3・3辺野古実、防衛省申し入れ行動

安房で辺野古で続く抗議行動

 【東京】3月3日午後6時半から、辺野古に基地を作らせない実行委の呼びかけにより、月例の防衛省申し入れ行動が行われた。この日は朝から冷たい雨が降り、夕方には底冷えする寒さの中での行動であった。
 沖縄から電話で、照屋さんが訴えた。照屋さんはうるま市民の宮城島の土砂搬出阻止行動をやっている。毎週の辺野古ゲート前抗議行動にも参加してリーダーとして取り組んでいる。
 「皆さんの月一回の防衛省行動は効果的だと思う、感謝している」と最初に発言した。
 そして、「辺野古で土曜日に月一で行動している。560人が集まった。土砂が搬入され、座り込みが始まって3891日になる。去年の6月28日に、安和桟橋で死亡事故が起きた。しかし、その事故原因をいまだに警察は発表していない。交通事故で相手が死んだら現行犯逮捕だ。それがまだ逮捕されていない。重傷を負った女性には事故原因が分からないということで 補償も何もない」。
 「一方で機動隊と防衛局の職員が突っ立って抗議行動をするとほとんどさせない。塩川もそうだ。しかし、これに負けずに抗議行動を続けている」。
 「辺野古のゲート前でも、抗議行動を続けている。多い時には一回で200台のトラックが入る。だからといって辺野古の工事は進んでいるかと言うと、護岸工事の杭を打っているが杭だけでも千本打たなければいけない。千本打つためだけでも9年かかる。6年間で16%しか埋めていない。完成するには31年くらいかかる。最終的には埋め立て予算が2兆5千億円もかかる可能性がある」。
 「うるま市の宮城島という小さな離島がある。山をぶっ壊して、土砂を運んでいる。一日に百台ぐらい出ている。その阻止行動も一生懸命やっている。2月22日に、沖縄と連帯する基地反対の連絡会が結成した。東京の仲間とも連帯してやっていきたい」。

大軍拡予算を許さないぞ

 池田五律さん(大軍拡と基地強化にNO!アクション2024)が軍事予算がほとんど論議もされることなく、国会を通されるようとしていることを批判し、3月9日に防衛省への抗議行動、その後反基地運動交流会を行うと報告した。
 次に、実行委の中村さんが、「海上行動の継続のためのカンパのお願い」(ヘリ基地反対協・海上行動チーム)、「海上行動での運動をすすめる船、台車、車等の老朽化が著しく200万円の費用が必要となっている」とその趣旨を説明して、カンパを訴えた。
 沖縄一坪反戦地主会・関東ブロックが、3月9日の総会の後、高良沙哉さん(沖縄大学教授)による米兵による沖縄女性への性暴力を批判する講演会の案内を行った。最後に、日音響の奏でる闘う沖縄の歌をみんなで防衛省にぶつけて行動を終えた。       (M)

週刊かけはし

購読料
《開封》1部:3ヶ月5,064円、6ヶ月 10,128円 ※3部以上は送料当社負担
《密封》1部:3ヶ月6,088円
《手渡》1部:1ヶ月 1,520円、3ヶ月 4,560円
《購読料・新時代社直送》
振替口座 00860-4-156009  新時代社