1.6辺野古実が防衛省申し入れ行動

大浦湾の環境を破壊する「敷砂」作業着手をやめろ

 【東京】1月6日午後6時半から、東京市ケ谷の防衛省に対する月例申し入れ行動が辺野古への基地建設を許さない実行委の呼びかけにより、新年最初の行動が冷たい雨の降る中、行われ80人が参加した。
 最初に、実行委の仲間が昨年一年の行動を振り返り、年末に軟弱地盤の改良工事のために大浦湾に敷砂が投入され、本格的な埋立用杭打ちが始まることに対して、それを許さない闘いを作り上げていこうと提起した。

米兵による少女暴行事件に抗議

 沖縄からは「米兵による少女暴行事件に抗議する沖縄県民大会」実行委共同代表・親川裕子さんが電話でアピールした。
 「那覇地裁で被告に対して、求刑懲役7年に対して5年の判決が下された。被告は判決を不服として即日控訴した。私も裁判を傍聴したが被告は一貫して非を認めず、あくまで合意に基づき、彼女は中学生未満ではないと、無実だと再三言っていた。しかし裁判では少女の証言が百パーセント認められた。私は控訴棄却を望んでいる」。
 「こうした事件が繰り返されるのは戦後一貫して米軍基地が沖縄にあることだ。こうした事件が起こらないためにはすべての米軍基地を撤去すること、それ以外に再発防止はかなわない。日本政府に具体策を求めていきたい。みなさんの力が必要だし、共に闘っていきたい」。
 続いて、沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会、平和を実現するキリスト者平和ネット、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの三団体が防衛省に申し入れ行動を行った。
 南部の会は「大浦湾の自然環境を破壊し、民意を踏みにじる『敷砂』の作業着手に抗議し、直ちに辺野古新基地建設を断念せよ」として、次のような要求をした。
1、沖縄県の年間海砂採取量の3~5倍も使う環境破壊の大浦湾の工事は断念せよ
2、南西諸島での巨大地震の可能性もあり、活断層・軟弱地盤の上に基地建設はあり得ない
3、新基地建設反対は沖縄の民意である。これ以上の基地を沖縄に押し付けるな
4、NGOが「希望の海」と認定している生物多様性の大浦湾の環境破壊はやめるべきである
5、戦争のための基地はいらない! 沖縄の自治権を奪うな!
 最後に、本格的な大浦湾の埋め立て工事の開始に対して、首都圏でも行動を起こしていくことを確認して、行動を終えた。次回は2月3日(月)午後6時半から。   
        (M) 
 
 

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