8.27新宿でミャンマー人数百人がデモ
ミャンマー軍部が4人に死刑執行
国際社会は有効な行動を
8月27日午後3時半、「世界で刑務所に拘束されている人を解放するようにと同日行動」が在日ミャンマー人の呼びかけで行われた。ミャンマー人を中心に、数百人が 新宿中央公園に集まり新宿駅を一周するデモを行った。
マシンガンを持ったミャンマー軍兵士によって、民衆が捕まり鎖でつながれているパフォーマンスによって、今のミャンマーの残虐な現実をアピールした。「政治囚の正義のために戦おう」のプラカード、「アウンサンスーチーの自由を、すべての政治囚の自由を」という横断幕がデモの先頭に掲げられた。
①ミャンマー国家顧問アウンサンスーチーさんを 解放しろ。民主主義国家のリーダーたちを 解放しろ。
②国民が選んだ国民統一政府NUGを正当な政府として 認めろ。
③不当拘束、死刑執行は直ちに非難しろ。
④ミャンマー軍部の残虐、非人道的行為を 直ぐに処罰しろ。
⑤ミャンマーの民主化活動は 絶対に勝つぞ。
以上のスローガンを何度も何度もコールして訴えた。
利権がらみの
軍政容認NO
マレーシア外相がASEANにこれまでミャンマー軍政の代表を呼んでいたが、これを排除し、民主派組織の代表を呼ぶ考えを表明した。8月13日、これに対してミャンマー軍政が猛反発した。アウンサンスーチーさんの側近ら4人の死刑執行以後、国際社会はミャンマー軍政に対してより厳しい対応をしている。
しかし8月11日、元復興相の渡辺博道衆院議員がミャンマーを訪れ、ミンアウンフライン軍総司令官と会談した。軍政を容認し、日本の利権を優先する姿勢がみえみえだ。これは彼個人の行動というより、自民党・政府の容認のもとに行われた。日本政府は直ちに、軍政との関係を断ち、ODAなどの援助を中止せよ。NUGとの関係をつくりあげよ。 (M)

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