沖縄・安保・天皇制を問う4・28─29連続行動
天皇制の侵略戦争・植民地支配の責任を忘れず、新たな戦争を許さない
【東京】4月28日、沖縄・安保・天皇制を問う4・28─29連続行動実行委員会は、文京区民センターで「4・28『沖縄デー』集会 沖縄から『昭和100年』を考える」を行った。実行委員会は、①住民騙し討ちの長距離ミサイル配備②継続する沖縄に対する植民地的支配・構造的差別③4月29日に行われる政府による「昭和100年記念式典」反対!「国旗損壊罪」反対!④天皇制の侵略戦争・植民地支配の責任を忘れず、新たな戦争を許さない!を結集軸に戦後の国体(象徴天皇制+日米安保体制)による軍事強国化・侵略国家化、天皇による国民統合反対を訴えた。
講演は、米須清真さん(沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック)が「沖縄から『昭和100年』を考える」をテーマに問題提起した。
責任を持って天皇制を片付けなさい
米須さんは、冒頭、「沖縄では、天皇制が伝統ではなく外来の近代化装置として機能してきた。沖縄の基地化は、安全保障政策に加えて、感情・象徴・主体形成の問題として持続している。日本人が支配することによって琉球人が従属させられる権力関係の構築が植民地化である。つまり、天皇制は、統治の正統化装置であり、周縁への暴力集積を不可視化させ時間・空間・身体を組み替える主権装置として作動してきた」と強調した。
そのうえで①天皇制の「外部」─琉球の国家祭祀 ②琉球併合のプロセス─冊封から「処分」へ ③「逃れる」系譜─琉球救国運動・徴兵忌避 ④沖縄戦─ネクロポリティクス(死政治)の空間配置 ⑤琉球男性の主体形成と帝国的マスキュリニティ装置 ⑤戦後天皇制と「沖縄の犠牲の安保埋め込み」 ⑥日琉同祖論批判─時間・空間・身体をめぐる主権政治 ⑦フラクタルな征服戦争─遺骨収奪、龍柱の向きの改変、沖振法、避難計画など多岐にわたる課題について歴史的考察も取り入れながら掘り下げた。
米須さんは、結語として「天皇制は徹頭徹尾、日本人の日本人による日本人のための制度である。したがって琉球人は天皇制に責任がない。天皇制を日本人に返上する必要がある。日本人が責任を持って天皇制を片付けなさい。日本人が支配し沖縄人が従属させられる権力関係を構築する回路を切断するために、まずは県外・国外移転の手続法を制定し、その手続法に基づいて県外・国外移転を実施する。植民地化戦争は反復されるプロセスであり、姿形を変えながら拡張を続ける。琉球・沖縄は、このことに耐えられない。したがって、日本人による支配を切断するプロセスが開始される」とまとめた。
最後に実行委から明日の「4・29反『昭和の日』─『昭和100年記念式典』反対デモ」への参加が呼びかけられた。
「昭和100年記念式典」抗議デモ
4月29日、沖縄・安保・天皇制を問う4・28─29連続行動実行委員会は、「4・29反『昭和の日』─『昭和100年記念式典』反対デモ」を行った。
前段集会は、水道橋の西神田公園で行われ、実行委は昨日の4・28『沖縄デー』集会 の報告とともに日本武道館で行われた天皇出席の「昭和100年記念式典」(政府主催)を糾弾した。
続いて4月23日の「『昭和100年記念式典』やめろ『国旗損壊罪』反対」の官邸前行動と緊急共同声明「特定の価値観を押し付け多様な見解を排除する『昭和100年』政府式典の実施と『国旗損壊罪』制定をしないでください」(4月8日)の内閣府申し入れ行動の報告が行われた。
さらに「国旗等損壊罪」反対連絡会、戦争・治安・改憲NO!総行動実行委員会、女性と天皇制研究会がアピール。
参加者全体で「『昭和の日』反対!『昭和100年』記念式典をやめろ!『国旗損壊罪』を作るな!」などのシュプレヒコールを響かせた。
武道館がある九段下に向けたデモに対して国家権力と天皇主義右翼が一体となって妨害を繰り返してきたが、仲間たちは毅然と対応しはね返した。(Y)

機動隊・天皇主義右翼の妨害をはねのけ抗議デモ貫徹(4.29)

天皇制批判の核心に迫る米須清真さんの講演(4.28)
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