1.4新宿駅南口 辺野古ブルーアクション

年は「捨て石にされた沖縄戦」から80年

 【東京】1月4日午前11時から1時間、東京・新宿駅南口で、毎月第一土曜日午前11時から、沖縄での行動に連帯し、新宿駅南口でスタンディングが行われている。

80人で新年のスタンディング

 今回、沖縄・辺野古浜には400人が集まり、新宿には80人が集まり、辺野古新基地建設に反対する新年最初のスタンディングを行った。この間、配るチラシを日本語バージョンだけでなく、英語バージョンも増やした分だけ、道ゆく外国人にも積極的に受け取っていく人が増えている。訴えだけでなく、沖縄の歌や踊りを交えながらパフォーマンスを行った。道行く人の中で、中高生と思われる女性二人が沖縄の歌と踊りに音頭をとってもいた。

大浦湾埋め立ての即時中止を

 最初に、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが行動の主旨を述べた。
 「凄惨な沖縄戦から80年になる。そしてヒロシマ・ナガサキの原爆投下もあった。沖縄戦は3月から9月まで行われた。1945年の2月に、近衛文麿が昭和天皇に対して、この辺で戦争をやめたらいかがかと上奏したが、天皇ヒロヒトはもう一度戦果をあげてからでないということでそれを拒否した。そのために3月の米軍の沖縄上陸が行われた。2月に戦争を止めていれば沖縄戦の犠牲はなかった」と、天皇の戦争責任を批判した。
 そして辺野古新基地建設の新たな局面について「12月28日に、軟弱地盤・マヨネーズ状の海の底を固めるために大浦湾側の美しい海に土砂を投入した。そこには青サンゴや5300種もの貴重な生物が棲息している。デニー知事の沖縄県が埋め立てを認めなかったので、政府は代執行という形をとって工事を強行している。90mもの深い所の軟弱地盤の埋め立て工事は今までやったことがない。実際できるかどうか分からない。そのために私たちの税金がジャブジャブつぎ込まれている」と批判し、大浦湾の埋め立ての即時中止を訴えた。
 その後、沖縄出身者からの訴え、反原発を長く闘っている仲間からの訴えも行われた。次回は2月1日土曜日午前11時、新宿駅南口。        (M)

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