2.7辺野古実 月例防衛省申し入れ行動

知事の不承認支持、埋め立て工事を即刻中止しろ

 2月7日午後6時半から、防衛省に対して「知事の不承認支持、埋め立て工事を即刻中止しろ」と月例の申し入れ行動を、辺野古への基地建設を許さない実行委員会の呼びかけで行った。
 実行委の仲間が沖縄の現状を報告した。
 「沖縄のコロナ感染は米軍基地から拡大した。米軍は入国前検査を昨年の9月でやめて入国させていた。海兵隊の移動によって、沖縄・岩国などに拡大した。日本政府はなすすべもなかった。日米地位協定があるからだ。飛行訓練に日本の法律は適用されず、やりたい放題だ。改定を求めて声をあげよう」。
 「工事の現状。辺野古の埋め立て工事は加速化され、土砂の搬入の量が増えている。今行っている工事は即時中止しろ。琉球列島に自衛隊のミサイル基地が次々と作られている。そして、日米共同作戦が行われている。沖縄が戦場になる。沖縄で『ノーモア沖縄戦 命どぅ宝』の会が作られ、戦争状態をつくらせない運動を広げようとしている。私たちもこれに応えて、支援する運動をやりたい」。
 次に平和をつくりだす宗教者ネットの日本山妙法寺が「戦没者の遺骨が含まれる土砂を辺野古新基地建設に使わせてはならない」と話した。
 そして、「沖縄島南部地域での鉱山開発計画をめぐって、昨年5月に沖縄県は、熊野鉱山の開発業者に対し、遺骨の有無について関係機関と連携して確認などを求める、自然公園法に基づく措置命令を出した。業者側は、これを不服として、国の公害等調整委員会に取消請求を行い、第1回の審理が12月16日に行われた。次回は3月24日。取消の裁定が出ると、沖縄戦跡国定公園内の20数カ所の鉱山開発に対して、沖縄県が自然公園法を根拠として遺骨への配慮を求めることができなくなる。公害等調整委員会FAX03―3581―9488を送ろう」と訴えた。
 また、「反共は戦争前夜の声 立憲野党共同の前進を」とする院内集会への参加を呼びかけた。2月17日午後2時~3時半。参議院議員会館講堂。中野晃一さん(上智大学教授)「改憲の危機と参議院選挙の見通し」。
 
那覇軍港で米
軍が治安訓練
 沖縄現地から沖縄平和市民連絡会の上間芳子さんが電話でアピールした。
 「名護市長選は残念ながら負けてしまった。しかし、市民が基地建設を認めたわけではない。その後の共同通信などのアンケートによると、名護市民の62%が反対している。今年は選挙イヤーだ。知事選もある。勝ちぬかなければならない」。
 「米軍基地がらみで様々のことが起きている。コロナ感染の拡大。那覇軍港でオスプレイの訓練が始まる。40年間使っていなかった那覇軍港で明日から突然訓練をやると発表した。市町村に事前の連絡が一切ない」。
 「自衛隊の問題。宮古・石垣などにミサイル基地を作っている。自衛隊の基地を米軍が使う。そんなことを絶対に認められない。こうした状況に対して、『ノーモア沖縄戦』の会が作られた。沖縄が再び戦場になると感じている。土地規制法も宮古・石垣島に適用する。戦争前夜という感じだ」。
 「警察による暴力で高校生が失明した。この問題が大きくなる中で、先週の金曜日から機動隊が土砂搬入の現場に来なくなり、搬入ができなくなっている。機動隊がいなければ何もできないのだ。戦争はいったん始まったら止められない。戦争は絶対に始めてはならない」。
 
首都圏の反基地
闘争と連携して
 横田行動について、郵政シルバーユニオンの棣棠さんが「一の日行動として2018年にオスプレイが配備されてからスタンディングをしながら、抗議している。2月1日には20人が参加した。米兵・軍属がコロナ感染の外出禁止の解除によって、次々にゲートから出てきていた。問題ありだ。昨年第9次騒音訴訟で、爆音についての損害賠償認められたが、飛行停止は認めなかった。次の訴訟の準備を始めている。横田基地はF18が飛来し、ものすごい爆音を響かせながら、タッチアンドゴーを繰り返していた。実戦さながらの訓練が行われている。横田基地撤去の闘いを首都圏が作り出そう」と報告した。
 練馬で反基地闘争を闘う池田さんが、大軍拡予算について2月21日防衛省交渉、3月12日、防衛省デモ、遺骨問題で2月26日に学習会への参加を呼びかけた。
 関東一坪の仲間が復帰50年を問う企画2月20日講演会を行うと話した。今回の申し入れは、「Stop!辺野古埋め立てキャンペーン」が行った。次回は3月7日に月例申し入れ行動を行う。       (M)

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