11.3戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会9条改憲NO!全国市民アクション

憲法変えさせない!戦争反対! 今こそ平和と人権

 【東京】11月3日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会、9条改憲NO!全国市民アクションは、国会議事堂正門前で「憲法変えさせない!戦争反対! 今こそ平和と人権 11・3国会行動」を行い、2300人が参加した。

改憲策動に対する警戒の堅持を

 主催者あいさつが染裕之さん(戦争をさせない1000人委員会共同代表)から行われ、「改憲勢力が3分の2を下回り、憲法改正冬の時代という報道も目にしますが、そんなに甘いものではないと思っています。石破首相は、選挙後、あらためて改憲に向けた意欲を口にするなど十分な警戒を要するんだろうと思います」と訴えた。

来年の都議選と参議院選挙の準備を

 福島瑞穂参議院議員(社民党党首)は、「憲法14条(法の下に平等)、24条(家庭生活における個人の尊厳と両性の平等)、そして13条(個人の尊厳と幸福追求権)、憲法9条の平和、まだまだ実現していない。選択的夫婦別姓や同性婚の法制度を実現しようではないか」と訴えた。
 小池亮参議院議員(日本共産党)は、「選挙結果は、日本の政治状況に大きな変化をもたらしています。これだけの与野党伯仲状態をつくりだした、みんなの要求を実現する可能性が広がったといえます。例えば、選択的夫婦別姓。石破首相は自民党総裁選のさなか、『やらない理由が分からない』とまで述べました。今回の総選挙では、市民と野党の共闘で一定の成果をあげた地域もあります。さらなるたたかいを広げていこうではありませんか」と呼びかけた。
 有田芳生衆議院議員(立憲民主党)は、「立憲民主党は、東京選挙区で小選挙区、比例で20議席を獲得した。自民党は16議席です。来年は都議選がある。参議院選挙が確実にある。政治の流動化の中で総選挙がやってくる可能性がある。今度こそ政権交代を実現できる局面が今、私たちの目の前でやってきているんだということをお互いに確認したい」と呼びかけた。
 続いて日韓和解と平和プラットフォーム韓国運営委員会、在日ビルマ市民労働組合ミンスイさんからのメッセージが紹介された。
 次はスピーチ。
 高山加奈子さん(安全保障関連法に反対する学者の会/京都大学教授)は、「安倍晋三元首相が2022年7月8日に殺害されてから2年4カ月たつが、まだ裁判が始まっていない。安倍氏の殺害の経緯が明らかにされると都合が悪いのは旧統一協会の関係者です。今回の選挙でも旧統一協会と関係があった候補者が多数当選している」ことを明らかにし、今後も自民党と統一教会の関係について注意するよう呼びかけた。
 さらに護憲原水禁千葉県実行委員会の武藤美好さん、新倉裕史さん(ヨコスカ平和船団)が日米安保の実戦化と自衛隊軍拡を批判した。
 最後に木下興さん(憲法共同センター)は、「来年7月の参議院選挙に向けて市民と野党の共闘を大きく広げていこう」と行動提起を行い、参加者全体で国会に向けてシュプレヒコールを響かせた。   (Y)

自民党政治終わり!平和と人権を守り抜こう(11.3国会前)

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