3.28 パレスチナ「土地の日」(3・30)
イスラエルはガザへの攻撃を止めろ
日本政府はイスラエルとの関係をたて
【東京】3月28日、新宿駅東口に集まり「イスラエルはガザへの攻撃をやめろ、占領をやめろ」と駅周辺を一周するデモを行い、700人が集まった。「パレスチナに平和を!緊急行動」と在日パレスチナ人団体が呼びかけた。
最初に主催者の女性が「今日はイスラエルとアメリカの侵略攻撃に抗議し、スタンディングとデモを行う。イスラエルとアメリカとその覇権が西アジアと南米の自治を解体している。イスラエルはパレスチナの民族浄化をエスカレートさせている。パレスチナや現在攻撃を受けている土地に生きる人の悲しみ、怒りは計り知れない」と指摘した。
そして「日本政府にイスラエルとアメリカの国際法違反への協力をやめるように求める。日本がアジアの国々とアイヌモシリや琉球弧から収奪することを許し、いま沖縄を米軍の出撃拠点とさせてしまっている」と、日本の立ち位置を明らかにし、「パレスチナ解放というが、植民地主義と構造的差別を変えるために、何ができるのか。様々な行動を続けていこう」と訴えた。
イスラエル製ドローンを輸入するな
次に、イスラエル製ドローンの輸入反対運動を続ける仲間が「防衛省が進める攻撃型ドローンの輸入計画において、イスラエル製ドローンの導入を阻止する市民の反対運動が行われてきた。全国各地での抗議行動が広がり、防衛省前でのハンストも行われた。その結果、2月に行った防衛省の入札では今年度に取得予定だった小型攻撃型ドローンにイスラエル製の機種は入札にさえ出されなかった」と入札にかけることを阻止した報告をした。
「しかし、防衛省によるさらなる攻撃型ドローンの輸入計画は来年度・再来年度と続いていく。パレスチナ人に対するジェノサイドを続けるイスラエルに対する武器禁輸は世界的な呼びかけだ。武器購入によって戦争犯罪企業に利益をもたらすのは明白なジェノサイドへの加担だ。こうした関係を断ち切るよう運動を強めよう」と今後も闘いを続けようと語った。ガザ出身のハニンさんがイスラエルによるガザ攻撃状況について報告した(別掲)。
パレスチナのクーフィーヤを身に付けたり、パレスチナ国旗がうち振られた。休日とあって道行く人も多く、イスラム系の外国人などスマホで写真を撮ったり、連帯のサインを送る人々が多く見かけられた。イスラエルは直ちに、ガザ占領・攻撃をやめろ。 (M)
【5面にハニンさんの発言を掲載】

イスラエルとアメリカの無法を許すなと訴えデモ(3.28)
ハニンさんの報告から
日々続く弾圧の実態

激しい虐殺の実態を報告するハニンさん
ジャワ―ドという子どもについて話をする。彼は一歳半だった。9日前、彼の父のオサマはジャワ―ドを抱えながら、ガザの難民キャンプの東の方へ歩いていた。イスラエルのドローンが彼らの上空に現われ、大きなスピーカーからオサマに子どもを地面に置き、歩き続けるようにと命じた。
オサマはジャワ―ドを地面に置いた。すると兵士たちが二人とも拘束した。12時間後、赤十字社は彼らの家族に連絡することができた。子どもを引き取りに来てくださいと。ジャワ―ドの母、19歳のオワードは息子の元へ駆けつけた。着いた時には彼の身体は使い捨ての医療シートに包まれていた。
オワードはその時、直視することができなかったが、家に戻りシートを取り外したら、彼のズボンは血まみれだった。足には三つの傷跡、一つは砲弾か彼の足を貫通した。そしてもう一つの傷はたばこの焼け跡だった。一歳半の子どもの足へタバコを焼き付けたということだ。
皆さんにこの情景を想像してもらいたい。自分に起こったように、実際に感じてみてください。あの赤ちゃんは誰かの人生すべてだったのです。オワードもたった19歳でガレキの山となった家の床に座り、傷だらけの息子を抱え、調理用の煙が舞い上がるなか、まだ外から銃撃の音が聞こえてくるのです。イスラエルのどこかの刑務所で、まだ夫が生きていることを祈りながら、赤十字社は彼が拘束された時は、ケガをしていたと言います。今も夫がどこにいるかまったく分からない状態だ。帰ってこれるのかまったく分からない。これが今のガザの生活だ。
ガザにいるジャーナリスト・アサドさんが警告を出した。イスラエルは世界の他のことに気を取られることを当てにして、ガザに対する絶え間ない暗殺や攻撃を続けている。検問所は封鎖し、ガザに入ってくる支援物資を運ぶトラックはたったの数十台に留まっている。調理用のガスも半分しかない。そして爆撃は海、空、陸から行われている。
私たちはここにいる。ジャワ―ドのため、オワードのため、ハニンのため、ここのパレスチナ人のため、世界が想像もできない状況を強いられるガザにいるすべての子どもたちのため、そして毎朝起きる度に、自分たちの土地がどんどん小さくなっていく西岸にいるすべてのパレスチナ人ため、この80年の地獄のなか、命を落としたすべての殉教者のため、アラーが彼らの魂すべてにご慈悲を授けられるように。
私たちは日本政府がイスラエルに制裁を科すことを要求する。このジェノサイド・アパルトヘイト国家とすべての外交、経済関係を断ち切ることを要求する。それが最低限のことだ。みなさんはボイコットをしてください。この要求は日本企業にも求める。もうでたらめなウソばかりつくのはやめて一度でも人類とともに、立ち上がろう。
土地の日は50年の歴史を持つ。この日の教訓はパレスチナ人は一度たりとも、自分たちの土地のために、戦いをあきらめたことはないということだ。私たちはジャワ―ド、オワードそしてイスラエルが抹消したすべての人たち、植民地支配が抹消したすべての人たち、世界がそっぽを向いている間に抹消しようとするすべての人たちの思いを引き継ぎ、いまここにいる。私たちは記憶し続ける。そしてやめることはない。すべての抑圧された土地が解放されるまで。(発言要旨、文責編集部)
週刊かけはし
《開封》1部:3ヶ月5,064円、6ヶ月 10,128円 ※3部以上は送料当社負担
《密封》1部:3ヶ月6,088円
《手渡》1部:1ヶ月 1,520円、3ヶ月 4,560円
《購読料・新時代社直送》
振替口座 00860-4-156009 新時代社


