市民は黙れ、自衛隊のお通りだ!
コラム「架橋」
2025年8月6日早朝の宮古島、朝焼けに染まる「いらぶ大橋海の家」の駐車場に、戦闘服姿で夜間行軍訓練をする宮古島駐屯地の自衛隊の部隊が入ってきた。
陸自宮古島駐屯地の開設にあたって、沖縄防衛局は基地外での訓練はしないと住民と約束した。にもかかわらず、自衛隊は公道を使った訓練を頻繁に繰り返している。
駐車場には軍事訓練の監視活動のため、清水早子さんと上里清美さんがいた。三々五々休憩する隊員たちに、マイクで清水さんが語り掛ける。「皆さん、おはようございます。素晴らしいご来光ですね。でも、私たちは残念です」と。
すると突然、陸自宮古島駐屯地の比嘉隼人司令が二人に激しく詰め寄り、「許可を取っているんですか」「われわれはとっているんですよ」「許可をとれ、早くとってこい」などと怒鳴りつける。
二人は小柄な女性、比嘉指令は壮年の頑健な体格の自衛官、マイクを持つ清水さんは怒声を浴びせられ、詰め寄られた時、「私には身体反応が起こり、発声そのものを失ったのだと思います」と語っている。
ちなみに、「海の家」を管轄する宮古土木事務所によれば、「駐車場の使用に許可申請は不要であり」、また、「その日、自衛隊からの許可申請もなかった」そうである。
二人の宮古島駐屯地に対する抗議に対して、当時の中谷防衛相は「市民による拡声器を用いた妨害活動、宮古島での過度な抗議」と開き直り、比嘉指令を処分するどころか、陸上幕僚監部へと栄転させ、抗議する市民から隔離してしまったのである。
現在、二人は比嘉元指令を強要罪で告発し、同時に、比嘉元指令と国を相手に損害賠償請求を行っている。刑事告発は一応受理されたが、今後の展開は予断を許さない。賠償請求訴訟は6月9日に那覇地裁で第一回口頭弁論が行われ、第二回公判は8月18日である。「かけはし」読者の多大な支援を!
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