「わっしょい!わっしょい!」

コラム「架橋」

 ドンドン!ぴっぴっ! わっしょい‼ ドンドン!・・・ 青い法被にキリリ鉢巻きの子どもたちの元気な声が夏空に響く。近所の保育所恒例の夏祭り!ベランダから覗くと、掛け声に合わせ団扇を振り振り大好きなアンパンマンミュージアムへの道を行進中。
 「政治の役割は二つあります。一つは国民を飢えさせないこと、安全な食べ物を食べさせること。もう一つは・・これは最も大事です。絶対に戦争をしないこと」。
 この町出身の菅原文太さんが2014年沖縄知事選応援で発した言葉だ。
 10年が過ぎたが、むしろ世の中を不安が覆っている気がする。備蓄米を買うために深夜から人が並び、7月は2千品目以上の食品値上げと、その後も物価値上げが目白押し。実質賃金は低下の一途を辿り生活苦が拡がっている。
 「節約するにも食料品では限界がある。・・・贅沢したいわけではない。雨露しのげるところに住んで、三度の食事ができること。これは政治の基本ではないだろうか・・・生きる基本である食べることを軽く見るような現政権に疑問を感じる」と庶民が放つ怒りの声。汗水たらして作り出してきた「富」は一体全体どこに消えたというのだ‼
 そして、この瞬間にもガザでは多くの民衆の命が奪われている。「米国偽善団体」の食料配布、「警備」と称しイスラエル軍は無防備で飢餓状態の民衆を撃ち殺している。ロシア プーチンの理不尽なウクライナ侵攻にたいし抵抗するウクライナ民衆に屈服を迫る米国 トランプ。こんな不条理を許してしまう「国際社会」とは何なのか?
 「われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有する」(日本国憲法前文より)。
 このコラムを目にする頃は参院選の結果も見える頃でしょう。一人一人の「命」が大切にされ、世界中の人々が連帯し共に生きる社会への道は見えるのか・・遠くで子どもたちの元気なワッショイ!ワッショイ!の声が響く。
(朝田)