トランプとネタニヤフは中東・世界人民にとって不倶戴天の敵である! イランに手を出すな!
2025年6月26日
第四インターナショナル執行ビューロー
イランを攻撃した2日後の6月24日、トランプはイランとイスラエルを停戦させたと大々的に発表し、自分の攻撃がイランの核能力を破壊したことで、平和への扉を開いたと主張した。その後の数時間は、この停戦の不安定さと、盟友であるイスラエルに対するトランプの力の限界を示した。いずれにせよ、トランプは依然として戦争挑発者であり、破壊的勢力なのであり、平和的勢力などではないのである。
イスラエルの攻撃から10日後にイランを攻撃し空爆することで、トランプは人類を殺人的暴力へと引き入れ、すでにネタニヤフが引き金を引いた暴力を増幅させた。トランプは、好きなときに好きな場所で好きな相手を攻撃できるとのだと装う軍事力を確認するためだけに、主権国家とその住民を攻撃する権利、子どもや大人を殺傷する権利があると考えたのである。
ネタニヤフは、パレスチナ人民に対するジェノサイドにトランプから全面的な支持を受けて、レバノンやシリアへの爆撃を平然とおこない、自らの政府による植民地主義的・人種至上主義的政策を追求してきた。イランへの意図的な攻撃は、パレスチナ人民をはじめとするこの地域のすべての人民に対するイスラエル国家の侵略の強化を目的としたものであり、ほとんどのアラブ諸国政府はこれを黙認し、欧米の指導者たちからは積極的な支持を受けている。
イスラエル政府は、アメリカを含む欧米諸国と[イラン]イスラム共和国との間で進められていた交渉において、イランと核合意する可能性をすべて潰したかったのである。イスラエルの目的は、イスラム共和国に先んじてイランの核開発を阻止することであり、シオニスト国家が中東の支配者であると自己主張し、ウラン濃縮と核兵器の権利を保持できるようにすることなのである。
この核問題の背後には、ネタニヤフが、ガザ地区とヨルダン川西岸地域の併合とパレスチナ住民の追放という彼の計画を自由に実行したいということがあり、彼はこの犯罪的計画に反対する国内の声だけでなく、世界中で活発化する大量虐殺に反対する民衆の動員をも沈黙させようとしているのだ。
トランプ政権もまた、アメリカの経済的優位が揺らいでいるときに、国連やNATO、さらにはアメリカ議会から邪魔されないで、いつでもどこでも攻撃できる能力を通して、軍事力を再強化したいと考えている。社会的攻撃や予算削減を通じて、アメリカを経済不況に陥れつつあるこの政権にとって、戦争や戦争の脅しは、軍国主義政策を押し付けることによって国民を黙らせるためのイデオロギー的武器となっている。これは新たなエスカレーションであり、世界中のすべての人民にとっての脅威である。われわれは、アメリカ国内や全世界での動員によって、彼を止める必要がある。こうした狙いは、ネタニヤフが狙うものと同様に犯罪的である。
イスラム共和国の独裁体制が始まって以降、イラン人民は社会的・民主的権利のために何度も動員の機会を追求してきた。最近では「女性・命・自由」運動もそのひとつである。イスラエルとアメリカによる攻撃は、生活条件を悪化させ、数百人の死者と数千人の負傷者を出し、経済および国民の生活条件の破壊の一因となり、政権の抑圧的政策をより強硬なものとした。エビン刑務所への爆撃は、そこに収容されている政治犯への攻撃であり、同じように都市部への爆撃は住民への攻撃なのである。
われわれは、独裁体制に対する抵抗においても、外国の軍事的侵略から解放されて生きる権利においても、断固としてイラン人民とともにある。戦争や空爆によってイランの国や体制を破壊することに関心を持つのは、革命防衛隊や旧君主主義者の中ですでに欧米政府と手を結んでいる反動勢力だけだろう。彼らはそれを全く同じように抑圧的で反民主主義的な体制-欧米諸国と同盟関係にあるという点では違っているが-で置き換えようとしているのである。最近の戦争は、アメリカとその同盟国がイラクやアフガニスタンで遂行した戦争のように、常に人道的・政治的な大災厄という結果で終わっていた。
イスラム共和国の打倒は、イラン人民自らがおこなうものであり、人民にとって同じように危険な体制の軍事行動によるものではない。核施設への爆撃は、住民と環境に甚大な被害をもたらす危険性がある。
*イスラエルとアメリカによる侵略の停止を。
*地域的エスカレーションの即時停止を。
*イランの人権擁護活動家との政治的連帯、および政治犯との連帯を。
*独裁体制に反対するイラン人民との連帯を。
われわれは、数カ月間にわたって要求してきた次のことを引き続き要求する。
*イスラエルへの制裁をただちにおこなえ。
*イスラエルとのすべての武器取引を即時停止せよ。
*パレスチナにおけるジェノサイドを止めるための世界的な動員を。

