5・9郡山メーデー

「ここから」を上映
関西生コン女性組合員の闘いを描いた

 【福島】今年の「働く者の権利を守るメーデー集会」は、関西生コン労組へのすさまじい弾圧と闘ってきた女性組合員を描いた映画「ここから」上映と闘いの報告だった。映画は、荒木さんをはじめ組合員の日常の姿、差別、弾圧に負けず闘う動き、発言を淡々と追ったものだ。報告には映画の主人公、荒木聖子さんと全日建運輸連帯の小谷野委員長が立った。

全日建運輸連帯が不屈の闘いを報告

 80人にも及ぶ逮捕者、長期勾留、殺人事件並みの懲役10年求刑など今日の労働運動事件ではまれにみる弾圧はなぜ、どのように行われたのか。小谷野委員長は次のように語った。
 警察と検察そして裁判所は、この労働組合の活動を憲法28条に保障された活動としてではなく、恐喝行為とし、暴力団工藤会対策に学んで組合の壊滅をめざすという方針で取り組んできた。産業別労働組合についての理解は全くなかった。現場では経営者団体が民族排外主義団体に金を出して反組合活動をやらせた。SNS、Yоu Tubeを使っての社会的アナウンスが成功し、「関西生コン労組はやりすぎ」のイメージが広げられ被害と加害の関係が逆転させられた。
 昨年来の兵庫県知事選挙での斎藤陣営、N国党立花らのデマ宣伝手法の走りだった。そんな中で、団体交渉や保育園申込に必要な証明書の要求というようなことが恐喝・強要行為とされ、長期拘留や懲役10年求刑などというとんでもない攻撃が行われた。しかし、大量の組合脱退が出るなど本当に苦しい中でも屈することなく闘い続けた結果、逆転無罪判決が相次いで出され、国会内でも産別組合の団結権が議論に上がるなど情勢は変化しつつある。

労組に加入しストライキが当たり前の運動を

 映画の主人公の荒木さんは、生理休暇など基本的権利も労働組合に加入し声を上げたことで取れた、職場では朝のあいさつ代わりに男性が女性労働者のおしりを触るなどセクハラ行為の横行もなくせた、組合の活動で収入も大きく増え家を建てることもできた、ストライキが当たり前の運動を続けていきたいし、子どもたちにも伝えたい、と語った。
 小谷野さんは、会場からの意見・質問に答える形で、現在の政権は自民・国民の大企業政権である。労働者は自己責任論で委縮させられてきたが、コメ供給、下水、道路、橋の劣化など社会の基礎的インフラが崩壊しつつある中で、「派遣切り」の時のように、今まで通りではない運動の形成のために小さな組合の大同団結を進めたいと表明した。
 討論・交流の中では、労働組合活動の困難が続く中で、いかにして組合員を増やしていくのかなどの率直な取り組み・経験交流が行われた。    (世田達)

映画の主人公・荒木聖子さんが発言(5.9)

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