1.29埋め立て不承認支持

辺野古の海をこわすな
新宿1周デモ行進

 1月29日、午後1時から、JR新宿東口アルタ前に集まり、アピール・宣伝行動を行い、午後2時から「辺野古埋め立て不承認支持!政府は直ちに工事を止めろ!米軍はコロナをまき散らすな!」と新宿駅を一周するデモを行った。
 呼びかけは、辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会が行い、150人が参加した。

米軍はコロナ
巻き散らすな
 アピールの最初に花輪伸一さんが主催者のあいさつを行った。
 「昨年の11月に玉城デニー知事は大浦湾の埋め立て申請を不承認としている。大浦湾を埋め立てる法的根拠がない。基地建設は不可能だ。護岸工事、サンゴの移植は無駄になっている。ただちに工事を中止せよ。大浦湾には2つの活断層があり、かつ海の底は軟弱地盤だ。海面下90mの工事はできない。工事を強行したとしても地盤沈下が起こり、滑走路として使えない」。
 「埋め立て費用は当初3500億円といわれたが9300億円に膨らむ。総予算は2兆500億円にもなる。工期も12年かかる。埋め立て土砂の一部は遺骨の眠っている南部地区から運び込もうとしている。そんなことは絶対に許されない。大浦湾は生物の多様性の宝庫だ。ジュゴンの保護策にも失敗した。1頭は死亡し、1頭は行方不明で、サンゴも移植で死んでいる。直ちに辺野古新基地建設をやめろ」。
 沖縄現地から、山城博治さんが電話でアピールした。
 「名護市長選の結果はたいへん残念だった。自民党系候補者は基地問題を争点にしなかった。政府は基地建設を支持する自治体にのみ、基地交付金を与えている。このように政府のいうことをきく首長にあらゆる便宜を図っている。これを売りにして勝った候補者は『辺野古をたんたんと作っていく』と述べた。こんなことが許されていくとしたら、選挙制度・地方自治・民主主義は破壊されてしまう。岩国の元市長の井原さんが、基地交付金を拒否したことに対して、政府は基地交付金を使って建設中だった市庁舎も中止になったことに触れて、今回の名護市長選について憂慮を表明していた」。
 「中国の大国化に脅威を感じたアメリカが封じ込めにかかっている。戦争となれば日本のあり様が根本から変わる。沖縄が最前線になり、日本本土も巻き込まれる。平和憲法を捨て、戦前のような戦争国家になる。例えば、ウクライナ問題で、日米同盟によって自衛隊がウクライナに向かわざるをえなくなる。あきらめることはない。新基地建設反対を力強く歩んでゆく。皆さん、共に闘おう」。

支援の輪を
更に広げて
 この後、地域の活動報告を東京南部、東部、埼玉、多摩で活動する全日自労、首相官邸前でスタンディングを続けているアダンの会がそれぞれ行った。知事の不承認支持のネット署名5万343筆を当初、1月12日に知事に届ける予定だったがコロナ感染の急拡大により延期にしていたが、名護市長選の結果を受けて、早急に沖縄在住の人から届けるようにしたとの報告があった。そして、日米合同軍事演習が頻繁に行われ、戦争準備が急速に進むなか、こうした動きの中止を求めて1月31日に緊急の防衛省申し入れ行動を行うと行動提起があった。最後に美しく、力強い琉球舞踊が披露された。辺野古埋め立てを行う大成建設前を通る新宿一周のデモを行った。        (M)

DSC_0176

週刊かけはし

購読料
《開封》1部:3ヶ月5,064円、6ヶ月 10,128円 ※3部以上は送料当社負担
《密封》1部:3ヶ月6,088円
《手渡》1部:1ヶ月 1,520円、3ヶ月 4,560円
《購読料・新時代社直送》
振替口座 00860-4-156009  新時代社