9.2辺野古実が防衛省申し入れ行動
大浦湾埋め立てをやめろ
少女への性暴力事件を許さない
【東京】9月2日午後6時半から、市ヶ谷の防衛省に対して、「辺野古に米軍基地を作るな」と月例の申し入れ行動を辺野古への基地建設を許さない実行委員会の呼びかけで行った。
主催者あいさつ。宮城晴美さん(基地軍隊はいらない、行動する女たちの会)が今日、那覇から来て、院内集会をやっている。晴美さんの話は胸がえぐられ、痛くなる。米軍による沖縄の女性たちへの性犯罪のひどさを明らかにした。9月13日に米軍の性犯罪を許さない院内集会をやる。去年の12月24日に、米兵による少女暴行事件の裁判の様子が語られた。その少女に7時間も那覇地裁で、検察・裁判官・被告の弁護士が微に入り細に入り聞く。耐えられない。今の時代にあるのだろうか。9月13日、高里鈴代さんが来て、さらにいろんな情報が入ってくるだろう。女性グループが中心になって、いま県議会に、県民大会をやりましょうと働きかけている。自公の玉城知事に反対するグループがうんと言わないので止まっている。沖縄の女性たちは自分たちでもやるという決意は持っている。その時はぜひいっしょに声を上げていこう。
基地・軍隊はいらない4・29集会実行委
基地軍隊は許さない行動する女たちの会で活動している9月13日は、高里鈴代さんといっしょに政府交渉を行う。政府交渉が終わった後、院内集会さらに夕方には首相官邸前抗議行動。1995年の3人の米兵による少女暴行事件、あの事件があったから、96年SAKO合意が発表されて、普天間基地は返還するというふうになったし、他の基地も返還するという話が出たがそれは県内に移設をすることが条件だった。米軍がそんな簡単に基地を手放すことはなかった。それが沖縄の人に負担をかけることになってしまった。あのようなひどい事件が起きた代わりに、新しい最新鋭の米軍基地を押し付けるという、何という破廉恥な何というひどい日本政府そしてアメリカ政府だ。
2016年、20歳の女性が結婚をまじかに控え、元米兵軍属に性暴力の上、殺される凄惨な事件があった。今の首相岸田は外務相だったが、米軍属の補足協定を作って、それが自分の手柄であるかのように、これを自慢の種として話していた。しかし、この協定によって米軍属の数が減ったわけではなく、むしろ増えている。性暴力事件を防ぐ役に立っていない。
沖縄国際大学に米軍機が墜ちて、日本の警察は締め出されてしまって、調査もできなかった。沖縄の人々の命に係わるような大事故が起きたのに、飛行ルートを見直した。けれど飛行ルートなんて全然守られていない。しかも保育園や小学校の真上を飛び回っている。
性犯罪という問題だけではない。基地があるがゆえに起きている。辺野古新基地建設反対、沖縄での女性への性暴力反対の運動をいっしょに闘っていきましょう。
沖縄の平和市民連絡会の上間芳子さんが電話でアピール
辺野古にも400台を超えるトラックが入っている。辺野古の工事費の関係で、3900億円が9800億円に増えてきた。軟弱地盤の改良工事ですでに5319億円支出したということは後残りのおカネで作れるんだろうかと言われている。辺野古に滑走路を作っても、2300mしかないので役に立たない。今の普天間飛行場が2700mある。辺野古は滑走路作れないのじゃないか。後12年かけて作ると言っているが。おカネの話から言えば不可能だ。将来子どもたちが借金として背負っていくことになる。
滑走路を作らないで、護岸だけ作ると言われ始めている。弾薬庫がすぐそばにある。核爆弾があるのではないかと一部で言われている。そういうことであれば護岸だけが必要ではないか。
6月28日に、警備員が死亡して、私たちの仲間も大けがをして入院中です。リハビリをがんばっているがまだ退院になっていない。事故原因とかについて沖縄県警ははっきりさせていない。安和・塩川の工事を再開はまかりならぬと言い続けていたが、先週の木曜日から安和の工事が再開された。まったく安全確保はされていない。警備員が歩道をふさぐ形でやられているが、警備員がそんな権限があるのか。警備業法に違反するのではないか。塩川についてはまだ再開されていない。何が何でもそれを止めていく。事情聴取もしないままに工事を再開することは許せない。
石垣島など先島では自衛隊のミサイル配備に抗議していかなければいけない。全国に訴えてほしい。
石垣市住民投票を求める会が石垣市平得大俣地域への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票実施義務付け裁判が最高裁に上告している。ちゃんとした審理をしてほしいという要請行動が9月6日金曜日に行われる。2018年に、石垣に自衛隊基地をつくることについて、住民投票を求め署名を集めた。有権者の4分の1以上の署名を集めて提出すれば、住民投票を行わなければいけないと書いてある。3分の1にも達するような提出をしたにも関わらず、市議会は住民投票を審議することを否決した。市長は否決したのだからやらないと拒否し続けてきた。
横田行動から棣棠浄さんが発言
オスプレイ配備の日を一の日行動ということで5年間、毎月一の日に、毎月メインゲート・第2ゲート前で、抗議行動をやってきた。それが10月1日には、6周年になる。4月2日に、空軍のオスプレイが飛んだ。それに抗議して様々な行動をやったが今も飛んでいる。最初はおそるおそる。どうしても飛ばしたいということで飛んでいるが、横田上空で最初は10分とか、くるりと飛んで降りる。次は少し遠くまで行く。おそるおそるながら、とにかくオスプレイを飛ばしている。そんな状況にある。そうしたさなかに、岩国にもオスプレイが配備される。それに岩国市長も同意をする。最大の海兵隊のオスプレイは普天間、空軍のオスプレイは横田に駐留している。とうとう海軍も岩国に配備をする。米軍はオスプレイなくしては存在できない。そんな中でのオスプレイ配備なんだと身に染みている。
横田で闘っている原告団や平和団体など6団体で9月29日日曜日、13時から。最寄りの駅は福生駅、牛浜駅。メインゲートのすぐ近くのフレンドシップ公園で、集会・デモをやる。大同団結してやるのは初めての行動になる。都内・関東からも参加してもらい大きな行動として実現したい。
辺野古実の中村利也さんが行動提起
現地から上間さんの報告があったように、毎日毎日大型ダンプに400台土砂が大浦湾にどんどん投入されている。悲惨な事故に対して真相究明が一切行われない。防衛局は新たな土砂の搬出作業を再開した。それに対して安和に対しての抗議行動を続けている。東京・ヤマトで何ができるのか、防衛省に対する抗議行動もやってきた。日々の闘いの中で一人でも多くの人間が、例えば安和に行って、ダンプの前で抗議行動をする。辺野古に座り込む。そういう人が一人でも多ければ多い程、それだけ工事を遅らせる。抗議の意思を示すことができる。辺野古に行くこと、これが何より皆さんに呼びかけたい行動提起だ。来月の防衛省行動は10月7日月曜日。 (М)
防衛局の新たな土砂の搬出作業を許さない(9.2)
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