほしい」。
沖縄連続行動に注目し、連帯しよう
沖縄から、山城博治さんが電話でアピールした。
「連日大きな事件が発生し続けている。女性に対する性暴力事件が発生し、県民に秘密裡に処理をされた。とんでもないことだ。5月に事件が発生しているのに、両方とも県民に知らせないで、外務省は防衛局にも知らせない、防衛局から情報を得ている県などに情報がいかなかった。それからすると12月から5月まで3件の事件が発生している。それがすべて県民には知らされなかった。この間12月の代執行の裁判や2月に入った代執行による埋め立て、あるいは県議会選挙など、このような事件が明らかになれば都合が悪いことがあった。全体を明らかにさせ、もっと重大な事件が隠されているかもしれない。そのことを私たちはあらゆる手段を使って明らかにしていく。そして政府の隠蔽工作を糾弾しながら、事件の全容を明らかにしていく。そのために、皆さん全国で声を上げていこう」。
「毎日抗議している安和であまりにも工事を急ぐ防衛局の工事の強行によって、ついに警備員と私たちの仲間がはねられるという大きな事件が発生した。防衛局はすかさず、私たちの仲間が悪い、トラックの前に飛び出すとこういう事件になるとキャンペーンを始めている。女性への暴力についても、ついて行く女性の方が悪いとキャンペーンを張り続けている。政府のこのような米軍隠し、あるいは事件隠しに大きな怒りを持つ」。
「塩川で私の仲間はトラックにひかれ、腰から下、足の指先まで全部が砕けるという、重篤なケガを負った。一時は生命の危険も危ぶまれた。何とかこの二~三日、命の危険は峠を越したようだ。しかし、警備員は亡くなっている。それでもなお工事が強行されるのか不安であったが塩川や安和での工事は一時止められるという情報が入って、少し安堵はしている。政府の信じがたいような米軍隠し、県民の命も暮らしもないがしろにしてしまう。このような在り方に大きな怒りが走る。沖縄をふたたび戦場にさせない会では木曜日に、県民広場で抗議集会を予定している。この集会を契機にオール沖縄や沖縄県議会などに働きかけて、万余の抗議大集会を起こしてぜひとも今回の事件を隠蔽させない、怒りを上げていきたい」。
防衛省に対する抗議申し入れが、沖縄反戦地主会・関東ブロック、基地軍隊はいらない4・29集会実行委などが行った。
最後に、行動提起が行われた。7月6日午前11時から、新宿駅南口、沖縄の行動に連帯しヒューマンチェーン。7月17日、辺野古埋立受注企業への一日アクション。7月31日午後6時半から、8月1日からのくい打ちに抗議、防衛省申し入れ行動。8月10日午後2時半から、文京区民センター、集会後デモ。沖縄は怒っているいるぞ、ヤマトだって怒りなさいよ。行動に参加しよう。(M)
防衛省への抗議行動・申入れ(7.1)
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