1.29キステム同一労働同一賃金裁判

仙台高裁で勝利的和解を実現

同一労働同一賃金を求めて
闘う契約社員髙橋さんを支援する会 事務局長 星野憲太郎

 全国の皆様。本年1月29日、仙台高裁で口頭弁論と並行して行われていた第4回和解協議で盛岡地裁での敗訴を挽回する勝利的な和解を実現することができました。
 キステム本社行動、裁判傍聴、裁判官への署名活動で髙橋さんを励まし支援してこられた皆様方に御礼申し上げます。  
 また同じ営業所で働いている非正規の警備員3名の方々が、髙橋さんの仕事が警備員の管理にとって重要であり、「軽易で責任が軽い」ものではないことを、仙台高裁に出す証拠書類に署名捺印することで証明してくれました。 心より感謝申し上げます。
 契約社員である髙橋さんが、正社員と同一の賃金を求めて単独でキステムと闘いを開始したのは2019年でした。キステムが一貫して無視する態度をとり続けたので、2022年1月に盛岡地裁にパート有期法を根拠に均衡均等待遇を求めて提訴しましたが、2024年に不当な請求棄却判決を受けました。しかし屈することなく直ちに仙台高裁に控訴し、自身の2通の陳述書と多数の証拠を提出する一方、和解協議の場でも1審全面敗訴にもかかわらず毅然と主張し続けました。
 髙橋さんは記者会見を行い、岩手テレビ朝日のニュースで、「同一労働同一賃金の問題が全国的に広まっているのかどうかと言えば、やはりまだまだだと思うので、裁判は終わりますけど、非正規の人たちの待遇改善に向けて何か力になることがあれば今後も続けていきたいと思います」と、今後の抱負を述べました。共に闘い同一労働同一賃金・均等均衡待遇を実現しましょう!

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