値上げ、見切り品。そしてフィッシング詐欺

コラム「架橋」

 昨日、車の冬タイヤを夏タイヤに交換するため、いつものカー用品店に出かけた。そこでまず目に飛び込んで来たのは、タイヤ交換値上げのお知らせ。さて前の時はいくらだったかと思案したが、8カか月も前のことなので記憶にない。
 さて、予約票を持って前払いすると、なんと全部で2万6400円也。2万円以内で収まると思っていたのでその内訳を訪ねるとこうだ。交換工賃5500円。タイヤ保管基本料金3300円。そして保管料金が8カ月で1万7600円ときた。
こう考えると雪国ではないので冬タイヤを使用するのはたったの4カ月。しかも、ボクが住んでいる所で雪が降るのは年に1回あるかどうかだ。昨今の経済状況の中でこの出費は大きかった。だが、雪国に住む人たちの苦労を思えば過小な金額である。しかし小心なボクは、店に何パーセントの値上げかは聞かずじまいだった。
 逆に2日に一度、必ず行くのはスーパーマーケットである。食料はそれこそ生活の根幹である。しかし、ここでも値上げの波はおさまらない。1日の食費は1000円以内と決めているが、その他に生活必需品はたくさんある。トイレットペーパーだ、シャンプーだと際限が無い。同じ低価格の商品を探すのだが気づかないうちに値上げしている。特に天候に左右される野菜類の価格を見るとおいそれと手を出せず、まずはフードロスコーナーや見切り品のシールが貼られた物を優先する習慣が身についてしまった。長ネギが3本で190円。食料の優等生だった卵も高くなった。
 年金とわずかな給料を思えばこれも仕方がなかろう。加えて言えば、もう何年も夜の巷に出かけなくなった。呑んでも家でつまみを作ってひとり呑みである。呑みすぎて路上に倒れ救急車に乗ったのも一度ではないからだ。
 そんな中、メールで届いたポイント還元という甘言にだまされ、カード2枚がフィッシング詐欺に引っかかってしまった。差出人は、AmazonとJR。慌ててカードの停止と再発行の手続きを取ったのはいうまでもない。そして弟にはこっぴどく叱られた。「メールで金がもらえることは絶対にない」と。(雨)