「蝉しぐれのなかで」
コラム「架橋」
8月15日、青空が拡がる夏空の下、今年もお墓詣りに出かけました。今日は、81回目の敗戦記念日。寺の入口に立つ白い木塔には「世界が平和でありますように」と記されている。このお寺に葬られている戦争犠牲者を知ることはないが、木塔の文字から想像するにその多さと共に、心底からの遺族の願いを物語っていると墓参の度に感じている。せみ時雨のなか手を合わせる。
自宅で本を整理していたら、ポロっと落ちた一枚の紙片。「日本國憲法」印字の後に「勅語、前文を含め憲法第一条から第百三條」まで印刷してあった。《「日本國憲法」昭和二十一年十一月宮城縣社會教育協會發行》とある。
印字ムラや判読不明等、当時の状況下で早く「新憲法」を届けたい思いを見る。「日本國民は、みづから進んで戦争を放棄し、全世界に、正義と秩序とを基調とする永遠の平和が實現することを念願し、常に基本的人権を尊重し、民主主義に基づいて國政を運営することを、ここに明らかに定めたのである」と「勅語」は記す。
高市政権の「戦争する国できる国」は、まず、国家第一の気運醸成。国旗損壊罪法は曖昧模糊が「胆」だ。〈5段階の愛国心レベル〉高市モデル最新AIが判定する社会?
「場合によっては血を流していただく」と自民党議員(どの場合?)、「核兵器のタブー無き議論」と防衛大臣、非核三原則の見直し、安保3文書改定から核兵器保有まで騒ぎ立て国民の不安を掻き立てる。
彼らの論法は断定的に!短く、強く言い放つ!「これしかないんだ!」と。内容でなく言い切ること!。戦争を知らない世代が政権の中枢になることの「危険」を予言した亡き首相がいた。
地元での「国政報告&クロストーク集会」14歳中学生が「友人と話をしていると排外主義を煽っている党を支持すると言う声が少なくない。日本共産党や立憲民主党等まともな野党に頑張っていただきたい」と。
国会前では17歳高校生が「でっかい人権を持っている17歳です。大人になることを怖がらせないでください」と。
平和を願う人々の連帯を!と蝉時雨のなか一歩、82年目に足を踏み出した。 (朝田)

