6.16大椿ゆうこを国会へ!かながわキックオフ集会

労働者の権利実現に軸を定める

 【神奈川】6月16日、横浜では「大椿ゆうこを国会へ!かながわ」キックオフ集会がおこなわれ、約60人が気勢をあげた。
 「大椿ゆうこを国会へ!かながわ」共同代表の朝倉優子さんは、有明で行われた5月3日憲法集会で、発言を妨害する右翼に対し「労働組合へ入れ」などと果敢に応酬する大椿さんのことが語り草になっていると紹介し、国会質問での小気味よさと合わせ、胸がすく思いだとエールを送った。
 社民党神奈川選挙区から立候補を決意した金子ときおさんは、長年の地元議会活動、米軍基地等監視行動の経験に基づき決意表明した。
 金子さんによると、国会議員になった大椿さんは早速、神奈川県内の軍事基地の見学を希望し、2日間にわたり案内したことがあるという。国会議員が軍事基地を直接見に来ることは少ない、国会議員として大椿さんが必要だと述べた。また大川原化工機弾圧に際しての公安警察・検察の犯罪捏造が裁判においても確定したことに触れながら、厚木基地爆音訴訟でも金銭で支払えることをもって受忍限度を定めるという論法を裁判所は長い間繰り返してきたことについても、米軍機騒音が政府の金銭賠償の枠外だから受忍限度を判断できないとする、不条理にみちた司法の姿勢は許されないと、金子さんは訴えた。
 大椿さんを応援する発言が相次いだ。
 全日建神奈川の山田さんからは「ただいるだけのおやじ議員の中で、たたみかけるように質問をぶつける大椿さんは国会に絶対必要だ。話題の備蓄米のことでは、減反政策を展開した1970年代の自民党政権の責任はどうなるんだと言いたい。組合でも最大限の支援を呼びかける」と結んだ。
 アイ女性会議の千野さんは雇止めにあって労働組合に加入した経験を紹介しながら、同じく雇止めを経験したがゆえに非正規労働者の権利のことを第一に掲げる大椿さんへの支援を、静かな口調で訴えた。
 長年労働運動にかかわる風呂橋さんも、米価格問題を取り上げ「いまになって田んぼが足りない、休耕田もあるなどといいだしているが、これまで農家の子弟を都市の工場へと送り出す政策を実行して、農業をないがしろにしたのは誰なんだ」と問いかけると、会場から喝さいがおきた。牧野さんは同じ16日に最高裁前で行われたヒューマンチェーンの報告を行なった。そもそも最高裁が福島原発事故の影響で非難する人の権利を認めなかったことがこの行動のもとにはあるとして、原発を許さない政策実現のためにも大椿さんを国会に送ろうと訴えた。いずれの報告からも大椿さんがこまめに各現場を訪れている様子がうかがえる。

非正規労働者の権利のために闘う大椿さん

 大椿さんは国政報告として、1、公益通報者保護法(参院本会議2025年5月14日)。2、長生炭鉱遺骨発掘問題(参院決算委4月7日)。3、関西生コン弾圧と冤罪(参院決算委4月21日)。4、有期から無期転換前の非正規労働者の解雇(参院厚労委4月22日)の動画を抜粋して取り上げ、動画の紹介をおこなった(動画はYouTube「チャンネル椿」、あるいはレイバーネットTV特集で視聴できる)。 1は、通報を試みたトナミ運輸の串岡さんの長期間にわたる苦境、奮闘についても怒りを交えて紹介し、通報者保護には労働者の団結権、職場での助け合いが不可欠だと締めくくる点に大椿さんの面目が表れている。この審議が斎藤元彦兵庫県知事の通報者探し、通報者の自殺という結果を招いた時期だったことは、大椿さんの報告がなければ知る機会を持てなかった。
 2、山口県・長生炭鉱に関して、危険だからという理由で調査を回避しようとする政府の姿勢を大椿さんは追及し、石破首相から現地訪問を躊躇しないという言質をとった。大椿さんは先延ばしの論理を、戦後補償不在の姿勢と結びつけて批判した。
 3について、関西生コンの弾圧の後、3件延べ11人の無罪判決が出ていることに対する警察庁の答弁を求める質問は、ほかの冤罪事件に比べて光の当たらないところを指摘していると感じた。
 4、「環境にやさしい」とされる企業「パタゴニア」での雇止めを紹介し、5年有期ルール施行後に横行する非正規労働者の解雇について労働契約法18条の実効性を政府に問うた。
 大椿さんは国会議員として最も実現したいことのなかに、非正規労働者の権利実現をあげている。関西生コンのような弾圧が通ってしまうならどんな労働組合の活動も成立しない。ストライキを避けず、ガチンコでたたかう原則的な労働組合が必要であると。そして自身の雇止めを受けた時も、労働組合に出会ってはじめて、たたかうステージに立てたと述べている。期間雇用に関しては入口の部分で規制できるような、非正規労働者そのものを作らない法律作り、正規労働に限ることを明文化した法律の制定を目指すとも言っている。
 また、自民党が退潮に向かう選挙において、票を増やすとみられる参政党、日本保守党などの右派については、「安い仕事」をしていると指摘し、生活に対する余裕のなさから差別排外主義にすい寄せられる人たちにも訴えていきたいと決意を述べた。
 呼びかけ人で司会の京極さんは、大椿さんを「国会に送り出すという責任」という言い方で締めくくったが、大椿さんのように労働の分野に軸を定め、不法、不条理、差別を許さないと明確に語る人を国政に残さないわけにはいかないと、思いを新たにさせられた。
       (海田)

大椿ゆうこ参議院議員(6.16)

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