投書 パレスチナに平和を! 7・21新宿アルタ前スタンディングに参加した
SM
7月21日・日曜日、16時から17時に新宿アルタ前で「イスラエルは虐殺をやめろ!直ちに停戦!スタンディング」がおこなわれた。呼びかけは、「パレスチナに平和を!緊急行動」だ。
司会は、菱山南帆子(ひしやま・なほこ)さんだ。
スピーチのはじめは、高田健さん(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)だ。「毎日毎日ネタニヤフによってパレスチナの人びとが殺されている現状に対していま全国でいろんなところで声を上げている人がふえてきています」。
次は、田中直樹さん(戦争をさせない1000人委員会)だ。「悲惨な虐殺の記事と華やかなオリンピックの記事が新聞の裏表に並んでいる。虐殺を知りながら誰もとめることも助けることも出来ずにいる一方でオリンピックだ友情だ平和だと浮かれていていいのか。私たちは武力によらない問題解決の努力を続けて、これからもその努力を一層強めていく必要があります。そのためにもまずは戦闘を停止して、そこに暮らす人びとの安全を確保することが何よりも重要です」。
次は、高橋信一さん(憲法共同センター)だ。「(沖縄で)13歳の子どもが米兵によって誘拐されて性的暴行を受けていた。大変な問題です。ところが政府はこれを知りながら、沖縄県に伝えていなかった。(これで日本はどこが)『平和国家』なんでしょうか。それと議員任期延長改憲という問題です。大震災や戦争などで災害が起きた時に、選挙が出来ない、選挙がおこなえない時に、今の議員の任期を延長しよう(というものです)。1941年の議員任期延長改憲で何がおこったかというと、12月に真珠湾攻撃がはじまったんです。まさに議員任期延長改憲は戦争をする国づくりの一環なんであります。いまいろんな動きがありますけども、秋の臨時国会で議員任期延長改憲がさらに出てくるんじゃないかと思います。沖縄の問題とともに、この議員任期延長改憲についても声をあげていただきたいと思います」。
次は、大塚恵美子さん(元東村山市議、Colaboサポーター)だ。「私はね女ギライ、ミソジニーと家父長制が大っキライ。なぜなら、それは常に戦争へのみちの入り口だからですよ。やっぱり、この戦争へのみちを日本から広げてはいけないってほんとに思うんですよ」。
次は、高瀬さんだ。「1917年から2020年までの(パレスチナの)地図が書かれたものをアルジャジーラのホームページから印刷してつくったヴィジュアル的なプラカードを電車の中でも広げたりなんかしてがんばっています。一緒に頑張りましょう」。
次は、金性済(キム・ソンジェ)さん(宗教者、キリスト者、牧師)だ。「ガザ、パレスチナにおける人びとのあのまったく許しがたい理不尽な現実の出発はどこにあったか。それは1920年のサン・レモ会議、いわば第一次世界大戦の戦勝国による会議であり、そこに戦勝国として加えられた日本も参加していたということにおいて、こんにちのパレスチナの人びとが置かれている苦難の背景は日本の歴史と無関係ではないということを私たちは心に刻みたいと思います。本当に悲劇のどん底に置かれたパレスチナの人びとに心をはせて最後まで連帯してこの暴虐に対する抗議運動を世界の人びととともに連帯して広げていきましょう」。
次は、ハニンさんの音頭でコールがおこなわれた。
次は、リリーさん(中学生)だ。通訳は、「あいこ」さんだ。「いま私たちはほんとにディストピアな世界を生きていると思います。ほんとに不正義が続いている世界だと思っています。パレスチナ人は自由になることが必要です。(イスラエルは)ナチのイデオロギーと変わらないことをしています。私がいまとても誇りに思っているのはこんな中で声を上げている人たちがいるということです」。
次は、ヌマンさんの音頭でコールがおこなわれた。
次は、杉原浩司さん(NAJAT・緑の党)だ。「日本政府は、いまだにイスラエル製の攻撃型ドローンの輸入をやめていないんですね(注)。いまからでもトモズやサミットでは買わないっていうことをSNSでどんどんどんどん意思表示してください。カワサキのバイクも買わないと、バイク乗らない人でもそうやって意思表示してください。それと最後にもう一つ、ほとんど報道されてないですが、イスラエル軍も参加してリムパックという合同演習がおこなわれています。海上自衛隊も参加しています。私たちは、このイスラエル軍も参加する『リムパック反対』を訴えようと思っています」。
参加者は、300人だった。コールの内容は省略した。文字起こしが苦手なため、投書するまでに時間がかかった。なお、後日聞いたら、「集会」中に倒れた人は無事だったそうだ。「体を大事に頑張っていきましょう」(杉原浩司さん)。フリー・パレスタイン。
【注】COPILOTによれば、イスラエル製の攻撃型ドローン「ハロップ」は2023年度に試験導入が開始され、2025年度以降に本格的な配備が予定されているという。
(2024年8月25日)
イスラエルは虐殺をやめろ!
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