4.3辺野古実 月例防衛省申し入れ行動

辺野古新基地建設断念
琉球弧の自衛隊増強をやめろ

 【東京】4月3日午後6時半から、辺野古への基地建設を許さない実行委員会が防衛省に申し入れ行動を行った。
 実行委の中村さんが最初に問題提起した。
 「3月16日、福岡高裁那覇支部が、辺野古新基地建設をめぐる設計変更を不承認とした沖縄県の処分を、『裁量権の逸脱』と断じ、県に国土交通相が是正指示をしたのは『適法』とし、国交相による是正指示の取り消しを求めた県の請求を棄却した。玉城知事は『到底納得できない。住民の利益を守るための知事の裁量を否定したもので、許されない』と述べた。夏には最高裁の判決がでるかもしれない。そして、知事が設計変更を認めない場合、代執行もありうる。そうした緊張した事態にあることを理解しよう。そして、南西諸島で自衛隊のミサイル基地が次々に作られている。これを何としても止めていかなければならない」。
 立川基地へのオスプレイの飛来・訓練に反対している仲間から発言が行われた。
 「自衛隊木更津基地からオスプレイが訓練のために、2月1日と3月28日に立川自衛隊基地に飛来した。住宅密集地を飛ばないという約束を破った。この地には100万人以上のひとが暮らしている。許せない。抗議を続けていく。安保3文書、台湾有事という戦争事態は、民衆を戦争に動員していくことによって成立するものだ。それを跳ね返す運動を作ろう」。

無謀な戦争
を止めたい
 沖縄から「ノーモア沖縄戦」の山城博治さんが電話でアピールした。
 「南西諸島が有事ということで、ミサイル基地建設が大きく広がっている。無謀な戦争を止めたい。中国が台湾や沖縄を攻めると言っていない。4月2日、石垣島の陸自駐屯地が開設された。玉城知事は駐日中国大使と会って、戦争を望んでいないと伝えた。5月28日に集会を予定している。全国にも呼びかける。戦争国家になることを止めていく。がんばっていこう」。

米兵が女性に
また暴力行使
 次に、4・29実からのアピール。「4月2日に普天間基地の米兵が女性を引き倒し、ケガを負わせた。米軍は殺害のための訓練を行っていて、暴力が身近にあるからだ。沖縄の女性は軍隊によって苦しめられてきた。2016年に起きた米兵による沖縄女性の殺害を忘れず、今年も4月29日午後3時から新宿駅南口でスタンディングアピールをする。参加してほしい」。
 署名アクションが辺野古新基地建設断念の署名の達成の呼びかけを行った。今回の防衛省への申し入れは戦争に協力しない!させない!練馬アクションが行った。次回は5月8日月曜日午後6時半から。

4・1 沖縄・琉球の島々を、戦場にするな!「辺野古新基地建設断念」を求める署名行動

 4月1日午前11時から、東京・新宿駅南口で、沖縄・琉球の島々を、戦場にするな!「辺野古新基地建設断念」を求める署名を沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの呼びかけで行われた。この行動は沖縄における島ぐるみ会議の呼びかけのキャンプ・シュワブ前行動に連帯して、毎月月始めの土曜日に行われているものだ。真夏と間違えるような日差しの強い中で、汗をかきながら行動を行った。
 関東ブロックの仲間や参加者が次々に、自衛隊が石垣島・宮古島などへミサイル基地を建設・配備していることを止めること、日米軍事訓練が頻繁に行われ、戦争準備態勢が着々と進められていること、を批判するアピールをした。
 さらに、「LGBT差別、沖縄差別を許さない闘いが重要だ。軍事基地はグアムやハワイで少数民族の土地を奪った。性差別も許さない」と参加した女性が切々と訴えた。
 そして「辺野古新基地建設断念を求める」請願署名を行った。今回は英文での説明文も配布した。それを見て署名する外国人もいた。呼びかけの合間に、エイサー隊が琉球の唄と踊りを披露した。持続した運動が重要だ。     (M)

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