高市首相の二枚舌

コラム「架橋」

 降り続く雪のなか、生活や移動も不便ななか突然の解散総選挙。想像を超える雪との格闘の様子を友人から聞く。雪下ろし中に命を失う方も多く、住民や職員の苦労はいかばかりか・・・「これから私は、ちゃんと謙虚にやってまいります」総裁就任時の言葉だ。
 トランプ大統領訪日時に軍艦上で「ぴょんぴょん イエー!」とこ踊りする姿に呆れかえったのは、私ばかりでない。トランプは「取引」という名の「服従」を迫り、意に従わなければ武力行使もする。
 年明け、トランプによるベネズエラへの武力攻撃と大統領の拉致という事態に、高市首相は、国際法による「いかなる国の力による現状変更も認めない」という立場を全く表明せず、米国の言いなりの姿を露呈した。
 突然!「私がセンターになってもいいですか!」エッ⁈「高市早苗が総理大臣(センター)でよいのか国民の皆様(押し選挙)で決めて!」と言う。
 860億かけて「自民・維新の与党で過半数」という摩訶不思議(議席3増)な目標。「私のやりたいようにやる」ための「白紙委任選挙」と言う姑息さなのだ。
 欠片も知らぬ国民に「国論を二分する大胆な政策」とは? 旧統一教会や裏金議員、差別排外主義者、「国保逃れ」の維新議員。権力に群がりボロ儲けを企む資本家と政治家の蜜月。
 2024年米国公開の映画で「政治家のことは誰より知っている。賢いのは一握りで残りはバカだ。俺はバカな政治家に金を出し動かす立場だ」(ドナルド・トランプ『アブレンティス(見習い):ドナルド・トランプの創り方」より)。
 彼は「政治家」でも何でもない「野心家」なのだ。1月27日地方応援演説の場で「自民と維新で過半数割れしたら、私は総理大臣をやめるという約束をした。でも続けさせてください」と! これが本音だ。
 雪害で苦しむ国民の「投票権」を阻害する真冬の短期日程の総選挙。国民の生活の現実に目を背ける首相の決め台詞は「そんなことよりも・・」だ。
 詭弁を弄し国民を愚弄する高市首相に国の政治を任すわけにはいかないのだ。 (朝田)