沖縄・相次ぐ米兵による性暴力事件に抗議し、基地撤去を求める
4.21外務省前抗議行動
沖縄・基地軍隊による性暴力を許さない関東の会の呼びかけ
【東京】4月21日午後6時半から、「沖縄・相次ぐ米兵による性暴力事件に抗議し、基地撤去を求める外務省前抗議行動」が沖縄・基地軍隊による性暴力を許さない関東の会の呼びかけで行われ、70人ほどが参加した。
日本政府・外務省の責任を問う
主催者が最初にあいさつした。
1945年米軍の沖縄上陸、その時から米兵による性暴力事件が起こり続けている。米軍による軍事支配27年間、1972年施政権が日本に返還されても、過重な基地負担を押しつけられてきた。この間米兵による性暴力事件被害の実数は不明だがどれほどの方が命を落とし、心を病んできたか忘れない。
軍隊は人を殺すことを徹底的に訓練され、叩きこまれた組織だ。軍隊が住民を守らないことを沖縄の人々はよく知っている。2024年6月に、少女誘拐・性暴力事件が半年も隠蔽されていたことが発覚した。その年の9月に、私たちの会は政府交渉を行い、責任を追及した。その際外務省は「米軍と毎日協議をし、情報を共有している」と話した。被害を受けている沖縄住民の立場で、抗議をしたことが一度でもあるのか。加害者を擁護することに終始し、日本政府の態度が現在の沖縄の状況を作り出している。
私たちは日米地位協定の改定、基地撤去を求める抗議・要請を外務省に行ってきた。トランプが仕掛けた戦争に、加担するような日本政府の動き、沖縄にある基地の中で、訓練によって事故や事件が頻発している。沖縄の島々を戦場にさせたくない。
日米基地強化が性犯罪を生んでいる
申入れに参加した伊波洋一参議院議員(沖縄の風)の話。
2023年12月24日に起こった少女に対する事件、その米兵への控訴棄却が1月30日にあって、5年の刑が確定した。このような事件が二度とあってはならない。残念ながら、5カ月も伏せられていた。95年の少女暴行事件、それを契機に通報システムがきちんとある。しかし、日米政府の間でそれをやめておこうとなっていたようだ。そういうことをやっていることが明らかになったのは、あの少女の事件だった。今日までそれは回復されていない。
日本列島の各地で、日米共同訓練が毎年何回も行われている。それだけ米軍人が来る。そういう中で起こる犯罪だ。台湾有事を前提とするようないまの軍事化の流れ、戦争がまじかに迫っているという状況がある。日本政府が積極的に戦争に加担しようとしている。武器輸出を全面解禁するということが明らかになった。
私たちのは国が曲がり角にきている。私たちの安全保障は軍事だけではない。食料安全保障などを考えると、2019年の総輸出入の26・5%は中国が相手だ。私たちの国が中国と断絶すれば、たちまち生活は破綻する。平和ではないと私たちの暮らしは守れない。
戦争は性暴力を含めてそれが地域に起こることの原因にもなる。米軍基地が少しずつ減るにも関わらず、自衛隊基地が多くなる。自衛隊でも性暴力事件が起きている。戦争・基地、軍隊がある所で、性暴力事件が起こってしまう。沖縄から基地をなくすこと、性暴力事件をなくさせることと一つのこととして、いっしょに闘っていこう。
抗議要請文の読み上げと申入れの報告が行われた。
抗議要請文の最後の部分。
1.2023年12月の事件以降も米軍による性犯罪事件が続発している。米軍との協議の場で米兵犯罪の防止策について協議しているのか。
2.米軍による再発防止策が機能していないことについて米軍に抗議をしているのか。
3.日米地位協定により命と生命を脅かされているのが沖縄の人々である。その状況に鑑みて地位協定改定をすべきではないのか。
回答は5月15日までに提出することを求めます。
参加者からのリレートーク
一部を紹介する。
◦若い女性。「反戦運動が広がり、在日コリアンだとか沖縄の人の声が聞けるようになった。沖縄の人たちにとっては、今までずっと平和を守ることができなかった。沖縄が現在のままなら、平和とは言えない。平和を守ろうという時に、沖縄では性暴力が繰り返されているが、それが無かったことのようにされて、扱いも小さくなっている。不公平だ」。
◦女性。「外務省の仕事って何か。沖縄で米軍が犯罪を起こすと、国内のことだったら、警察が取り締まるが、直接手出しができない。そういう時に間を取り持つのが外務省の仕事だ。びっくりしたのは起きた犯罪を隠していた、それが許せない」。
◦女性。毎日のように連絡を取り合っていると言っていることについて。「事件の隠蔽が明らかになって以降、これについても問いただしていきたい。自分で通報することは本当にたいへんだ。嫌疑不十分とかそういう形で不起訴になる場合がある。そういうことが続けば、ますます被害にあった人が声が出せないだろう。これから事件を起こさせないためにも、外務省に責任の重さがかかっている。本当にちゃんとやってほしい」。
◦女性。「野放しにしないでください」。
◦女性。ウチナンチュ。「九条が沖縄には適用されていない、沖縄に自己決定権を持たせてください。平和な沖縄を築いていく」。
◦男性。「武器輸出が解禁になった。憲法違反だ」。
◦20歳代の男性。「イラン戦争などから帰って来るともの凄い暴力を持ったまま沖縄の街に出たりする。そのことがどれほど危険なことか。どんな性暴力も絶対に許してはいけない」。
◦男性。「沖縄タイムズが1945年から2023年までの米兵による性暴力をまとめていた。それを読みながら、本当にやめさせようと思った」。
◦女性。「差別が戦争に結びつく。沖縄もそうだ。自分が出来ることをと思って参加した。イスラエルがガザを侵略することを許されないと言うなら、日本が琉球を侵略して軍事植民地にすることも許されない。もっと早く反省して解決しなければいけないことであった。世界の先住民が声をあげて、アメリカなどと闘っている。連帯していきたい」。
基地内のお墓まいりの制限に怒り
沖縄出身者が「4月は沖縄にとってはウリズンといってたいへん良い季節だ。先祖を弔うために、お墓の前で御馳走を食べ、歌い踊る。普天間基地・嘉手納基地のなど土地を奪われた人たちが一年に一度、基地に入ることをその時だけ許される。自分たちのお墓の前のウチナンチュの姿を見るととても悲しい。いつになったら私たちの土地は返ってくるのだろう」と発言した。
外務省へ「性暴力許すな 米軍出てけ 人権守れ 尊厳守れ 軍隊いらない なかったことにはさせないぞ」とコールを何度も行った。
また、主催者側はお互いを守るために、撮られたくない人のゾーンを作って、対応をしていたのに、公安警察が写真を撮っていたことに抗議した。今後の予定を確認して行動を終えた。 (M)

米兵による性暴力事件に外務省抗議・申し入れ(4.21)
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